うつ病や不安障害などのメンタル疾患と病前性格に大きな関係があるといわれている。
その臨床での理論は私も同感だ。
その病前性格とは
完全主義、小さいことが気になる性格
真面目、几帳面
繊細で動揺しやすい感情
誠実で責任感が強い
相手のことを考えすぎる
これらの性格は仕事をするうえで、また人と上手にコミュニケーションを図るうえで大切な性格だ。
私は上記の性格の8割くらいが当てはまっていた。
しかし、病気になってから、ネットで色々調べて、自分の性格に原因があることに気が付き少しづつ変えていった。
すると、不安になったり緊張感が強くなって恐怖感が出たりイライラがだいぶ減って、
今は普通に生活も仕事もできるようになった。
最も悪かった性格は完全主義で、それは自分の認知の過ちであることに気が付き
以前は自分が納得するまで10割できないと納得しない性格を
完全主義が病気の原因であることを知ってから、なるべく8割程度で満足するようにした。
完璧だと思えなくとも8割程度が最高だと考え、これで十分と言い聞かせるようにした。
それがよかったのだと思う。
日本にはいことわざがある。
食事も腹8分目とか よいあんばいとか 加減をしてぎっちぎちまでやらないことが最善であるのだ。
リハビリや中高年の運動不足でも運動しすぎのオーバーワークでかえって足や関節や筋肉を酷使しすぎて
健康のために行った行為が取り返しのつかない慢性関節痛の原因になることがある。
マラソンなど激しい運動で心筋梗塞などで突然死する中高年が増加している。
完全主義の認知の過ちは自分が完璧だと思っても、相手からすれば完璧でないのだ。
例えば、自分からすればこのようにすればもっと相手が喜ぶだろう、満足するだろうなどと考えて
仕事や交友をしても、人というの人それぞれ自分と価値感や感覚が違うから
自分の感覚や価値観で完璧だと思った行為が実は相手にとって完璧なサービスや対応でないことが多いのだ。
自分が相手にしたことが完璧だと思っているのは自分が勝手に思いこんでいる自己満足の幻想にすぎないのだ。
それは相手を満足させるためではなく、自分が満足納得するために行っている完全であり、
相手のためではなく自分のために行っている満足行為であるのだ。
大げさに言えば、自分の思い込みによる自己満足のための完全主義であるのだ。
そのことに気が付いたとき、自分の完全主義の誤った認知に気が付いた。
それで不安も、イライラもしなくなっていった。
そういえば自分でも完全主義を追い求めることが誤っていると気が付いた事例がある。
うまい食べ物を作る番組などで、そこまでやらなくてもよいのではと思うことがよくある。
あまりこだわりすぎる人を見ると、そんな完全主義は顧客が求めていないと思うし、
顧客に余計な精神的な負担をかけることになる。
顧客は度が過ぎたサービスに逆に負担を感じたり、本当にこの金額で採算がとれるのかと心配させたりさせてしまう。
だから、自分が完璧だと思う過剰なこだわりなど、自分が納得するまで行う仕事やサービスはほどほどにすべきだと思う。
私は現在60歳前の中高年だが、いままで、真面目に一生懸命生きてきた。
だから、今からは少し適当に生きようと小さいことは気にせず楽観主義を考えるようにしている。
あと数年で安い年金だが年金暮らしができるから、それまで、適当に働いて安い賃金で満足しようと思っている。
そのような考え方がメンタル疾患を治すうえで大切だと思う。
完全主義と小さいことにこだわる性格はよくない性格だと思う。
その性格は仕事では特に悪い性格で自己満足のための性格だと思う。
部下や周囲が完璧にミスなく仕事をしないとイライラすると思う。
その完全主義を周囲に押し付けることは周囲へ人への迷惑になると思う。
特に仕事では、完全にこだわることは自己満足や自分の周囲への自己顕示欲のためでもあり
それは部下や周囲への負担をかけることになることが多々あると思う。
人生やるところまでやったら、それで満足でよいのだ。
世界中で完璧な人生や結果を出せる人はほぼいないだろう。
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