2018年04月18日
訪問販売で年収1000万以上稼いできた方法(その9)
ターゲットにするお客の選別方法
次にお客の選別方法ですが、まず家の入口にある表札を見ます。
表札に苗字しか書いてない家は未亡人か女性一人暮らしの家が多いのです。
また、表札が古くなり、文字が薄く読めなかったりしているのも
狙われます。表札のないお客も同じです。
表札はついているが、にわか作りのものやボールペンで書いたもの
なども絶好の標的にされます。
人間性がしっかりしていない、いい加減、金銭感覚が甘い、だらしない
という風に見られます。
このようなお客はお金の管理においても、いい加減です。
玄関にたまに「訪問販売お断り」というシールが貼ってあるのを
見かけますが僕たちは、これはラッキーと見ます。
なぜならばこのお客は、過去に訪問販売で何かトラブルに遭った
ことがある、訪問販売に弱いお客ということの察しがつくからです。
一回トラブルにあったお客は、また同じことを繰り返す可能性が
非常に高いからです。
また、玄関を開けた時に、女物の履物しか見当たらない、男物がない、
履物が少ない場合などは女性一人暮らし、または住人が少ない
ということがわかります。
一人暮らし、同居人が少ないということは、決定権で相談する人が
少ないので契約も簡単に出来るお客ということになります。
続けてお客の人間性ですが、
基本的に人のいいお客がターゲットになります。
ある宗教団体のお客は人がいいので、結構多くの契約を取っていました。
人のいいお客は簡単に玄関を開けてくれます。
人を疑おうとしません。
アプローチをかけると簡単に話を聞いてくれます。
このようなお客は訪問販売業者の絶好のお客になります。
訪問販売業界の異端な人間たち
訪問販売業界で働いている人間は一般会社のサリーマンと大きく
異なります。
なので、一般のサラリーマンからの転職はなかなか難しいところが
あります。いままで相当な多くの元サラリーマンが入ってきましたが
そのほとんどはすぐに辞めていきました。
ただし、前職が訪問販売系の経験者はよく続いていました。
問題の多い訪販会社からの転職者ほど長続きしていました。
僕の周囲にもいろいろな業種の訪問販売の経験者が沢山いました。
その様な環境の中で、事あるたびに他の訪問販売会社の
営業スタイルの話を聞くことが出来ました。
訪販業界は特殊な業界であり実績あるのみです。
売り上げがないことには給料はもらえません。
会社での存在感もなくなります。
そして成績が悪いと、毎日怒鳴られます。
これが1週間も続くとほとんどそれに耐えられなくなり辞めていきます。
なので、みんな自分のことで一生懸命です。
他人のことなど眼中にありません。
僕は最初このような社風に、なかなかなじめず、
一緒についていけませんでしたが、
お金のためにと考え、割りきって、成績を伸ばしてきました。
極端に言うと、一般の会社では通用しない人間の集まりです。
集団生活になじめず自分一人主義の考え方の人間に向いています。
いうなれば自己中心の個人主義の人間達です。
一般社会で一番嫌われる人間です。
営業マンは基本的には会社員としての協調意識を持ちながら
行動は個人社長という考え方です。
常に自分の成績だけを考えています。
自分の成績のことに関しては何でもありの世界です。
仲間内の営業マン曰くこの業界はある血液型の人間が合っていると
言っていました。
確かに調べてみると僕の周りの営業マンは9割がその血液型でした。
ちなみに僕は一般的な一番多い血液型ですが順応するように
努力していました。
異業種からの参入の方もやる気さえあればやっていけます。
会社組織ですので営業部員は協調性を前面によそおっていますが
実態は全く違います。
またこの業界は遊び人の多いのも特筆されます。
昼休みの休憩など、たまにみんなと一緒になった時など
いろいろな話題がでます。
その中で出てくるのが、必ず営業部員の女性問題です。
一例をあげると、ある次長は何人かの女性と結婚約束をしていい
仲になり、二人で一緒に入籍届を市役所で日曜日でも受理して
いることを悪用して(守衛が受理してくれます)
提出に行き、翌、月曜日に一人で取り下げに行っていました。
相手の女性は知らないのでその後の別れ話の時に驚くことになります。
また、ある上司は東北地方の大都市の看護師といい仲になり、
子供をもうけました。
ある日その上司の持っていた本に挟んであった写真を見る機会があり、
その写真の裏を見たら「この子のために頑張ってください」などと、
けなげにボールペンで書いてありました。
そこには子供を抱いた女性の写真が写っていました。
その上司は本社勤務でしたが、もちろん本人は結婚する気はないので
その後のことはどうなったかわかりません。
また、関東のT営業所の若い社員は契約したお客様の奥さんといい
仲になり、さらに娘さんにまで手を出してしまいました。
それが奥さんにばれて出入り禁止になり、契約そのものも
遡ってキャンセルになりました。
また、ある月末の営業場所での出来事です。
ある若手営業マンが係長になるための契約本数が1本足らずに
次長にお願いをしていました。
「1本契約を回してください」とのお願いでした。
次長は固定給ですが、たまに現場に出て営業をします。そうすると
契約本数もそれなりにあがっています。
その日は次長も1本、契約していました。
そしてそこで出てきた次長の条件が「俺の○○○○をなめろ」
ということでした。
その若手営業マンはすぐにそれを実行し、その日次長が契約した
1本を譲ってもらいました。
結果、その月に係長になるための契約本数をクリアし
見事係長に昇格しました。
昇格条件は営業マンの人間性、社会性、人柄に関係なくすべてが
営業成績だけだからです。
また、S営業所の僕と同期の社員はある日、全社の個人成績表を
見ていたら同期の社員の名前がリストにありません。
その社員は以前、新聞社勤めで真面目な人間でした。
入社時からいい成績でいつも成績上位に名前が挙がっていました。
理由を聞いてみたところ、営業中の公園で女児に悪戯をして
逮捕されたとのことでした。
これらはほんの一例ですが、僕の訪問販売会社ではこのようなことが
結構多く起きていました。
こちらは「訪問販売で1000万稼ぐ裏ワザ」の
E−bookです。
それではこの続きは次回紹介いたします。
次回は「高松営業所での出来事」を報告致します。
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