うつ病は一生のうちで15人に1人つまり、人口の7%が罹患する病気である。
その原因がなんと遺伝子の要素が少なく、ヒトヘルペスウイルスが原因の可能性が高いという最新の研究成果である。
ーーーーー以下、デイリー新潮の記事を抜粋ーーーーーー
今年6月に東京慈恵会医大の研究チームは、体内の「ヒトヘルペスウイルス」が唾液を介して口から鼻に逆流し、
脳に感染すると特定のたんぱく質が作られることを発見したそうだ。
さらに、このたんぱく質を持つ人が、持たない人に比べて12倍以上もうつ病に罹りやすいという結果も得られたのである。
ここから、今回の発見へと繋がっていく。冒頭で触れた通り、近藤教授はヒトヘルペスウイルス自体がうつ病の原因となる可能性を解き明かした。中でも、うつ病と関わってくるのは「HHV-6B」だという。
「今から10年前は、多くの研究者がうつ病の原因遺伝子は必ずヒトの遺伝子から見つかるものだと考えていました。
ところが遺伝子を全部調べても、うつ病の原因遺伝子は見つからなかった。
そこで遺伝子ではなくウイルスに着目したところ、実に興味深い事実が判明したのです」
潜伏感染中のHHV-6が体内の疲労因子に反応して増え出し、唾液中に出現するのは先述の通りだが、
「HHV-6は口腔からさらに鼻へと遡り、脳の中でにおいを司る嗅球(きゅうきゅう)という部位に感染します。
ここでHHV-6は『SITH-1(シスワン)』というたんぱく質を産出するのですが、
このSITH-1は細胞内のたんぱく質『CAML』と反応して活性化し、嗅球内にカルシウムを流入させます。
その結果、嗅球の脳細胞は死んでしまうのです」
嗅球は、脳の記憶を司る海馬とも密接に結びついており、
「嗅球の脳細胞が死ぬと、つながりのある海馬も多大な影響を受け、脳のストレス応答が高ぶることでうつ病に罹りやすくなるのです。
ストレスがどのようにうつ病を引き起こすのかはいまだ謎の部分が多いのですが、脳の神経を障害してうつ病を引き起こすと考えられています」
「実際に今回の研究では、SITH-1陽性者は陰性者に比べて12・2倍もうつ病に罹りやすく、
またSITH-1の影響でうつ病になった人は患者全体の79・8%にも及ぶという結果が得られました。
遺伝子研究では、比率が1・2〜1・5倍程度でも関係があると見なされます。
その中で12・2倍という数字は突出しており、うつ病の主な原因の一つであると考えてよいと思います」
「SITH-1を防ぐ薬の開発については、もう少し時間が必要だと考えています。
というのも、口から鼻に逆流し、最終的に嗅球へと到達するHHVをどこでブロックするかが難しい。
嗅球にたどり着く前に止めるのであれば、薬をずっと飲み続けなければならなくなります。
となると、嗅球に感染しても脳細胞が死なないような薬が作れればいいのですが……」
ーーーーー引用終わりーーーーーーーー
ほぼ引用記事になりました。
すみませんでした。
誰かの役に立てばという思いで引用しました。
うつ病発症に嗅球と海馬のダメージが関係ということで、海馬は記憶を司る脳であるため、
うつ病になると悪夢が増えるといいますが、眠っている間に海馬が過敏に活動することで悪夢を見るのかもしれないと思いました。
うつ病は中途覚醒や早朝覚醒が多いと言いますが、眠っている間に海馬の神経が過剰興奮するために目が覚めてしまうのかもしれません。
記憶に関係する海馬が過敏になるためと自己防衛の偏桃体とも神経の連絡があるために、
うつ病になると過去の失敗や嫌だった記憶、苦痛体験などが勝手に甦って頭に浮かんでくることも考えられる。
それと脳の一部がダメージを受けるために、神経成長因子など神経を修復するタンパク質など
薬だけでなく食べ物での栄養素でうつ病を改善することも可能ではと考えられます。
いや薬だけでなく、食事での必要な栄養素や代謝や免疫力を高める運動、疲労物質の消散のための良質な睡眠が重要と考えられ、
深い眠りのためには適度な運動が必要であり、適度な運動でウイルスへの抵抗性を高め
浅い眠りや短時間睡眠などの睡眠不足や神経の疲労がヒトヘルペスウイルスへの抵抗力を低下させ、うつ病発症の契機になると思われる。
うつ病も一種の過敏症だと考えられる。
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