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2017年07月06日
こんなはずでは〜(TT) のんのん、バチが当たる 〜 イギリスからデンマーク・オーフスへ 〜
2007年5月28日(月)
この日の予定は、イギリススタンステッド(STN)空港からデンマーク、ユラン半島のオーフス空港に向けて朝7時25分発の飛行機に乗って、10時5分に到着というものだった。
出発の40分前までにチェックイン・・・ということは、6時45分がタイムリミット。
少なくとも6時半には着きたかった。
しかしロンドンから空港まではけっこう遠く、約2時間くらいは見ておかないといけない。
そうなると4時台のバスには乗らなければ・・・と、逆算して4時くらいにハイストリートケンジントンの地下鉄の駅に向かった。
天気は、前日からの雨が止まず、どしゃぶり・・・持ってきていたカサは、10日前に入った中華料理のお店に忘れてきてしまったので、仕方なくカッパを着て、荷物にはゴミ用の大きな袋をもらって、例によって朝食のパックをもらって、暗い中の出発だったが、気分的にはそう悪いわけではなかった。
駅に着くと・・・なんと入り口のシャッターが閉まっている!?Σ(゚Д゚)
考えてみれば、日本でもこんな時間はまだ動いていない。
ロンドンバスが24時間だからとつい甘くみていたが・・・なんてこったいっっ
列車に乗り遅れてもなんとかなるが(前歴あり)、さすがに飛行機はまずい・・・(# ゚Д゚)
その前日・・・出会った友人との別れ際に交わした会話が頭の中に蘇った。
「STN空港の早朝便に乗るって人が、前の日から行って仮眠を取るって言ってましたよ(๑•̀ㅂ•́)و✧」
「う〜ん、でもなるべくベッドで寝たいし、1回来た場所だから大丈夫でしょ、、、(*´ω`*)」
なんてお気楽な自分・・・ヤバイよこれは・・・
パニック寸前だったが、
「いやここでパニくってはいけない・・・」と自分で自分に言い聞かせ、ひとまず周りを見渡した。
すると近くにバス停があった。バスは動いているはず・・・しかし、目的地につながるような行き先ではなさそうだった。
あちこちウロウロしたい気持ちを押さえて、しばらく待ってみると・・・15分ほどしてシャッターは開いた。
よかった〜っっ (^O^;)
しかし、時間的にすでに予定を切っている。バスに乗るつもりの駅を変更して、ちょっと高いがバスよりも早く鉄道で行けるリバプールストリート駅に向かった。
そこからなら40分で行けるから、十分間に合うはず・・・
着いてすぐ電光掲示板を見るも・・・すぐに発車する電車はなかった。 が〜ん(TT)
そこでその時間のうちにオイスターカード(デポジット式の割引カード)を処分してしまおうと、窓口に行った。
まず、空港への路線に使えるかを聞くと、予想していた通り、「ノー」。
では払い戻ししてもらえるかどうかを聞くと、「地下鉄の窓口に行ってくれ」と言われたので、行くと、カードの5ポンドと残金6ポンド、計11ポンドが戻ってきた。
カードを使い始める時点で、返ってくるのか分からなくて不安だったが、その心配は必要なかった。
なにしろ地下鉄初乗り4ポンド(約1000円)が、1.5ポンド(約280円)になるのだからかなり便利!
*2017年現在は、約2ポンドに、、、
・・・てこんなにのんびりしていて大丈夫なのかい?と思うが、ないものはないのだから仕方がない(;^ω^)
そして、着いて30分後くらいだったろうか?6時10分、ようやく空港行き列車に乗ることができた。
やきもきしながらも、とことん楽天的な私は、「出発は7時25分だから、まだ大丈夫!」と自分に言い聞かせつつ、通り過ぎる景色を見ていた。
6時50分・・・すでに規定の45分を5分過ぎて空港に到着・・・
ライアンエアーのカウンターに向かうも、既にオーフス行きは閉じられていた_| ̄|○
これはいよいよ覚悟しないと・・・しかし、ダメで元々・・・と並んでみる。
こんな時の時間はほんとに長く感じるものだった。
並ぶ人も、受付の人も殺気立っている・・・とても割って入れる雰囲気ではない。
仕方なくそのまま列の後ろにいて、順番を待ってようやく受付にたどり着いたのは、出発の10分前だった。
事情を説明すると、「今からは無理、今日の夜の便に乗ってもらうしかない」と、金額を提示された。
なんと変更料50ポンド!(約12500円)(TT)
迷ったが、やはり今日行かないと困るし、いつにしたところで、料金が下がることはない。涙をのんで、そうすることにした。
カウンターの人は、満足げな笑みを浮かべ、周りでは「ぼくはリッチじゃないから・・・」などとあからさまな皮肉が聞こえてきた。(あちらの人は日本人はみんなリッチだと思っているのだ)
なんのために、ほとんど外食もせずに節約しているのか・・・と、まったく情けない気持ちになり、友人の忠告を聞かなかった自分のお気楽さにしみじみと腹が立ち・・・滅多なことでは落ち込まない私が、この時ばかりは、ズドーンと落ち込んだ・・・。・゚・(ノД`)・゚・。
そして、たいてはすぐに立ち直るのだが、この時ばかりは、自分に罰を加えないと気持ちがおさまらなかった(-_-)/~~~ピシー!ピシー!
それで、「今日は、プチ断食デーにしよう・・・」と、持っていた朝食パックの残り以外は、ほとんど何も買わないことに決めた(; ・`д・´)
夜までの時間・・・空港近くにあるホテルのインターネットを使わせてもらって、メールを書いたり、北欧の旅の予約をしたり・・・それはそれで次につながる貴重な時間となった。
そして、夜8時・・・オーフスに向けて、出発したのだった。
ため息をつきながら・・・のイギリス出国となった。
2週間以上前に予約をすれば、へたしたら3000円くらいで目的地に行ける格安航空会社、「ライアンエアー」・・・ものはためしで使ってみたが、自分自身の予定変更や、こういった失敗などもあって、結局は追加料金が高くついた。
安さの代わりに「無理な時間帯の出発」や、「遠い空港」・・・など、あまりオススメはできない気がする。まあ、「ものは使いよう」かもしれないが・・・
はい、時が流れて客観的に見ても、、、この時はあくまで自分自身の行動が起こした事態でした( •̀ㅁ•́;)
(つづく)
ホステル、アパートメント、高級ホテル、、、国内、国外どこでも、ご予算とご要望にお応えします^^
実際の旅に役立つ情報編へは、こちら
ヨーロッパの自由学校訪問記 〜情報編〜
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この日の予定は、イギリススタンステッド(STN)空港からデンマーク、ユラン半島のオーフス空港に向けて朝7時25分発の飛行機に乗って、10時5分に到着というものだった。
出発の40分前までにチェックイン・・・ということは、6時45分がタイムリミット。
少なくとも6時半には着きたかった。
しかしロンドンから空港まではけっこう遠く、約2時間くらいは見ておかないといけない。
そうなると4時台のバスには乗らなければ・・・と、逆算して4時くらいにハイストリートケンジントンの地下鉄の駅に向かった。
天気は、前日からの雨が止まず、どしゃぶり・・・持ってきていたカサは、10日前に入った中華料理のお店に忘れてきてしまったので、仕方なくカッパを着て、荷物にはゴミ用の大きな袋をもらって、例によって朝食のパックをもらって、暗い中の出発だったが、気分的にはそう悪いわけではなかった。
駅に着くと・・・なんと入り口のシャッターが閉まっている!?Σ(゚Д゚)
考えてみれば、日本でもこんな時間はまだ動いていない。
ロンドンバスが24時間だからとつい甘くみていたが・・・なんてこったいっっ
列車に乗り遅れてもなんとかなるが(前歴あり)、さすがに飛行機はまずい・・・(# ゚Д゚)
その前日・・・出会った友人との別れ際に交わした会話が頭の中に蘇った。
「STN空港の早朝便に乗るって人が、前の日から行って仮眠を取るって言ってましたよ(๑•̀ㅂ•́)و✧」
「う〜ん、でもなるべくベッドで寝たいし、1回来た場所だから大丈夫でしょ、、、(*´ω`*)」
なんてお気楽な自分・・・ヤバイよこれは・・・
パニック寸前だったが、
「いやここでパニくってはいけない・・・」と自分で自分に言い聞かせ、ひとまず周りを見渡した。
すると近くにバス停があった。バスは動いているはず・・・しかし、目的地につながるような行き先ではなさそうだった。
あちこちウロウロしたい気持ちを押さえて、しばらく待ってみると・・・15分ほどしてシャッターは開いた。
よかった〜っっ (^O^;)
しかし、時間的にすでに予定を切っている。バスに乗るつもりの駅を変更して、ちょっと高いがバスよりも早く鉄道で行けるリバプールストリート駅に向かった。
そこからなら40分で行けるから、十分間に合うはず・・・
着いてすぐ電光掲示板を見るも・・・すぐに発車する電車はなかった。 が〜ん(TT)
そこでその時間のうちにオイスターカード(デポジット式の割引カード)を処分してしまおうと、窓口に行った。
まず、空港への路線に使えるかを聞くと、予想していた通り、「ノー」。
では払い戻ししてもらえるかどうかを聞くと、「地下鉄の窓口に行ってくれ」と言われたので、行くと、カードの5ポンドと残金6ポンド、計11ポンドが戻ってきた。
カードを使い始める時点で、返ってくるのか分からなくて不安だったが、その心配は必要なかった。
なにしろ地下鉄初乗り4ポンド(約1000円)が、1.5ポンド(約280円)になるのだからかなり便利!
*2017年現在は、約2ポンドに、、、
・・・てこんなにのんびりしていて大丈夫なのかい?と思うが、ないものはないのだから仕方がない(;^ω^)
そして、着いて30分後くらいだったろうか?6時10分、ようやく空港行き列車に乗ることができた。
やきもきしながらも、とことん楽天的な私は、「出発は7時25分だから、まだ大丈夫!」と自分に言い聞かせつつ、通り過ぎる景色を見ていた。
6時50分・・・すでに規定の45分を5分過ぎて空港に到着・・・
ライアンエアーのカウンターに向かうも、既にオーフス行きは閉じられていた_| ̄|○
これはいよいよ覚悟しないと・・・しかし、ダメで元々・・・と並んでみる。
こんな時の時間はほんとに長く感じるものだった。
並ぶ人も、受付の人も殺気立っている・・・とても割って入れる雰囲気ではない。
仕方なくそのまま列の後ろにいて、順番を待ってようやく受付にたどり着いたのは、出発の10分前だった。
事情を説明すると、「今からは無理、今日の夜の便に乗ってもらうしかない」と、金額を提示された。
なんと変更料50ポンド!(約12500円)(TT)
迷ったが、やはり今日行かないと困るし、いつにしたところで、料金が下がることはない。涙をのんで、そうすることにした。
カウンターの人は、満足げな笑みを浮かべ、周りでは「ぼくはリッチじゃないから・・・」などとあからさまな皮肉が聞こえてきた。(あちらの人は日本人はみんなリッチだと思っているのだ)
なんのために、ほとんど外食もせずに節約しているのか・・・と、まったく情けない気持ちになり、友人の忠告を聞かなかった自分のお気楽さにしみじみと腹が立ち・・・滅多なことでは落ち込まない私が、この時ばかりは、ズドーンと落ち込んだ・・・。・゚・(ノД`)・゚・。
そして、たいてはすぐに立ち直るのだが、この時ばかりは、自分に罰を加えないと気持ちがおさまらなかった(-_-)/~~~ピシー!ピシー!
それで、「今日は、プチ断食デーにしよう・・・」と、持っていた朝食パックの残り以外は、ほとんど何も買わないことに決めた(; ・`д・´)
夜までの時間・・・空港近くにあるホテルのインターネットを使わせてもらって、メールを書いたり、北欧の旅の予約をしたり・・・それはそれで次につながる貴重な時間となった。
そして、夜8時・・・オーフスに向けて、出発したのだった。
ため息をつきながら・・・のイギリス出国となった。
2週間以上前に予約をすれば、へたしたら3000円くらいで目的地に行ける格安航空会社、「ライアンエアー」・・・ものはためしで使ってみたが、自分自身の予定変更や、こういった失敗などもあって、結局は追加料金が高くついた。
安さの代わりに「無理な時間帯の出発」や、「遠い空港」・・・など、あまりオススメはできない気がする。まあ、「ものは使いよう」かもしれないが・・・
はい、時が流れて客観的に見ても、、、この時はあくまで自分自身の行動が起こした事態でした( •̀ㅁ•́;)
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2017年07月04日
「トラブルが出会いを作る?!」 〜 イギリス・ロンドンYHAホーランドパークにて
だいたい午後四時半頃、サマーヒルのあるレイストンから、例のユースホステルに戻ってきた。
帰り際に、スーパーに寄って、残っている食材との組み合わせから考えて、またもやシチューを作ることにした。
前回のメインは、サーモン。
今回は、さすがにもうイギリスにいる時間はそんなにないので、小さくて美味しいもの・・・ホタテの貝柱を選んだ。
かなり高かったが、必要なだけを秤売りで買えるからほんの少しだけをありがたく買った。
チェックインして、預かってもらっていた荷物をロッカーから出した。今回の旅は、荷物が少なかったのが本当に楽だった。(1日1ポンド=約250円)
3回目の部屋は、前回までとは違う部屋で、人数は少なくなったが、ちょっと騒々しい団体が一緒で、しかも公園の敷地にある演芸ホールのようなところから、ひっきりなしにオペラか何かの練習の演奏と声が聞こえてきた。
初めのうちは、「タダで聴けるから、これはこれでいいか」と思っていたが、しばらくすると飽きてきて、さすがに逃げ出したくなってきた。
ちょうどいいから、キッチンに行って夕食でも作ろうと、別棟のキッチンに行ってシチューを作り・・・
その隣りにある研修ルームのような場所に行って、手紙でも書こうと、買いためた絵葉書や、住所録を机の上に並べた。
そして、バックの中で何やら金属に触れたので、見てみると・・・なんとどこかの部屋のカギ!
(>_<)
・・・Ashburtonで泊ったB&Bのカギだった・・・!
一度しめだされたもんで、大事に持ち歩き過ぎたあげく、持ってきてしまったのだった。
手紙で送るしかない・・・。やれやれ(;一_一)
その部屋には、私以外にも2人ほど何か書き物をしている人がいて、1人は、小柄な英国婦人(?)、もう一人は日本人かもしれないアジア系の若い男性だった。
私は、平穏無事な時は、特に自分からは話しかけないタイプなので、この時も特に誰に話しかけることもなく、自分のやりたいことに集中していた。
するとしばらくたって、急に入り口のドアが開き、メガネをかけた体格のいい小柄な男性が英語で
「誰か日本語が話せる人はいますか?」と何か困っているという調子で言ったので、
「Yes」と返事をした。
「ちょっと通訳をしてもらいたい」ということだった。
歩きながら事情を聞くと、どうやら彼は自分の部屋に入ることができないでいて、同室の日本人男性が、部屋の中にいるのだが、カギが壊れているのか、外からはもちろん中からも開かない。
そして、どうやら中にいる日本人は英語が話せないらしく、私に彼の言いたい事を伝えてほしいというわけだった。
入り口に着くと、他にも中に入れなくて立ち往生している人がいた。
その時点で、「考えてみたらここ男性部屋だよ・・・(^^”)」とは思ったが、この場合いたしかたない。
そして、私たちの部屋は、カード式だが、この部屋だけはどうやら違うらしく、ガチャガチャと触ってみたが、びくともしない。
中に向かって、「もしも〜し、大丈夫ですか?」っと声をかけると、「あ〜日本人の方ですか?」と、若い声がする。
「ちょっと頼まれたので来たんですが、どんな感じですか?ドアのどっかに、なんか開けられそうなのってあります?」と言うと、
ずっと待っていた男性の方が、「中に、小さなピンがあるはずなんだ。それを動かせば開くはずだ」と言うので、それを伝えると・・・
「あの〜、もしかして僕が開けられないだけで、本当はカンタンに開くのかもしれないですけど・・・」と、いかにも小さくなった声がして、何だかいつもの自分のキャラみたいだ・笑・・・と親近感が湧いた。
しばらく、お互いに色々やりとりをしてみたものの、どうも前進しない。
「やっぱり壊れてるんですかね」
いきなり後ろで日本語が聞こえた。さっき研修ルームで一緒だった男性、やはり日本人だった。
続いて、フロントの男性がやってきた。・・・が開かない。
次にフロントの女性がやってきた。
「あなたは女性なのになぜここに?」と聞いてきたので、さっき頼んできた男性が説明してくれた。
フロントの男性が、さらにレストランの男性を連れてきた。
(何だか「大きなカブ」みたいな展開だった・笑)
そして、結論として「防火扉を使って開けよう」ということになり、入り口とは別の方向からスタッフが部屋に入って開けてくれた。
こうしてカギ騒動はおさまった。
ほっとしておなかがすいた私は、キッチンに行って、自分で作ったシチューをいただいた。
カギは、壊れていたのか?
・・・というと、そうではなかった。
中には、中から閉められる小さな取り付きがあり、彼はそれと知らず、閉めてしまっていたのだった・・・まさに私もやらかしそうなカギ事件・・・(^^)
後々・・・落ち着いた頃、私たちが3人で語りまくったことは言うまでもない。
書き物をしていた男性は、私と同じように3ヶ月間ヨーロッパを旅するバックパッカーで、彼の旅にもまたしっかりとした目的意識があった。建築関係の仕事をしていて、専門知識も資格もあり、自分の将来の夢につなげるための旅だという。
私が写真を撮ったりブログを書いたりしているように、彼もまた風景画を描いたり、出会った人々の写真を撮っていた。
事件の時、初めから私のようにしゃしゃり出なかったところを見ても分かるように、控えめで穏やかな、それでいてしっかりと言うべきことは言うというタイプの人柄だった。
そして、「事件」の当人はというと・・・芸術関係の大学に在学中の学生で、芸術志向の男性同志すっかり意気投合して、絵の話などをしていた。
「英語が話せない」と聞いたが、コミュニケーション能力はバツグンにあり、誰からも好かれそうなその人柄は、言葉の壁を越えられそうな雰囲気をかもし出していた。
何か困ったことがあっても、周りが気付いて助けてくれそうな?それがまた出会いを作っていく、しょっちゅう何事かやらかしては誰かに助けてもらう私とよく似たタイプの人柄だった。
やはり将来のために「とにかくヨーロッパを見てみたい」と、単身飛び込んできたらしい。
すごいのはその行動力!
あの広いロンドン中を、バスも地下鉄も使わず「自分の足」で歩き回ったという。
私たち3人は、お互いの「夢」を語り合って楽しいひと時を過ごした。
宿で日本語で語りまくったのは、本当に久々だった。
そして、お互いの持っている旅に関する情報を交換し合い、私はそれまで知らなかった、日本語入力ソフトについて教えてもらい、その後とても助かった。以下参照。
http://ajaxime.chasen.org/
次の日、残念ながら天気は「雨」
2人は、それぞれ次の旅と、帰国のために空港に出発する日だった。チェックアウトを終え、名残惜しくも宿を旅立っていった。
カギ事件の当人は「もうその話はしたくありません!勘弁してください」と言い続けていたが、その事件がきっかけで、同じユースにいながら話もしていなかった日本人3人が出会えたわけで・・・思えば貴重な事件だった(^^)
「トラブルが出会いを作る」これぞ人生の醍醐味?!
(つづく)
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帰り際に、スーパーに寄って、残っている食材との組み合わせから考えて、またもやシチューを作ることにした。
前回のメインは、サーモン。
今回は、さすがにもうイギリスにいる時間はそんなにないので、小さくて美味しいもの・・・ホタテの貝柱を選んだ。
かなり高かったが、必要なだけを秤売りで買えるからほんの少しだけをありがたく買った。
チェックインして、預かってもらっていた荷物をロッカーから出した。今回の旅は、荷物が少なかったのが本当に楽だった。(1日1ポンド=約250円)
3回目の部屋は、前回までとは違う部屋で、人数は少なくなったが、ちょっと騒々しい団体が一緒で、しかも公園の敷地にある演芸ホールのようなところから、ひっきりなしにオペラか何かの練習の演奏と声が聞こえてきた。
初めのうちは、「タダで聴けるから、これはこれでいいか」と思っていたが、しばらくすると飽きてきて、さすがに逃げ出したくなってきた。
ちょうどいいから、キッチンに行って夕食でも作ろうと、別棟のキッチンに行ってシチューを作り・・・
その隣りにある研修ルームのような場所に行って、手紙でも書こうと、買いためた絵葉書や、住所録を机の上に並べた。
そして、バックの中で何やら金属に触れたので、見てみると・・・なんとどこかの部屋のカギ!
(>_<)
・・・Ashburtonで泊ったB&Bのカギだった・・・!
一度しめだされたもんで、大事に持ち歩き過ぎたあげく、持ってきてしまったのだった。
手紙で送るしかない・・・。やれやれ(;一_一)
その部屋には、私以外にも2人ほど何か書き物をしている人がいて、1人は、小柄な英国婦人(?)、もう一人は日本人かもしれないアジア系の若い男性だった。
私は、平穏無事な時は、特に自分からは話しかけないタイプなので、この時も特に誰に話しかけることもなく、自分のやりたいことに集中していた。
するとしばらくたって、急に入り口のドアが開き、メガネをかけた体格のいい小柄な男性が英語で
「誰か日本語が話せる人はいますか?」と何か困っているという調子で言ったので、
「Yes」と返事をした。
「ちょっと通訳をしてもらいたい」ということだった。
歩きながら事情を聞くと、どうやら彼は自分の部屋に入ることができないでいて、同室の日本人男性が、部屋の中にいるのだが、カギが壊れているのか、外からはもちろん中からも開かない。
そして、どうやら中にいる日本人は英語が話せないらしく、私に彼の言いたい事を伝えてほしいというわけだった。
入り口に着くと、他にも中に入れなくて立ち往生している人がいた。
その時点で、「考えてみたらここ男性部屋だよ・・・(^^”)」とは思ったが、この場合いたしかたない。
そして、私たちの部屋は、カード式だが、この部屋だけはどうやら違うらしく、ガチャガチャと触ってみたが、びくともしない。
中に向かって、「もしも〜し、大丈夫ですか?」っと声をかけると、「あ〜日本人の方ですか?」と、若い声がする。
「ちょっと頼まれたので来たんですが、どんな感じですか?ドアのどっかに、なんか開けられそうなのってあります?」と言うと、
ずっと待っていた男性の方が、「中に、小さなピンがあるはずなんだ。それを動かせば開くはずだ」と言うので、それを伝えると・・・
「あの〜、もしかして僕が開けられないだけで、本当はカンタンに開くのかもしれないですけど・・・」と、いかにも小さくなった声がして、何だかいつもの自分のキャラみたいだ・笑・・・と親近感が湧いた。
しばらく、お互いに色々やりとりをしてみたものの、どうも前進しない。
「やっぱり壊れてるんですかね」
いきなり後ろで日本語が聞こえた。さっき研修ルームで一緒だった男性、やはり日本人だった。
続いて、フロントの男性がやってきた。・・・が開かない。
次にフロントの女性がやってきた。
「あなたは女性なのになぜここに?」と聞いてきたので、さっき頼んできた男性が説明してくれた。
フロントの男性が、さらにレストランの男性を連れてきた。
(何だか「大きなカブ」みたいな展開だった・笑)
そして、結論として「防火扉を使って開けよう」ということになり、入り口とは別の方向からスタッフが部屋に入って開けてくれた。
こうしてカギ騒動はおさまった。
ほっとしておなかがすいた私は、キッチンに行って、自分で作ったシチューをいただいた。
カギは、壊れていたのか?
・・・というと、そうではなかった。
中には、中から閉められる小さな取り付きがあり、彼はそれと知らず、閉めてしまっていたのだった・・・まさに私もやらかしそうなカギ事件・・・(^^)
後々・・・落ち着いた頃、私たちが3人で語りまくったことは言うまでもない。
書き物をしていた男性は、私と同じように3ヶ月間ヨーロッパを旅するバックパッカーで、彼の旅にもまたしっかりとした目的意識があった。建築関係の仕事をしていて、専門知識も資格もあり、自分の将来の夢につなげるための旅だという。
私が写真を撮ったりブログを書いたりしているように、彼もまた風景画を描いたり、出会った人々の写真を撮っていた。
事件の時、初めから私のようにしゃしゃり出なかったところを見ても分かるように、控えめで穏やかな、それでいてしっかりと言うべきことは言うというタイプの人柄だった。
そして、「事件」の当人はというと・・・芸術関係の大学に在学中の学生で、芸術志向の男性同志すっかり意気投合して、絵の話などをしていた。
「英語が話せない」と聞いたが、コミュニケーション能力はバツグンにあり、誰からも好かれそうなその人柄は、言葉の壁を越えられそうな雰囲気をかもし出していた。
何か困ったことがあっても、周りが気付いて助けてくれそうな?それがまた出会いを作っていく、しょっちゅう何事かやらかしては誰かに助けてもらう私とよく似たタイプの人柄だった。
やはり将来のために「とにかくヨーロッパを見てみたい」と、単身飛び込んできたらしい。
すごいのはその行動力!
あの広いロンドン中を、バスも地下鉄も使わず「自分の足」で歩き回ったという。
私たち3人は、お互いの「夢」を語り合って楽しいひと時を過ごした。
宿で日本語で語りまくったのは、本当に久々だった。
そして、お互いの持っている旅に関する情報を交換し合い、私はそれまで知らなかった、日本語入力ソフトについて教えてもらい、その後とても助かった。以下参照。
http://ajaxime.chasen.org/
次の日、残念ながら天気は「雨」
2人は、それぞれ次の旅と、帰国のために空港に出発する日だった。チェックアウトを終え、名残惜しくも宿を旅立っていった。
カギ事件の当人は「もうその話はしたくありません!勘弁してください」と言い続けていたが、その事件がきっかけで、同じユースにいながら話もしていなかった日本人3人が出会えたわけで・・・思えば貴重な事件だった(^^)
「トラブルが出会いを作る」これぞ人生の醍醐味?!
(つづく)
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2017年07月03日
予期せぬ再会と、3度目の、ロンドンへの旅〜イギリス東部・サフォーク州にて〜
ところで、レイストンを出発する前に、気になっていることが一つあった。
サマーヒルスクールの昨日のランチ代を払っていなかったことである。
一番初めに訪問したフレネ学校では、きっちりと請求され、美味しい給食をいただいた。
2回目のサンド・スクールでは「働かざるもの、食うべからず」といったようなことがホームページにも書いてあったので、ありがたくいただいた後で、食器洗いを手伝った。
しかし、サマーヒルではその必要がなかったし、お金を払おうにも事務所が閉まってから出てきたので払えなかった。
節約旅行をしている私だったが、バランス的に「甘え過ぎる」ことも「自己犠牲」的なこともどちらも嫌いな私は、払うべきものは払っておきたかった。
しかし、もう一度行くとしても今日は土曜日だから事務所は閉まっているだろう。帰ってからゆっくりお礼を送ることにするか・・・という結論に達した。
今日の予定は、レイストンを10時50分発のバスで出発。
サクスマンダム発 11時40分の列車に乗って、ロンドンのリバプールストリートには3時頃到着というものだった。
・・・ということは、4時にはまたあのユースに戻れるだろう。
この時点で時間は9時15分くらい。
前の日に、図書館で道を聞いた時にパソコンがあるのを目ざとくチェックしていた私は、バスに乗る前に図書館に行きたかった。
ホテルのチェックアウトの時間を聞くと、11時ということだったので荷物はそのまま置いて図書館に出かけた。
この学校訪問の旅は、常にどこかの学校や関係者とメールで連絡を取りながらの旅だったから、どうしてもインターネットは不可欠だった。
そして、イタリア、フランスでは無料だったネット料金が、ここイギリスのユースでは15分1ポンド(約250円)という状況だったから、無料で使える図書館などはとてもありがたい存在なのだった。
期待通り、通りすがりの一旅行者でも、使うことを許可してくれた。この時は、次のデンマークから始まる北欧の旅の下調べをすることができた。
1時間後、気がつくとバスの時間まであと20分という状況だった。図書館の親切なおばさんにお礼を言って、ホテルに戻り、荷物をまとめてチェックアウトした。例の金髪の彼女は、とてもいい笑顔で手をふってくれた。
バス停には45分に着き、ほっとひと息・・・ぼーっとしながらバスを待った。
すると、何だか見覚えのある姿が道の向こうから走ってきた。
「あれ〜っ?誰かと思ったら」と驚いた顔をしている。
なんと昨日の飛行機少年・シービ君(ネット名)だった。
「ここから出発するんだね」
「そう、あともう2・3分だからすごい偶然!町には用事で来たの?」
「うん、買い物にね。あと頼まれ物も」
それを聞いて、私もピンっとひらめいて、急いでごそごそと荷物を探って、自分で作った絵葉書と書くものを取り出して、
サマーヒルの事務室あてにメッセージを書き、2ポンド硬貨をその中に入れた。
「昨日のランチ代払ってなかったからって、伝えて渡してくれる?」とお願いした。
「別にそんなのいいのに」
「だって、みんなの親御さんはたくさん、学費とか払ってるんだし・・・ただ食いは私の主義に反するからね」
「そっか・・・わかった。今日はよく頼まれ物をする日だなあ」と、笑った。
サマーヒルの子ども達は、休みの日なんかにこうやってよく町に出てくるらしい。
50分になったが、バスはまだ来ない。
話は、またしても昨日のように「夢」の話になり、なんと「もしも日本に学校を作るんだったら、そっちの学校に行こうかな?」と言ってくれた。
彼は、サマーヒルに来ていることで、親御さんに経済的に負担をかけていることをかなり気にしていたから、なおさらだった。
「ただ、今はまだ無理だから早くても5年後か、もしかしたら10年後か・・・」
「そっか・・・じゃあもう大人になってるから無理か・・・」
「ところがね・・・私の夢の学校というか村はね、何歳からでも何歳まででも学べる場なの・笑
だから来たい時に来れる、そんな村が夢なのね。」
「そっか〜、じゃ大丈夫だ」
「うん、ここでこうして偶然また会えたでしょう?こういうのって絶対何か意味があるっていう気がするの。絶対きっとまた会えると思うから」
「かもね」と、言ったちょうどその時、バスが来た。
私は急いでカメラを取り出して、この偶然の再会を記念して写真を撮り、バスに乗り込んだ。
「またね!」と手を振り、彼はしばらく見送ってくれていた。
バスはのどかな田舎道を、来た道とは少し違うルートを取りながら、サクスマンダムの駅に向かい、来た時とは違うバス停で降ろされた。
まだ出発の時間まで30分近くあったので、少し寄り道をしながら駅に向かった。
自然食品のお店、電器店、昔の道具のミニ博物館のような所にも立ち寄りながら、お昼ご飯になりそうなものをさがしたが、なかなかみつからない。
駅のすぐそばのピザ屋さんをのぞいてみたが、10ポンド(約2500円)からしかない(^^”)
とても手が出ない。
あと10分しかないのに、もう少し遠くに行ってみようと少し道をそれたのが間違いだった。
あと3分という時に、まだ駅からだいぶ離れたところにいた私は、またしてもダッシュで駅に向かうハメになった。
ギリギリセーフ!しかし、まったく学習しないヤツだなあと、我ながらあきれてしまった。
帰りの列車は、行きのように直通ではなく、途中で乗り換えが2回もあった。
しかも、何だかよく分からないが、列車の切符を買ったはずなのに、もらった確認のメールには、、「by BUS」という表示があるのが不思議だった。
しかし、特に気にはしていなかった。
さらにおかしなことには、イプスウィッチ到着13:10
出発 13:04となっていた。どういうこっちゃ?
まあ、こういう時は乗客の流れを見て、必要なら聞けばいいかと思い、流れにまかせて動いていた。
すると、イプスウィッチで乗り換えて、次にたどり着いたコーチェスターという所で、やっとみつけたパン屋さんで、リンゴとクロワッサンをみつけて買っていると、構内アナウンスを聞いて乗客がみんな一斉に駅の外に走り出した。
私も、一緒に外に出て、見てみると、赤やら青やら色々な色のバスがたくさんいた。
一番近いバスの運転手さんに「リバプールストリートへは?」と聞くと、「あっちの赤いのがそうだ」と教えてくれた。
乗る前に確認すると、確かに間違いなかった。なんでバスかは不思議だったが、この際ロンドンにたどり着ければそれでいい。
乗り込むと、すでに乗っている乗客の視線が一斉に注がれる、この辺りでは日本人は珍しいのかな?
確かに、ガイドブックには載ってない地方だし・・・その視線をかわしながら、後ろの方の座席にどっかと座った。
やれやれ、これで再三のコメディにはならなくて済んだようだ。と安心して、お腹がすいていた私はさっき買ったお昼ご飯に手をつけ、座ってものの何分もしないうちにバスは発車した。(あぶないあぶない)
そして、心地よい眠りにおちたまま、バスはロンドンに到着した。ここ2週間で、3度目のロンドン到着だった。
(つづく)
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ヨーロッパの自由学校訪問記 〜情報編〜
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サマーヒルスクールの昨日のランチ代を払っていなかったことである。
一番初めに訪問したフレネ学校では、きっちりと請求され、美味しい給食をいただいた。
2回目のサンド・スクールでは「働かざるもの、食うべからず」といったようなことがホームページにも書いてあったので、ありがたくいただいた後で、食器洗いを手伝った。
しかし、サマーヒルではその必要がなかったし、お金を払おうにも事務所が閉まってから出てきたので払えなかった。
節約旅行をしている私だったが、バランス的に「甘え過ぎる」ことも「自己犠牲」的なこともどちらも嫌いな私は、払うべきものは払っておきたかった。
しかし、もう一度行くとしても今日は土曜日だから事務所は閉まっているだろう。帰ってからゆっくりお礼を送ることにするか・・・という結論に達した。
今日の予定は、レイストンを10時50分発のバスで出発。
サクスマンダム発 11時40分の列車に乗って、ロンドンのリバプールストリートには3時頃到着というものだった。
・・・ということは、4時にはまたあのユースに戻れるだろう。
この時点で時間は9時15分くらい。
前の日に、図書館で道を聞いた時にパソコンがあるのを目ざとくチェックしていた私は、バスに乗る前に図書館に行きたかった。
ホテルのチェックアウトの時間を聞くと、11時ということだったので荷物はそのまま置いて図書館に出かけた。
この学校訪問の旅は、常にどこかの学校や関係者とメールで連絡を取りながらの旅だったから、どうしてもインターネットは不可欠だった。
そして、イタリア、フランスでは無料だったネット料金が、ここイギリスのユースでは15分1ポンド(約250円)という状況だったから、無料で使える図書館などはとてもありがたい存在なのだった。
期待通り、通りすがりの一旅行者でも、使うことを許可してくれた。この時は、次のデンマークから始まる北欧の旅の下調べをすることができた。
1時間後、気がつくとバスの時間まであと20分という状況だった。図書館の親切なおばさんにお礼を言って、ホテルに戻り、荷物をまとめてチェックアウトした。例の金髪の彼女は、とてもいい笑顔で手をふってくれた。
バス停には45分に着き、ほっとひと息・・・ぼーっとしながらバスを待った。
すると、何だか見覚えのある姿が道の向こうから走ってきた。
「あれ〜っ?誰かと思ったら」と驚いた顔をしている。
なんと昨日の飛行機少年・シービ君(ネット名)だった。
「ここから出発するんだね」
「そう、あともう2・3分だからすごい偶然!町には用事で来たの?」
「うん、買い物にね。あと頼まれ物も」
それを聞いて、私もピンっとひらめいて、急いでごそごそと荷物を探って、自分で作った絵葉書と書くものを取り出して、
サマーヒルの事務室あてにメッセージを書き、2ポンド硬貨をその中に入れた。
「昨日のランチ代払ってなかったからって、伝えて渡してくれる?」とお願いした。
「別にそんなのいいのに」
「だって、みんなの親御さんはたくさん、学費とか払ってるんだし・・・ただ食いは私の主義に反するからね」
「そっか・・・わかった。今日はよく頼まれ物をする日だなあ」と、笑った。
サマーヒルの子ども達は、休みの日なんかにこうやってよく町に出てくるらしい。
50分になったが、バスはまだ来ない。
話は、またしても昨日のように「夢」の話になり、なんと「もしも日本に学校を作るんだったら、そっちの学校に行こうかな?」と言ってくれた。
彼は、サマーヒルに来ていることで、親御さんに経済的に負担をかけていることをかなり気にしていたから、なおさらだった。
「ただ、今はまだ無理だから早くても5年後か、もしかしたら10年後か・・・」
「そっか・・・じゃあもう大人になってるから無理か・・・」
「ところがね・・・私の夢の学校というか村はね、何歳からでも何歳まででも学べる場なの・笑
だから来たい時に来れる、そんな村が夢なのね。」
「そっか〜、じゃ大丈夫だ」
「うん、ここでこうして偶然また会えたでしょう?こういうのって絶対何か意味があるっていう気がするの。絶対きっとまた会えると思うから」
「かもね」と、言ったちょうどその時、バスが来た。
私は急いでカメラを取り出して、この偶然の再会を記念して写真を撮り、バスに乗り込んだ。
「またね!」と手を振り、彼はしばらく見送ってくれていた。
バスはのどかな田舎道を、来た道とは少し違うルートを取りながら、サクスマンダムの駅に向かい、来た時とは違うバス停で降ろされた。
まだ出発の時間まで30分近くあったので、少し寄り道をしながら駅に向かった。
自然食品のお店、電器店、昔の道具のミニ博物館のような所にも立ち寄りながら、お昼ご飯になりそうなものをさがしたが、なかなかみつからない。
駅のすぐそばのピザ屋さんをのぞいてみたが、10ポンド(約2500円)からしかない(^^”)
とても手が出ない。
あと10分しかないのに、もう少し遠くに行ってみようと少し道をそれたのが間違いだった。
あと3分という時に、まだ駅からだいぶ離れたところにいた私は、またしてもダッシュで駅に向かうハメになった。
ギリギリセーフ!しかし、まったく学習しないヤツだなあと、我ながらあきれてしまった。
帰りの列車は、行きのように直通ではなく、途中で乗り換えが2回もあった。
しかも、何だかよく分からないが、列車の切符を買ったはずなのに、もらった確認のメールには、、「by BUS」という表示があるのが不思議だった。
しかし、特に気にはしていなかった。
さらにおかしなことには、イプスウィッチ到着13:10
出発 13:04となっていた。どういうこっちゃ?
まあ、こういう時は乗客の流れを見て、必要なら聞けばいいかと思い、流れにまかせて動いていた。
すると、イプスウィッチで乗り換えて、次にたどり着いたコーチェスターという所で、やっとみつけたパン屋さんで、リンゴとクロワッサンをみつけて買っていると、構内アナウンスを聞いて乗客がみんな一斉に駅の外に走り出した。
私も、一緒に外に出て、見てみると、赤やら青やら色々な色のバスがたくさんいた。
一番近いバスの運転手さんに「リバプールストリートへは?」と聞くと、「あっちの赤いのがそうだ」と教えてくれた。
乗る前に確認すると、確かに間違いなかった。なんでバスかは不思議だったが、この際ロンドンにたどり着ければそれでいい。
乗り込むと、すでに乗っている乗客の視線が一斉に注がれる、この辺りでは日本人は珍しいのかな?
確かに、ガイドブックには載ってない地方だし・・・その視線をかわしながら、後ろの方の座席にどっかと座った。
やれやれ、これで再三のコメディにはならなくて済んだようだ。と安心して、お腹がすいていた私はさっき買ったお昼ご飯に手をつけ、座ってものの何分もしないうちにバスは発車した。(あぶないあぶない)
そして、心地よい眠りにおちたまま、バスはロンドンに到着した。ここ2週間で、3度目のロンドン到着だった。
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2017年07月02日
朝食おあずけ?!(TT) 〜 イギリス東部 サフォーク州・レイストンにて 〜
美味しいカレーを食べて満腹になった私は、さっきまでの落ち込んだ気持ちはどこへやら、すっかり元気になってサマーヒル訪問が終った達成感にひたっていた。
出会った子ども達や、同志のことを考え・・・いつものように「自分の夢」を想い描いて、出会った人々がその中で生き生きと活躍していた。
そして、2週間ぶりのお湯を溜めた「お風呂」を満喫した。ずっとシャワーばかりだったガチガチの体がじわ〜っとほぐれていく気がした。ああ、お風呂ってすばらし〜(^^)
疲れていた私は、下のパブの騒音にも負けず眠りに落ちたが・・・夜中に何度か目が覚めた。
そして次の日、天気は快晴!今日は急ぐこともないから電車もゆっくりとした時間のものを予約していた。バスの時間も、昨日のうちにバス停で見ておいた。時間はたっぷりある。
お腹がすいて、朝ごはんのために下におりて行くと昨日の女性が
「いつもいるコックが、改装のために今はいないから朝食はない」と言われた。
今度ばかりは私は本当に泣きそうになり、悲壮な顔で「B&B(ベッド&ブレックファースト)なんでしょう?それに料金に含まれているんじゃないの?(;O;)」と言うと、
さすがに悪いと思ったらしく
「・・・トーストでいい?」と言ってくれた。
大事な朝食がおあずけかもと思っていた私は顔を輝かせて「Yes!」と言ったもんで、彼女は私のためにキッチンに行って、普段はコックのやる仕事を自分でやって、トーストの他に目玉焼きも作ってくれた。
話している時に気がついたのだが、彼女も英語はあまりしゃべれないようだった。
何となく外国なまりも感じられた。しかもこのホテルはずっと一人で切り盛りしているようだった。
大変なんだろうな・・・('・ω・')
そして、あたたかい紅茶と一緒に、トーストと目玉焼きセットが出てきた。
おいしそう!!
「ありがとう!(≧▽≦)」
と笑顔で言うと、昨日からの気まずさもどこへやら・・・とっても嬉しそうな顔で照れ笑いをして、となりの部屋に行った。
やっと、彼女のことを好きになれそうだった。
しかし、正直なところ私は、半熟の卵は苦手だった。その目玉焼きは見事にトロトロ状態の卵だったが、これ以上は何も言うまいと、パンと一緒に食べると、意外に美味しかった。
食べ終わって外の庭に出ると、緑の芝生の上に子ども達用の遊具などもあって、何だかワクワクした。しばらくそこでボーっとしながら、物想いにふけっていた。
「わざと料金を偽ったわけじゃないかもしれないな」英語に苦労している彼女の姿を見て、そんな気もしたのだった。まあ、真実はどうかわからないが・・・
(つづく)
ホステル、アパートメント、高級ホテル、、、国内、国外どこでも、ご予算とご要望にお応えします^^
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出会った子ども達や、同志のことを考え・・・いつものように「自分の夢」を想い描いて、出会った人々がその中で生き生きと活躍していた。
そして、2週間ぶりのお湯を溜めた「お風呂」を満喫した。ずっとシャワーばかりだったガチガチの体がじわ〜っとほぐれていく気がした。ああ、お風呂ってすばらし〜(^^)
疲れていた私は、下のパブの騒音にも負けず眠りに落ちたが・・・夜中に何度か目が覚めた。
そして次の日、天気は快晴!今日は急ぐこともないから電車もゆっくりとした時間のものを予約していた。バスの時間も、昨日のうちにバス停で見ておいた。時間はたっぷりある。
お腹がすいて、朝ごはんのために下におりて行くと昨日の女性が
「いつもいるコックが、改装のために今はいないから朝食はない」と言われた。
今度ばかりは私は本当に泣きそうになり、悲壮な顔で「B&B(ベッド&ブレックファースト)なんでしょう?それに料金に含まれているんじゃないの?(;O;)」と言うと、
さすがに悪いと思ったらしく
「・・・トーストでいい?」と言ってくれた。
大事な朝食がおあずけかもと思っていた私は顔を輝かせて「Yes!」と言ったもんで、彼女は私のためにキッチンに行って、普段はコックのやる仕事を自分でやって、トーストの他に目玉焼きも作ってくれた。
話している時に気がついたのだが、彼女も英語はあまりしゃべれないようだった。
何となく外国なまりも感じられた。しかもこのホテルはずっと一人で切り盛りしているようだった。
大変なんだろうな・・・('・ω・')
そして、あたたかい紅茶と一緒に、トーストと目玉焼きセットが出てきた。
おいしそう!!
「ありがとう!(≧▽≦)」
と笑顔で言うと、昨日からの気まずさもどこへやら・・・とっても嬉しそうな顔で照れ笑いをして、となりの部屋に行った。
やっと、彼女のことを好きになれそうだった。
しかし、正直なところ私は、半熟の卵は苦手だった。その目玉焼きは見事にトロトロ状態の卵だったが、これ以上は何も言うまいと、パンと一緒に食べると、意外に美味しかった。
食べ終わって外の庭に出ると、緑の芝生の上に子ども達用の遊具などもあって、何だかワクワクした。しばらくそこでボーっとしながら、物想いにふけっていた。
「わざと料金を偽ったわけじゃないかもしれないな」英語に苦労している彼女の姿を見て、そんな気もしたのだった。まあ、真実はどうかわからないが・・・
(つづく)
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2017年06月30日
またやられた〜・゚・(ノД`)・゚・。〜旅の事件簿(あくまでも10年前) 〜 料金変動国イギリス
サマーヒル訪問を終えた私は、前の日に電話で予約したB&Bに向かった。
日帰りで帰ってもよかったのだが、レイストンの町がどんなところか興味があったので、1泊して次の日に帰ることにしたのだった。
朝、降りたバス停のすぐ近くだったから、すぐにみつけることができた。
しかし着いて入り口を開けようとしたが閉まっていた。他に入るところはないか周りを見回してみたが、やはり他に入り口はない。
再び、閉まったドアをたたいて「Hello!」と大きな声で呼んだが、返事はない。「おかしいな〜」と近くの店で、自分がかけた電話番号が、確かにここのものであることを確認して、もう一度入り口に向かうと、一人のおじさんが中に入ろうとしていた。
ものすごい大声で中に向かって叫び、中から金髪の女性が出てきた。よかった〜。
古い木造のいい雰囲気のホテルだったが、どうやら一階がパブになっているらしい(いやな予感)。
そしてチェックイン時、電話では25ポンド(約6250円)と聞いていたのに「35ポンド(約8750円)」と言われる( ゚д゚)
電話で聞いたことに間違いはない自信はあった。
なにしろ、ここを含む4ヶ所に電話をしてメモを取りながら料金を聞いた上で、一番安かったここに決めたのだから・・・メモには確かに「25」とある。
「確かに25と聞いた」とくいさがっても「35」だと言い張る相手に、強行スケジュールで疲れていた私は何も言う気が起きなくなった。
ショックで泣きそうになりながら、脱力感におそわれながら、ホテルの階段を昇っていった。
「またやられた〜(怒)(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)」
実は、こんなことはこれが初めてではなく、イギリスに入って4度目だった。
「この国の常識は一体どうなっとるんじゃ〜!」と、しみじみと悲しくなった。
なぜこんなに悲しい気持ちになるのか・・・それはお金の問題というよりも、「信頼関係」の問題だった。
疲れて部屋のベッドに横になりながら、これまでのケースを思い出していた。
ケース1
1番初めのユースホステルでの宿泊料。
ネットで予約したのだから、本来なら予約金を差し引いた額になるはずなのに、なぜか、さらに追加料金を取られていた。
しかも証明書があるのだが、同じ部屋なのに毎日料金は変わり、わけの分からない理由づけも毎日違っていた。(この時は、あまり意思疎通がうまくできていなかったから何も言わなかった)
ケース2
アッシュバートンに行く時のタクシー代
乗る前は、「本来なら20だけど、15におまけするよ」と言われて、実際に着くと「やっぱり思ったより遠かったから20にしてくれ」となった。
(確かにこの時は少し余分に時間がかかったし、メーターもそれなりの料金をさしていた)
ケース3
アッシュバートンのB&Bの宿泊代
ロンドンから電話で聞いた時は、
「日曜日は、20。月曜は22。火曜は25。」
・・・とこと細かに指定されたのに、いざ出発の時には、「全て25」だと言ってきた。
この時も、「電話では違った」と抗議したが、「25だ」と言われた。
結局、お金のことで言うならほんの数ポンドの違いだし、「それ相応」のサービスを受けている。
このレイストンのホテルも、部屋はツインルームで広くて、お湯を溜めて入れるお風呂まで着いていた。
料金としては、結局不満はない。
「初めにいい顔をして後で人を欺く」
という結果になっていることが頭にくるのだった。
しかも、ケース2と3の場合はいずれも、けっこうたくさん話をして、打ち解けた相手だったからこそ、余計に悲しかった。
それも私が「日本人」であることが、その原因の1つでもあるようだった。
「初めから、そう言ってくれれば・・・」同じお金を取られても、こんな気持ちにはならなかっただろう。
普段、ユースばかり泊り歩いている私がホテルに泊るのはこういう時くらいだったから、それなりに楽しもうとしていただろう。
もっとも、そんな自分が甘いのだということも十分承知していた。
料金交渉などは、「証明」できる書類が残るメールやFaxなどが確実であり、「口約束」である電話がもっとも不確実なのだということも。
ため息をつきながら、「外に出て、気分転換がてら夕ご飯を食べてこよう」と、部屋を出てレイストンの町を散歩することにした。
小さい、こじんまりとした通りだった。さっき行った小さなお店で、大好きなショートブレッドを発見!
メーカー品よりも、なんの印もない袋の方が安くておいしそうだったので、こちらを購入。
そして、ピザのお店とインド料理のお店とで迷ったが、カレーの匂いに惹かれてふらふらとインド料理のお店の方にに入っていくと、とっても陽気なお兄さんが歓迎してくれた。
「ほんとにインド料理のお店って、どんな所にもあるんですね」と感心して言うと、
「カレーはカレーでもイギリスのインドカレーはひと味違うよ!絶対食べてみるべきだよ」
しかし、この時の私は、かなりのローテンションだった。
何しろ、料金は高い。あまり食欲はない。・・・どうしよう・・・(._.)
と虚ろにじっとメニューを見て、そう説明すると、
「よしっっ、じゃあ量を減らして特別料金にしてあげよう!」と言ってくれ、
8〜10ポンドくらいのものをなんと5ポンドにしてくれた。
「ほんとに?」私は、その優しさに少し元気が出て、目を輝かせた(°ー°〃)
料理ができるのを待っている間に、サマーヒルのことが話題になり「彼らは、うちのお得意さんなんだ」と嬉しそうに語ってくれた。
さて、いよいよ料理ができあがった。
それはそれはとってもきれいなカレーで、しかも減らしてくれた割にたっぷり入っていた。
私は「わあ!きれい!(≧▽≦)」とカメラを持ってこなかったことを悔やんだ。
しかし、ふっと普段は使わない携帯電話を持っていることを思い出し、カバンから取り出し、「カシャッ」と音をたてて写真を撮った。
その瞬間、さっきまで親しげに接してくれていたお兄さんの顔色が変わった。
そして、それから私が食べ終わって出て行くまで、一貫して態度は冷たかった。
どうやらみすぼらしく元気のない私の様子を見て、「きっとあまりお金がないんだろう」と優しい気持ちからサービスしてくれたのに、
「携帯電話を持っているリッチなやつ」
に変身してしまったためだったようだ。
またしても、何だか悲しかった。
「携帯電話を持っている」とは言っても「使わなかったら980円」ですむ安いサービスであり、
1日24ポンド(約6000円)で旅をしている決してリッチとはいえない、
しかし、世界的に見て結局「リッチでないとも言えない」この状況・・・
こういうこともけっこうよくあることだった。
だから、携帯はあまり人に見せないようにしていたのだが・・・
でも、その逆の態度を取られるよりはマシだと思った。
(お金持ちにいい顔をして、貧乏人に冷たくするような)
弱い立場の人に優しい態度で接してくれたあのお兄さんのおかげで、それまで悲しかった心が、少しあったかくなった。
「カレー、とっても美味しかった!」って言いたかったな・・・(そういう雰囲気ではなかった)
(つづく)
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朝、降りたバス停のすぐ近くだったから、すぐにみつけることができた。
しかし着いて入り口を開けようとしたが閉まっていた。他に入るところはないか周りを見回してみたが、やはり他に入り口はない。
再び、閉まったドアをたたいて「Hello!」と大きな声で呼んだが、返事はない。「おかしいな〜」と近くの店で、自分がかけた電話番号が、確かにここのものであることを確認して、もう一度入り口に向かうと、一人のおじさんが中に入ろうとしていた。
ものすごい大声で中に向かって叫び、中から金髪の女性が出てきた。よかった〜。
古い木造のいい雰囲気のホテルだったが、どうやら一階がパブになっているらしい(いやな予感)。
そしてチェックイン時、電話では25ポンド(約6250円)と聞いていたのに「35ポンド(約8750円)」と言われる( ゚д゚)
電話で聞いたことに間違いはない自信はあった。
なにしろ、ここを含む4ヶ所に電話をしてメモを取りながら料金を聞いた上で、一番安かったここに決めたのだから・・・メモには確かに「25」とある。
「確かに25と聞いた」とくいさがっても「35」だと言い張る相手に、強行スケジュールで疲れていた私は何も言う気が起きなくなった。
ショックで泣きそうになりながら、脱力感におそわれながら、ホテルの階段を昇っていった。
「またやられた〜(怒)(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)」
実は、こんなことはこれが初めてではなく、イギリスに入って4度目だった。
「この国の常識は一体どうなっとるんじゃ〜!」と、しみじみと悲しくなった。
なぜこんなに悲しい気持ちになるのか・・・それはお金の問題というよりも、「信頼関係」の問題だった。
疲れて部屋のベッドに横になりながら、これまでのケースを思い出していた。
ケース1
1番初めのユースホステルでの宿泊料。
ネットで予約したのだから、本来なら予約金を差し引いた額になるはずなのに、なぜか、さらに追加料金を取られていた。
しかも証明書があるのだが、同じ部屋なのに毎日料金は変わり、わけの分からない理由づけも毎日違っていた。(この時は、あまり意思疎通がうまくできていなかったから何も言わなかった)
ケース2
アッシュバートンに行く時のタクシー代
乗る前は、「本来なら20だけど、15におまけするよ」と言われて、実際に着くと「やっぱり思ったより遠かったから20にしてくれ」となった。
(確かにこの時は少し余分に時間がかかったし、メーターもそれなりの料金をさしていた)
ケース3
アッシュバートンのB&Bの宿泊代
ロンドンから電話で聞いた時は、
「日曜日は、20。月曜は22。火曜は25。」
・・・とこと細かに指定されたのに、いざ出発の時には、「全て25」だと言ってきた。
この時も、「電話では違った」と抗議したが、「25だ」と言われた。
結局、お金のことで言うならほんの数ポンドの違いだし、「それ相応」のサービスを受けている。
このレイストンのホテルも、部屋はツインルームで広くて、お湯を溜めて入れるお風呂まで着いていた。
料金としては、結局不満はない。
「初めにいい顔をして後で人を欺く」
という結果になっていることが頭にくるのだった。
しかも、ケース2と3の場合はいずれも、けっこうたくさん話をして、打ち解けた相手だったからこそ、余計に悲しかった。
それも私が「日本人」であることが、その原因の1つでもあるようだった。
「初めから、そう言ってくれれば・・・」同じお金を取られても、こんな気持ちにはならなかっただろう。
普段、ユースばかり泊り歩いている私がホテルに泊るのはこういう時くらいだったから、それなりに楽しもうとしていただろう。
もっとも、そんな自分が甘いのだということも十分承知していた。
料金交渉などは、「証明」できる書類が残るメールやFaxなどが確実であり、「口約束」である電話がもっとも不確実なのだということも。
ため息をつきながら、「外に出て、気分転換がてら夕ご飯を食べてこよう」と、部屋を出てレイストンの町を散歩することにした。
小さい、こじんまりとした通りだった。さっき行った小さなお店で、大好きなショートブレッドを発見!
メーカー品よりも、なんの印もない袋の方が安くておいしそうだったので、こちらを購入。
そして、ピザのお店とインド料理のお店とで迷ったが、カレーの匂いに惹かれてふらふらとインド料理のお店の方にに入っていくと、とっても陽気なお兄さんが歓迎してくれた。
「ほんとにインド料理のお店って、どんな所にもあるんですね」と感心して言うと、
「カレーはカレーでもイギリスのインドカレーはひと味違うよ!絶対食べてみるべきだよ」
しかし、この時の私は、かなりのローテンションだった。
何しろ、料金は高い。あまり食欲はない。・・・どうしよう・・・(._.)
と虚ろにじっとメニューを見て、そう説明すると、
「よしっっ、じゃあ量を減らして特別料金にしてあげよう!」と言ってくれ、
8〜10ポンドくらいのものをなんと5ポンドにしてくれた。
「ほんとに?」私は、その優しさに少し元気が出て、目を輝かせた(°ー°〃)
料理ができるのを待っている間に、サマーヒルのことが話題になり「彼らは、うちのお得意さんなんだ」と嬉しそうに語ってくれた。
さて、いよいよ料理ができあがった。
それはそれはとってもきれいなカレーで、しかも減らしてくれた割にたっぷり入っていた。
私は「わあ!きれい!(≧▽≦)」とカメラを持ってこなかったことを悔やんだ。
しかし、ふっと普段は使わない携帯電話を持っていることを思い出し、カバンから取り出し、「カシャッ」と音をたてて写真を撮った。
その瞬間、さっきまで親しげに接してくれていたお兄さんの顔色が変わった。
そして、それから私が食べ終わって出て行くまで、一貫して態度は冷たかった。
どうやらみすぼらしく元気のない私の様子を見て、「きっとあまりお金がないんだろう」と優しい気持ちからサービスしてくれたのに、
「携帯電話を持っているリッチなやつ」
に変身してしまったためだったようだ。
またしても、何だか悲しかった。
「携帯電話を持っている」とは言っても「使わなかったら980円」ですむ安いサービスであり、
1日24ポンド(約6000円)で旅をしている決してリッチとはいえない、
しかし、世界的に見て結局「リッチでないとも言えない」この状況・・・
こういうこともけっこうよくあることだった。
だから、携帯はあまり人に見せないようにしていたのだが・・・
でも、その逆の態度を取られるよりはマシだと思った。
(お金持ちにいい顔をして、貧乏人に冷たくするような)
弱い立場の人に優しい態度で接してくれたあのお兄さんのおかげで、それまで悲しかった心が、少しあったかくなった。
「カレー、とっても美味しかった!」って言いたかったな・・・(そういう雰囲気ではなかった)
(つづく)
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2017年06月24日
やってもた〜っっε≡≡ヘ( ´Д`)ノ 〜サマーヒル、訪問当日の朝! 〜 イギリス、ロンドンにて
2007年5月25日(金)
サマーヒル・スクールは、ロンドンから北東のサフォーク州のレイストンという町にあり、イプスウィッチという港町の近くだった。
この日の予定は、ハイストリート・ケンジントン〜リバプールストリート駅:地下鉄
リバプールストリート駅〜イプスウィッチを経由して、サクスマンダム駅:列車
そこからバスに乗ってレイストンへ・・・というものであった。
約束の時間は、10時半。そして、サクスマンダムから先は、バスの時刻も分からなければ、レイストンの駅から学校までの道も時間も分からない。
1日だけの訪問だから、絶対に遅刻できない。早めに行くに越したことはない。(しかも、早い時間だと切符も安かった。)
・・・というワケで、列車の駅であるリバプール・ストリート駅発6時に乗るつもりでいた。
そうすると、4時半には出発しないといけない。
・・・ということは、起床は4時・・・なんて迷惑な客なんだ!
しかし、仕方が無い・・・。アラームを一番小さい音にして、4時にセット・・・。
就寝・・・(。-ω-)zzz. . .
(。゚ω゚) ハッ!っと目が覚めて、外を見ると、何となく空が明るく見える・・・
時計を見ると・・・
なんと既に5時!
(✽ ゚д゚ ✽)
ぎええ〜やってもた〜っっ!
この大事な日に限って・・・っっ!
超特急で、荷物をまとめてダッシュでフロントに行ったε≡≡ヘ( ´Д`)ノ
(この時の私の姿はかなり滑稽だったことと思う。何しろ髪も解いてなかった)
チェックアウトして、荷物を預けて・・・朝食分のお弁当を受け取り
(こんな時でも食べ物のことは忘れない)・・・
地下鉄の駅に猛ダッシュ!!
走りながら、なんでこんなに遠いんだ〜っ・・・と、さすがに途中からは、力つきて歩いて行った。
地下鉄に着いて乗ろうとすると、オイスターカード(デポジット制の割引カード;初乗り4ポンドが1・5ポンドになる)の残高が足りない!
初の「チャージ」とやらに挑戦・・・これがなかなかよく分からず、またしても時間をくう。
何とか10ポンド入金することができて一件落着。
急いで入り口に向かった。その時点で既に5時40分。
座っている女性の係員さんに「リバプール・ストリートへは?!(@@;)」と、聞くと・・・
すごい勢いだったらしく、たじたじとしながら右方向を指差してくれた。
転がりそうになりながら降りると、まさしく目の前でドアが閉まった・・・(TT)
次の列車は、約10分後。
これはもう無理か・・・と思った途端、向かいのホームに列車が入ってきた。
これだとどうかな?
ちょうどそこにいた人に聞くと、「行ける」ということなので、乗ってみることにした。
しかし、3駅ほど行くと止まって、どうやら「乗り換え」の指示がでているが、ぼーっとしていた私はよく聞き取れなかった(゜゜)
それで、そこにいた他の乗客に聞くと、ちょうど向かいのホームに止まっている列車に乗ればいいと言われた。
それで、乗り換えると・・・
なんと、今来た方向に戻っている!(TT)
もう絶望的だ〜・・・(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)
がっくりきて、一つ行った駅で降りた・・・
これはもう腹をくくるしかない・・・と、やっと冷静になってきた(´・ω・`)
そしてよくよく地下鉄の路線図を見ると・・・
出発駅のハイストリート・ケンジントンと目的のリバプール・ストリートは、ちょうど大阪の環状線や東京の山手線のように、輪になっている地下鉄の中で向き合う位置の関係にあった。
つまりは右に行っても、左に行っても、辿り着くことはできる。
ただ、微妙に近いのは北に向かって走る方だった。
・・・ということは、アドバイスしてくれた人達は、みんな間違ってはいないわけだ。
どっちに行っても着くことは着くのだから・・・。
しかし、列車によっては途中から違う方向にそれるものがあり、それさえ気をつければ、だいたいどの列車に乗っても大丈夫のようだった。
気を取り直して、確実につける列車を選んで乗ると、だいたい30分くらいだったろうか?目的の駅に到着した。
時間は6時半・・・。当たり前だが、予約した6時の列車はもうすでに出ていた。
よっぽど訪問日を変えてもらおうか?ということも考えたが、もともと早目に予約したのだから、まだあきらめるのは早い。
次の列車が何時かを聞いてみた。
すると、8時16分!あと2時間近くもある。しかし、サクスマンダムには9時40分頃に着くという。
運良くバスがあれば、なんとか10時半に間に合うかもしれない。
よし!大丈夫!(๑•̀ㅂ•́)و✧
安心したら、お腹がすいてきた。ユースで用意してくれた、お弁当を食べることに・・・。
中身は、クロワッサン2つにジャム・バター、リンゴ、チーズ、オレンジジュース・・・といったもの。
ここのクロワッサンは本当に美味しくて、大好きだったので、とっても嬉しかった٩(♡ε♡ )۶
ひと息ついて、ネットで購入した切符を入手すべく機械にチャレンジしたが、さっぱり分からない(・・;)
システムとしては、予約した番号を指定した駅の指定された機械に入力すれば、切符が出てくるというもの。
(お金はすでにクレジットで払っている)
これは、ちょっと私には高度すぎたかも・・・というワケで、仕方なく窓口に行って聞いてみた。
すると、何だかよく分からないが「何か」が必要だと、さかんに言っている。
何だろう?(?_?)
私がまったく理解しないもんで、係員の声が次第にボリュームアップしてくる。
(しかもだんだん額に怒りマークが現れてきた)
どうやら、顧客管理ナンバーみたいなものが必要だったらしく、確かに予約した時に送られてきたメールには、それらしきものが書いてあったように思う。
しかし、私は予約ナンバーだけで何とかなると思っていたので、そのナンバーは控えてなかった。
仕方が無いので、提示できるありとあらゆる情報を紙に書いて提示した。
名前、往復の列車の時間とルート。
係員は、「まったくもう・・・(-_-;)」
という表情をしながらも、カチャカチャと機械を操作して、何とか私の情報を見つけ出して、切符を渡してくれた。
よかった〜!\(^o^)/
心から「本当にありがとう!」と言うと、何だか照れ笑いのような表情で「いいんだよ」と言ってくれた。
それにしても・・・時間と値段はネットで調べておいて、切符は窓口で買うのが一番ベストなやり方だとしみじみ思った。(今回は駅が遠かったから仕方が無かったが)
ちなみに今の私なら、ヨーロッパ鉄道旅行
のページ(日本語)から路線検索しますけどね^^
8時16分。
2・3両くらいの小さな列車に乗り、ようやくロンドンを出発することができた。
さすがに、早朝ランニングした私は、一気に気が緩んで、1時間くらいはぐっすり眠っていた(-_-)zzz
そして、何やら後ろで争う声がして目が覚めた。
どうやら、切符を買わずに乗ったお客と車掌さんが、言い争っているようで、結局そのお客は罰金25ポンド支払わされていた。
車掌さんが去った後・・・しばらくその客はブツブツと毒づいていた。
次は私の番だった。実は私は、行きの切符は6時の切符のままだったから、少しドキドキしたが・・・(催促されたらその時はその時、、、とのんびりかまえていた)
ラッキーなことに何も言われなかった!
(多少心は痛むが・・・まあ、間違いなくその区間の料金は払っているわけだし・・・よしとしよう)
車窓は、のどかなカントリーサイド・・・
しかし、残念ながら天気はそれほどよくはなかった。雨が降らないだけまだいいかという感じ。
そして、いよいよ列車はサクスマンダムに到着した。
小さな駅で、インフォメーションもなく、周りにも情報板らしきものも何もない・・・
「どうすればいいんだ〜(;^ω^)」
と、ウロウロしていると、駅に沿った道の向こう側に立っているイギリス青年が
「どうしたの?」と、聞いてくれた。
「レイストンに行くバスを探してるんだけど・・・」と言うと、
「ああ、それならここで待っていたら、もうすぐ来るよ」と教えてくれた。
感じのいい人で、何だか荷物に見覚えがあった。
「もしかして、さっきの列車で、私のななめ前に座ってた人?」
「Yes」
私がいつも持ち歩いている登山用の赤いザックとよく似ている荷物だったから、
「登山をする人かな?」と思って印象に残っていたのだった。
そう聞くと、「今回は登山ではなかったけど、旅には便利だから」と軽く笑った。
ところで、私は、10時半にサマーヒルに着けるかどうかが、かなり心配だったので、45分を過ぎてバスが来ないので不安になって聞いてみた。
すると彼は「大丈夫!」と言うので、安心してゆっくり待つことにした。
「サマーヒルに行くつもりなんだけど・・・知ってる?」
「ああ、普通の学校とは違うおもしろいタイプの学校だよね」
彼は、レイストンのもう一つ向こうの町に住んでいて、奥さんは公立の小学校の先生をしているという。
「とっても大変な仕事だけど、彼女は楽しんでるよ。」とのこと。何だか嬉しかった^_^
そして、55分、待ちわびたバスが来た!
彼は、切符を買う時もアドバイスしてくれ、乗ってる間、今か今かと落ち着かない私に
「降りる所に着いたら教えてあげるから」と言ってくれた。
バスは、のどかな田舎道を右に左に走っていく・・・。
もうすぐだ・・・。もうすぐ・・・。
10時20分。
「このバス停で降りて、右に行くと町の図書館があるから、そこで聞くときっと教えてくれる。」と言って、
「よい旅を」と手を振ってくれた。
私は「ありがとう!」と手を振って急いで、図書館に向かった。
小さなかわいい図書館で、受付の人も親切に丁寧に教えてくれた。
「情報化社会」と言われる今の時代でも、旅をして、知らない土地、しかも田舎に行けば行くほど、情報は「人」からしか得られない。
しみじみと、困っている時の、その土地の人の親切というのは、本当に心に染みた。
そして、そこから歩いて、約5・6分。右に森を見ながら歩いて行くと・・・あった!
うっかり通り過ぎそうになったけれど、垣根っぽい塀の下の方に「SUMMERHILL」の文字・・・
ずっとずっと、来てみたかった、あのサマーヒルについに、辿り着いたのである。
時間は、10時半ジャスト・・・!
よかった〜!(≧▽≦)
さあ、どんな子ども達に会えるかな?ワクワクしながら、まずは事務室に向かった。
*当時1ポンド=約250円
(つづく)
実際の旅に役立つ情報編へは、こちら
ヨーロッパの自由学校訪問記 〜情報編〜
最後まで読んでいただき、ありがとうございます♪
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サマーヒル・スクールは、ロンドンから北東のサフォーク州のレイストンという町にあり、イプスウィッチという港町の近くだった。
この日の予定は、ハイストリート・ケンジントン〜リバプールストリート駅:地下鉄
リバプールストリート駅〜イプスウィッチを経由して、サクスマンダム駅:列車
そこからバスに乗ってレイストンへ・・・というものであった。
約束の時間は、10時半。そして、サクスマンダムから先は、バスの時刻も分からなければ、レイストンの駅から学校までの道も時間も分からない。
1日だけの訪問だから、絶対に遅刻できない。早めに行くに越したことはない。(しかも、早い時間だと切符も安かった。)
・・・というワケで、列車の駅であるリバプール・ストリート駅発6時に乗るつもりでいた。
そうすると、4時半には出発しないといけない。
・・・ということは、起床は4時・・・なんて迷惑な客なんだ!
しかし、仕方が無い・・・。アラームを一番小さい音にして、4時にセット・・・。
就寝・・・(。-ω-)zzz. . .
(。゚ω゚) ハッ!っと目が覚めて、外を見ると、何となく空が明るく見える・・・
時計を見ると・・・
なんと既に5時!
(✽ ゚д゚ ✽)
ぎええ〜やってもた〜っっ!
この大事な日に限って・・・っっ!
超特急で、荷物をまとめてダッシュでフロントに行ったε≡≡ヘ( ´Д`)ノ
(この時の私の姿はかなり滑稽だったことと思う。何しろ髪も解いてなかった)
チェックアウトして、荷物を預けて・・・朝食分のお弁当を受け取り
(こんな時でも食べ物のことは忘れない)・・・
地下鉄の駅に猛ダッシュ!!
走りながら、なんでこんなに遠いんだ〜っ・・・と、さすがに途中からは、力つきて歩いて行った。
地下鉄に着いて乗ろうとすると、オイスターカード(デポジット制の割引カード;初乗り4ポンドが1・5ポンドになる)の残高が足りない!
初の「チャージ」とやらに挑戦・・・これがなかなかよく分からず、またしても時間をくう。
何とか10ポンド入金することができて一件落着。
急いで入り口に向かった。その時点で既に5時40分。
座っている女性の係員さんに「リバプール・ストリートへは?!(@@;)」と、聞くと・・・
すごい勢いだったらしく、たじたじとしながら右方向を指差してくれた。
転がりそうになりながら降りると、まさしく目の前でドアが閉まった・・・(TT)
次の列車は、約10分後。
これはもう無理か・・・と思った途端、向かいのホームに列車が入ってきた。
これだとどうかな?
ちょうどそこにいた人に聞くと、「行ける」ということなので、乗ってみることにした。
しかし、3駅ほど行くと止まって、どうやら「乗り換え」の指示がでているが、ぼーっとしていた私はよく聞き取れなかった(゜゜)
それで、そこにいた他の乗客に聞くと、ちょうど向かいのホームに止まっている列車に乗ればいいと言われた。
それで、乗り換えると・・・
なんと、今来た方向に戻っている!(TT)
もう絶望的だ〜・・・(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)
がっくりきて、一つ行った駅で降りた・・・
これはもう腹をくくるしかない・・・と、やっと冷静になってきた(´・ω・`)
そしてよくよく地下鉄の路線図を見ると・・・
出発駅のハイストリート・ケンジントンと目的のリバプール・ストリートは、ちょうど大阪の環状線や東京の山手線のように、輪になっている地下鉄の中で向き合う位置の関係にあった。
つまりは右に行っても、左に行っても、辿り着くことはできる。
ただ、微妙に近いのは北に向かって走る方だった。
・・・ということは、アドバイスしてくれた人達は、みんな間違ってはいないわけだ。
どっちに行っても着くことは着くのだから・・・。
しかし、列車によっては途中から違う方向にそれるものがあり、それさえ気をつければ、だいたいどの列車に乗っても大丈夫のようだった。
気を取り直して、確実につける列車を選んで乗ると、だいたい30分くらいだったろうか?目的の駅に到着した。
時間は6時半・・・。当たり前だが、予約した6時の列車はもうすでに出ていた。
よっぽど訪問日を変えてもらおうか?ということも考えたが、もともと早目に予約したのだから、まだあきらめるのは早い。
次の列車が何時かを聞いてみた。
すると、8時16分!あと2時間近くもある。しかし、サクスマンダムには9時40分頃に着くという。
運良くバスがあれば、なんとか10時半に間に合うかもしれない。
よし!大丈夫!(๑•̀ㅂ•́)و✧
安心したら、お腹がすいてきた。ユースで用意してくれた、お弁当を食べることに・・・。
中身は、クロワッサン2つにジャム・バター、リンゴ、チーズ、オレンジジュース・・・といったもの。
ここのクロワッサンは本当に美味しくて、大好きだったので、とっても嬉しかった٩(♡ε♡ )۶
ひと息ついて、ネットで購入した切符を入手すべく機械にチャレンジしたが、さっぱり分からない(・・;)
システムとしては、予約した番号を指定した駅の指定された機械に入力すれば、切符が出てくるというもの。
(お金はすでにクレジットで払っている)
これは、ちょっと私には高度すぎたかも・・・というワケで、仕方なく窓口に行って聞いてみた。
すると、何だかよく分からないが「何か」が必要だと、さかんに言っている。
何だろう?(?_?)
私がまったく理解しないもんで、係員の声が次第にボリュームアップしてくる。
(しかもだんだん額に怒りマークが現れてきた)
どうやら、顧客管理ナンバーみたいなものが必要だったらしく、確かに予約した時に送られてきたメールには、それらしきものが書いてあったように思う。
しかし、私は予約ナンバーだけで何とかなると思っていたので、そのナンバーは控えてなかった。
仕方が無いので、提示できるありとあらゆる情報を紙に書いて提示した。
名前、往復の列車の時間とルート。
係員は、「まったくもう・・・(-_-;)」
という表情をしながらも、カチャカチャと機械を操作して、何とか私の情報を見つけ出して、切符を渡してくれた。
よかった〜!\(^o^)/
心から「本当にありがとう!」と言うと、何だか照れ笑いのような表情で「いいんだよ」と言ってくれた。
それにしても・・・時間と値段はネットで調べておいて、切符は窓口で買うのが一番ベストなやり方だとしみじみ思った。(今回は駅が遠かったから仕方が無かったが)
ちなみに今の私なら、ヨーロッパ鉄道旅行
のページ(日本語)から路線検索しますけどね^^
8時16分。
2・3両くらいの小さな列車に乗り、ようやくロンドンを出発することができた。
さすがに、早朝ランニングした私は、一気に気が緩んで、1時間くらいはぐっすり眠っていた(-_-)zzz
そして、何やら後ろで争う声がして目が覚めた。
どうやら、切符を買わずに乗ったお客と車掌さんが、言い争っているようで、結局そのお客は罰金25ポンド支払わされていた。
車掌さんが去った後・・・しばらくその客はブツブツと毒づいていた。
次は私の番だった。実は私は、行きの切符は6時の切符のままだったから、少しドキドキしたが・・・(催促されたらその時はその時、、、とのんびりかまえていた)
ラッキーなことに何も言われなかった!
(多少心は痛むが・・・まあ、間違いなくその区間の料金は払っているわけだし・・・よしとしよう)
車窓は、のどかなカントリーサイド・・・
しかし、残念ながら天気はそれほどよくはなかった。雨が降らないだけまだいいかという感じ。
そして、いよいよ列車はサクスマンダムに到着した。
小さな駅で、インフォメーションもなく、周りにも情報板らしきものも何もない・・・
「どうすればいいんだ〜(;^ω^)」
と、ウロウロしていると、駅に沿った道の向こう側に立っているイギリス青年が
「どうしたの?」と、聞いてくれた。
「レイストンに行くバスを探してるんだけど・・・」と言うと、
「ああ、それならここで待っていたら、もうすぐ来るよ」と教えてくれた。
感じのいい人で、何だか荷物に見覚えがあった。
「もしかして、さっきの列車で、私のななめ前に座ってた人?」
「Yes」
私がいつも持ち歩いている登山用の赤いザックとよく似ている荷物だったから、
「登山をする人かな?」と思って印象に残っていたのだった。
そう聞くと、「今回は登山ではなかったけど、旅には便利だから」と軽く笑った。
ところで、私は、10時半にサマーヒルに着けるかどうかが、かなり心配だったので、45分を過ぎてバスが来ないので不安になって聞いてみた。
すると彼は「大丈夫!」と言うので、安心してゆっくり待つことにした。
「サマーヒルに行くつもりなんだけど・・・知ってる?」
「ああ、普通の学校とは違うおもしろいタイプの学校だよね」
彼は、レイストンのもう一つ向こうの町に住んでいて、奥さんは公立の小学校の先生をしているという。
「とっても大変な仕事だけど、彼女は楽しんでるよ。」とのこと。何だか嬉しかった^_^
そして、55分、待ちわびたバスが来た!
彼は、切符を買う時もアドバイスしてくれ、乗ってる間、今か今かと落ち着かない私に
「降りる所に着いたら教えてあげるから」と言ってくれた。
バスは、のどかな田舎道を右に左に走っていく・・・。
もうすぐだ・・・。もうすぐ・・・。
10時20分。
「このバス停で降りて、右に行くと町の図書館があるから、そこで聞くときっと教えてくれる。」と言って、
「よい旅を」と手を振ってくれた。
私は「ありがとう!」と手を振って急いで、図書館に向かった。
小さなかわいい図書館で、受付の人も親切に丁寧に教えてくれた。
「情報化社会」と言われる今の時代でも、旅をして、知らない土地、しかも田舎に行けば行くほど、情報は「人」からしか得られない。
しみじみと、困っている時の、その土地の人の親切というのは、本当に心に染みた。
そして、そこから歩いて、約5・6分。右に森を見ながら歩いて行くと・・・あった!
うっかり通り過ぎそうになったけれど、垣根っぽい塀の下の方に「SUMMERHILL」の文字・・・
ずっとずっと、来てみたかった、あのサマーヒルについに、辿り着いたのである。
時間は、10時半ジャスト・・・!
よかった〜!(≧▽≦)
さあ、どんな子ども達に会えるかな?ワクワクしながら、まずは事務室に向かった。
*当時1ポンド=約250円
(つづく)
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ヨーロッパの自由学校訪問記 〜情報編〜
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2017年06月23日
ビルとの忘れられない約束 〜サマーヒル訪問前夜〜 イギリス、ロンドンにて
久々の豆腐料理でシアワセな夕食時間を過ごした私は、後片付けをして、自分の部屋に向かった。
何しろ、明日はあこがれのサマーヒル・スクールを訪問する日だったʕ•̀ω•́ʔ✧
そして、朝6時に出発する駅は、リバプール・ストリート駅という、おそらくこのユースから徒歩と地下鉄で45分くらいはかかりそうなところだった。
切符のこともあるし、4時半にはここを出なければ・・・と、逆算しながら歩いていると、庭のテラス席のテーブルに、キッチンで出会ったビルが座っていた。
あらためてもらったパンのお礼を言うとビルは、よかったらまた少し話をしようと言うので、じゃあ少しだけ・・・と、同じ席に座った。
「なぜ、旅をしているのか?」ということを、ビルはストレートに尋ねてきた。
それで、ヨーロッパの興味がある学校を訪問していると説明した。
すると、「君は教師なのか?」と聞かれたので「Yes」と答えた。
「ぼくは若い頃、農業に興味があった。だから、世界中の農場を訪ねて歩いたことがある。君は、それとまったく同じことをやっている。」
と、あたたかいまなざしで私を見た。
そして、次の一言に、私は自分の耳を疑った。
「もしも、君が日本で学校を作るのならば、僕は英語の教師として、日本に行くだろう。」
・・・ええ?!・・・・( ゚д゚)
私は、びっくりして、唖然としてしまった。
この人は、一体何者だろう? 私は、まだ一言も「学校を作りたい」とは、言ってなかった。
しかし、実際、心ではその夢を追い、そのために今回のこの旅をしているわけなのだが・・・
なぜそのことが分かったのか、そして、会って間もない間柄なのに、なぜ、そんなことが言えるのか私も、思うことをストレートに聞いてみた。
すると、まず一言「インスピレーションだよ。」と言う。
「はいい??(´・ω・`)」
半信半疑で聞いていたが、
彼はとっても真剣で、真面目そのものだった。
そもそも彼はメキシコで英語教師をしていた。
本当は、メキシコにとどまりたかったけれど、政治的事情から、そうはいかなかった。
今は、骨董屋をしているが、本当はもう一度、世界のどこかで英語教師をしたいのだということ。
そして、骨董屋をしている関係で、元々日本に興味があること。
「ぼくがイギリスを離れてまでして、行く条件は4つある。」
一つ一つのキーワードに補足説明をしてくれた内容は以下の通り・・・
多少、意訳っぽい面もあるかと思うけれど・・・
at home アット・ホームで居心地がいいこと
peaple 親切な人々がいること
culture 興味のある文化が享受できること
custom よい風習が浸透していること
そして、「お金よりも、生きがいが大事だ」
というような意味のことも言っていた。
私は私で、自分の理想とする学校がどんな学校か・・・
今、どんな学校に興味があるのかということなどを語り、例によって、ビルは時々私の英語にチェックを入れてくれた。
(明日、朝早いんだけどなあ・・・)と、心で苦笑しながら、どれくらい語っていただろう。
正直、彼の気持ちは素直に嬉しかった。
しかし、あくまで今はまだ「夢」であって、現実味はまったくない。
実現できる保証もない。
でも、その時点でフレネ学校と、サンド・スクールを訪問して、実際の「手作りの」学校を見ていた私は、
「不可能なことではない」という「志」だけは強く持っていた。
それで、ビルには「実現できる保証もないし、できるとしても数年後になるだろう」と言うと、
「分かってる」と・・・「その夢のおかげで、はりあいができる」と、彼は言った。
そして、「数年後に、きっと・・・」と約束をして、彼とは別れた。
明日の朝の準備だけして、ベッドの中に入ったが、何だか少し興奮状態だった。
まだ半信半疑ではあったけれど、思いがけない展開に、夢が夢でなく現実になるのでは・・・というか、現実にしたい・・・という強い気持ちになっていた。
そして、いよいよ明日は、この旅のメイン校である「サマーヒル」訪問!
どうしたって気持ちは高揚してしまって、なかなか寝付けなかった(@_@)
でも、「1日だけ」の訪問なのだから、あまり何から何まで見ようと思わないで、サマーヒルの生活環境をこの目で見て
「子ども達の素顔」に触れられればそれで、満足かもしれない・・・と気負いはなくなり、いつの間にか、眠りに落ちていた(-_-)zzz
(つづく)
ʕ•̀ω•́ʔ✧ 旅の豆知識 ʕ•̀ω•́ʔ✧
今回のお話の宿は、YHAホーランドパーク♪
ホステル、アパートメント、高級ホテル、、、国内、国外どこでも、ご予算とご要望にお応えします^^
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何しろ、明日はあこがれのサマーヒル・スクールを訪問する日だったʕ•̀ω•́ʔ✧
そして、朝6時に出発する駅は、リバプール・ストリート駅という、おそらくこのユースから徒歩と地下鉄で45分くらいはかかりそうなところだった。
切符のこともあるし、4時半にはここを出なければ・・・と、逆算しながら歩いていると、庭のテラス席のテーブルに、キッチンで出会ったビルが座っていた。
あらためてもらったパンのお礼を言うとビルは、よかったらまた少し話をしようと言うので、じゃあ少しだけ・・・と、同じ席に座った。
「なぜ、旅をしているのか?」ということを、ビルはストレートに尋ねてきた。
それで、ヨーロッパの興味がある学校を訪問していると説明した。
すると、「君は教師なのか?」と聞かれたので「Yes」と答えた。
「ぼくは若い頃、農業に興味があった。だから、世界中の農場を訪ねて歩いたことがある。君は、それとまったく同じことをやっている。」
と、あたたかいまなざしで私を見た。
そして、次の一言に、私は自分の耳を疑った。
「もしも、君が日本で学校を作るのならば、僕は英語の教師として、日本に行くだろう。」
・・・ええ?!・・・・( ゚д゚)
私は、びっくりして、唖然としてしまった。
この人は、一体何者だろう? 私は、まだ一言も「学校を作りたい」とは、言ってなかった。
しかし、実際、心ではその夢を追い、そのために今回のこの旅をしているわけなのだが・・・
なぜそのことが分かったのか、そして、会って間もない間柄なのに、なぜ、そんなことが言えるのか私も、思うことをストレートに聞いてみた。
すると、まず一言「インスピレーションだよ。」と言う。
「はいい??(´・ω・`)」
半信半疑で聞いていたが、
彼はとっても真剣で、真面目そのものだった。
そもそも彼はメキシコで英語教師をしていた。
本当は、メキシコにとどまりたかったけれど、政治的事情から、そうはいかなかった。
今は、骨董屋をしているが、本当はもう一度、世界のどこかで英語教師をしたいのだということ。
そして、骨董屋をしている関係で、元々日本に興味があること。
「ぼくがイギリスを離れてまでして、行く条件は4つある。」
一つ一つのキーワードに補足説明をしてくれた内容は以下の通り・・・
多少、意訳っぽい面もあるかと思うけれど・・・
at home アット・ホームで居心地がいいこと
peaple 親切な人々がいること
culture 興味のある文化が享受できること
custom よい風習が浸透していること
そして、「お金よりも、生きがいが大事だ」
というような意味のことも言っていた。
私は私で、自分の理想とする学校がどんな学校か・・・
今、どんな学校に興味があるのかということなどを語り、例によって、ビルは時々私の英語にチェックを入れてくれた。
(明日、朝早いんだけどなあ・・・)と、心で苦笑しながら、どれくらい語っていただろう。
正直、彼の気持ちは素直に嬉しかった。
しかし、あくまで今はまだ「夢」であって、現実味はまったくない。
実現できる保証もない。
でも、その時点でフレネ学校と、サンド・スクールを訪問して、実際の「手作りの」学校を見ていた私は、
「不可能なことではない」という「志」だけは強く持っていた。
それで、ビルには「実現できる保証もないし、できるとしても数年後になるだろう」と言うと、
「分かってる」と・・・「その夢のおかげで、はりあいができる」と、彼は言った。
そして、「数年後に、きっと・・・」と約束をして、彼とは別れた。
明日の朝の準備だけして、ベッドの中に入ったが、何だか少し興奮状態だった。
まだ半信半疑ではあったけれど、思いがけない展開に、夢が夢でなく現実になるのでは・・・というか、現実にしたい・・・という強い気持ちになっていた。
そして、いよいよ明日は、この旅のメイン校である「サマーヒル」訪問!
どうしたって気持ちは高揚してしまって、なかなか寝付けなかった(@_@)
でも、「1日だけ」の訪問なのだから、あまり何から何まで見ようと思わないで、サマーヒルの生活環境をこの目で見て
「子ども達の素顔」に触れられればそれで、満足かもしれない・・・と気負いはなくなり、いつの間にか、眠りに落ちていた(-_-)zzz
(つづく)
ʕ•̀ω•́ʔ✧ 旅の豆知識 ʕ•̀ω•́ʔ✧
今回のお話の宿は、YHAホーランドパーク♪
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2017年06月22日
すばらしきかな日本食\(^o^)/ キッチンの友、パート2 〜イギリス、ロンドンにて〜
さて、Ashburtonからまたこのユースに戻ってきた日、帰る道すがらで例のミスター・ボール(キッチンの友)に聞いたオーガニックのお店に寄ってみたʕ•̀ω•́ʔ✧
すると・・・ありましたありました・・・かれこれ1ヶ月以上も口にしていない恋しい恋しい「豆腐」ちゃんが・・・(≧▽≦)
1個、1・8ポンド(450円)・・・ゴクリ( ゚д゚)
高いけど、今を逃したら次はいつ食べられるか分からない・・・決心!•̀.̫•́✧
冷や奴と、あとできれば湯豆腐かな?
冷蔵庫にこの間のブナシメジがまだ残っているから、あとは白菜かなにかあれば・・・
近くのスーパーに寄って、さがしてみたが白菜はさすがに量が多すぎて、効率が悪く、となりに似たような菜っ葉が、安く売っていたのでそちらにした。
あと、ネギがなかったので、ワケギらしいものをゲット。
ワクワク♪
ユースに帰って、早速キッチンで豆腐料理!・・・と言っても、冷や奴と湯豆腐では料理とは言えないが・・・(^^ゞ
酢醤油がほしいと思ってキッチンをさがしてみると、バルサミコ酢を発見!
醤油は自分で持っていたので、それで代用・・・だしはなし。シメジと青菜が味を出してくれるだろう。
・・・と、色々している間に、父親くらいの年齢の元気なオジサンが入ってきた。
そして、まず第一に視線は、「豆腐」に注がれた。
日本人である私が豆腐をどうやって調理するのか興味津々という感じだ。
彼は、ビルと言って今は骨董屋をしているが、昔はメキシコで英語の教師をしていたらしく、私が不自然な英語を話すと、すぐに「それは違う」と、正しい英語を教えてくれた。
そして、骨董屋をしている関係で、日本にも興味があるらしかった。
・・・と、色々問答しているうちに、料理はできあがりつつあった。
しかし、うっかりパンを買い忘れたことに気が付いた(・・;)
しまった・・・冷や奴と、ゆで卵と湯豆腐か・・・メニューとしてはちょっと・・・。
色々考えていると、ビルが私の料理の最終仕上がりを見に来た。
そして、何やら一つ一つチェックしている。
「たんぱく質は、卵・・・ビタミンは、野菜・・・」
などとブツブツ言っているかと思うと
「炭水化物が足りない」と言う。
ひえ〜・・・お見通し!・・・(;・∀・)
そしてなんと、自分が持っているパンを二枚、分けてくれた。
(私、何にも言ってないのに・・・すごい!)
大感動・・・(TT)
お返しに豆腐を少し・・・と思ったが、ビルには丁重に断られた(笑)
そして、レストランに行って、大事に大事に味わって食べた(*˘︶˘*).。.:*♡
この時の嬉しさは、日本の南アルプスの山小屋(標高3000メートル)で働いている時に、同僚が重い荷物を背に登って持ってきてくれた豆腐の味を思い出した。
そして、マンガ「美味しんぼ」ではないが、今は日本のお店では稀有になってきている、大豆の味がバッチリ!する本物の豆腐であった\(^o^)/
絶品!! ああ、日本食ってすばらしい・・・
ちなみに、今回の旅では最初で最後の豆腐との出会いであった(笑)
(つづく)
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1個、1・8ポンド(450円)・・・ゴクリ( ゚д゚)
高いけど、今を逃したら次はいつ食べられるか分からない・・・決心!•̀.̫•́✧
冷や奴と、あとできれば湯豆腐かな?
冷蔵庫にこの間のブナシメジがまだ残っているから、あとは白菜かなにかあれば・・・
近くのスーパーに寄って、さがしてみたが白菜はさすがに量が多すぎて、効率が悪く、となりに似たような菜っ葉が、安く売っていたのでそちらにした。
あと、ネギがなかったので、ワケギらしいものをゲット。
ワクワク♪
ユースに帰って、早速キッチンで豆腐料理!・・・と言っても、冷や奴と湯豆腐では料理とは言えないが・・・(^^ゞ
酢醤油がほしいと思ってキッチンをさがしてみると、バルサミコ酢を発見!
醤油は自分で持っていたので、それで代用・・・だしはなし。シメジと青菜が味を出してくれるだろう。
・・・と、色々している間に、父親くらいの年齢の元気なオジサンが入ってきた。
そして、まず第一に視線は、「豆腐」に注がれた。
日本人である私が豆腐をどうやって調理するのか興味津々という感じだ。
彼は、ビルと言って今は骨董屋をしているが、昔はメキシコで英語の教師をしていたらしく、私が不自然な英語を話すと、すぐに「それは違う」と、正しい英語を教えてくれた。
そして、骨董屋をしている関係で、日本にも興味があるらしかった。
・・・と、色々問答しているうちに、料理はできあがりつつあった。
しかし、うっかりパンを買い忘れたことに気が付いた(・・;)
しまった・・・冷や奴と、ゆで卵と湯豆腐か・・・メニューとしてはちょっと・・・。
色々考えていると、ビルが私の料理の最終仕上がりを見に来た。
そして、何やら一つ一つチェックしている。
「たんぱく質は、卵・・・ビタミンは、野菜・・・」
などとブツブツ言っているかと思うと
「炭水化物が足りない」と言う。
ひえ〜・・・お見通し!・・・(;・∀・)
そしてなんと、自分が持っているパンを二枚、分けてくれた。
(私、何にも言ってないのに・・・すごい!)
大感動・・・(TT)
お返しに豆腐を少し・・・と思ったが、ビルには丁重に断られた(笑)
そして、レストランに行って、大事に大事に味わって食べた(*˘︶˘*).。.:*♡
この時の嬉しさは、日本の南アルプスの山小屋(標高3000メートル)で働いている時に、同僚が重い荷物を背に登って持ってきてくれた豆腐の味を思い出した。
そして、マンガ「美味しんぼ」ではないが、今は日本のお店では稀有になってきている、大豆の味がバッチリ!する本物の豆腐であった\(^o^)/
絶品!! ああ、日本食ってすばらしい・・・
ちなみに、今回の旅では最初で最後の豆腐との出会いであった(笑)
(つづく)
実際の旅に役立つ情報編へは、こちら
ヨーロッパの自由学校訪問記 〜情報編〜
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2017年06月21日
「いつものように、、、」Sands Schoolとの別れ 〜イギリス、Devon州より再びロンドンへ
3日目の訪問を終えた私は、自分へのご褒美で、初日に行った、ちょっと雰囲気のいいお店で夕食を頂き、、、♪
(6.6ポンド=約1500円強)
5月24日(木)出発の日の朝、、、
B&Bの奥さんはいつものように、イングリッシュ・ブレックファーストの代表のような豪華な朝食を用意してくれた。
ゆっくりと味わっていただき・・・(*˘︶˘*).。.:*♡
ご夫婦二人に世話になったお礼を言って、そこを出発した。
まず、学校に寄って別れのあいさつをして、それからバス停に向かった。
「自分が、当たり前のようにそこにいて、これから先もずっとそこにいるような」感覚・・・
以前にそう書いたように、サンド・スクールとの別れは、ごく自然に、まるで明日もここに来るような・・・そんな感じの別れだった。
ジョアンナには、次にサマーヒルに行くということは伝えた。
自分達もいつか行きたいと思っているということと「よい旅をね。また連絡をちょうだい。」と、にこっと笑った。
もう授業は始まっていたので、「Thank You Very Much!See You Again !」
本当にありがとう!また会おうね・・・と、入り口のボードに書き記し、そこから、一歩外に出ると、ちょうどヘイゼル達と出会った。
「もう行くの?」と一言、彼女は言った。
「うん、絶対にまた会おうね」と、私は右手を差し出した。
彼女は、しっかりと握り返してくれた。この一瞬は、切なかった。
でも、いつものように・・・「じゃあね」と、手をふって別れ、バス停に向かった。
実は彼女には、昨日のうちに自分のノートに、メッセージを書いてもらっていた。
内容は
「あなたにとって、ここを訪問することはすごいことだったんでしょうね。
私は、日本が大好き!いつかぜったい日本で勉強したいと願ってます。
あなたに会えて、よかった! 」 ヘイゼルより
・・・という嬉しいものだった(*^^*)
きっと、また会える・・・何だかそう思えてならなかった。
この日は、Ashburton からNewton Abot までバス。
そこから鉄道で、ロンドンのパディントン駅へ。
そして、バスでYHA(ユースホステル)ホーランド・パークのあるハイ・ストリート・ケンジントン・・・
という長い道のりだった。
しかし、見返しても写真が一枚もない・・・おそらく、来る時と同じ景色だったためと・・・起きている時間が短かったためと思われる(^^ゞ
イギリスの交通機関は、正直言って、「ワケがわからん」というのが最初の印象だった。
ガイドブックを熟読して、インターネットで調べて、必要に応じて何とか安い切符を手に入れたりできたけれど・・・「安くて気ままな放浪の旅」にはもっとも向いてない雰囲気が漂っている気がした。
その理由は以下の通り・・・
@ヨーロッパを自由に行き来できるユーレイルパスが使えない。(もっとも、私は持ってなかったが)
*イギリス国内だけのブリットレイルパスが存在する。
A料金が日ごと・時間ごとに変わる変動制で、当日が一番高い。(逆に、早く買えば買うほど安い)
Bネットで、時間を調べるだけなら簡単だが、外国人旅行者が切符を購入するのは難しい。
なぜなら、複数の鉄道会社から選ばないといけないのだが、住んでもいないのにどこの会社がいいかなどわからない上に、クレジット払いの時に、国内の住所が必要となる)
参考までに、イギリス鉄道のサイトのアドレスは・・・
http://www.nationalrail.co.uk
ちなみに安いのは、少なくとも3日以上前に、往復切符を買うこと・・・しかし、予定変更は不可能である。
サンド・スクールに行く時も、金曜当日乗ろうとして、あまりの高さに2日後に変更してもらった。
(おかげで、今度は宿をさがすのに苦労したが、おかげでYHAと出会うことができた。)
もっとも今の私なら、ヨーロッパ鉄道旅行
のページ(日本語)から路線検索しますけどね^^
さて、うんちくはさておき・・・Newton Abot から列車に乗り、予約している席に向かうと・・・
なんと他の人がすでに座っている!
老夫婦のだんなさんの方で、私が自分の切符を見せると、向こうも同じ番号の切符を見せてきた。
「ええ??Σ(゚Д゚)」
私は困った顔をしたが、向こうは「自分に間違いは無い」とばかりにふんぞり返っている。
それ以上何か言う気にはなれなかったので、他の予約の無い席をみつけて座った。(予約がある席には、白いカードが差してある)
おかしいな・・・(?_?)
腑に落ちないまま・・・しかし、気が付くと熟睡していた(。-ω-)zzz. . .
あっという間に(実際は3時間弱)
列車はパディントン駅に到着し、私は寝ぼけた頭のまま改札に向かった。
出口の機械に切符を入れると「ピーッ」と何やらいやな音がして、閉まったまま。
(@@;)??
いかめしい顔の係員が切符を見にやってきた。
そして、「これは今日じゃなくて、2日前の切符だ」と言われた。
なに〜っっ・・・(# ゚Д゚)それで、同じ番号の切符が存在したのか・・・謎は解けた・・・!
いかつい係員は、何気に疑いのまなざし・・・٩(๑òωó๑)۶
どうやら私が故意にそうしたのではという顔だ。
じょーだんじゃない・・・ってゆーか、私は窓口で買う時、ちゃんと日付と曜日を確認したぞ〜ノートにメモもあるし٩(๑´0`๑)۶
と、言ってノートに書いてある日程表を見せた。細かく時間まで書いてある。
すると、その人は、別のもう少し偉そうな係員の方に相談に行き、その係員はじっとノートを見て、
「オオ、ソーリー」と言って、丁寧に出口を開けてくれた。
はあ、ひとまず一件落着・・・(追加料金とられるかと思った・・・^_^;)
何だか一気に疲れが・・・明日の朝は、6時にリバプールストリート駅から、サマーヒルに向かうのだが・・・大丈夫かなこりゃ・・・(;_;
一抹の不安・・・
なにはともあれ、そこからバスに乗って、先週末泊っていた、ユースホステルに向かった。
そこは荷物を半分預かってくれていて(1日1ポンド=約250円)おかげで快適に旅をすることができた。
(つづく)
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5月24日(木)出発の日の朝、、、
B&Bの奥さんはいつものように、イングリッシュ・ブレックファーストの代表のような豪華な朝食を用意してくれた。
ゆっくりと味わっていただき・・・(*˘︶˘*).。.:*♡
ご夫婦二人に世話になったお礼を言って、そこを出発した。
まず、学校に寄って別れのあいさつをして、それからバス停に向かった。
「自分が、当たり前のようにそこにいて、これから先もずっとそこにいるような」感覚・・・
以前にそう書いたように、サンド・スクールとの別れは、ごく自然に、まるで明日もここに来るような・・・そんな感じの別れだった。
ジョアンナには、次にサマーヒルに行くということは伝えた。
自分達もいつか行きたいと思っているということと「よい旅をね。また連絡をちょうだい。」と、にこっと笑った。
もう授業は始まっていたので、「Thank You Very Much!See You Again !」
本当にありがとう!また会おうね・・・と、入り口のボードに書き記し、そこから、一歩外に出ると、ちょうどヘイゼル達と出会った。
「もう行くの?」と一言、彼女は言った。
「うん、絶対にまた会おうね」と、私は右手を差し出した。
彼女は、しっかりと握り返してくれた。この一瞬は、切なかった。
でも、いつものように・・・「じゃあね」と、手をふって別れ、バス停に向かった。
実は彼女には、昨日のうちに自分のノートに、メッセージを書いてもらっていた。
内容は
「あなたにとって、ここを訪問することはすごいことだったんでしょうね。
私は、日本が大好き!いつかぜったい日本で勉強したいと願ってます。
あなたに会えて、よかった! 」 ヘイゼルより
・・・という嬉しいものだった(*^^*)
きっと、また会える・・・何だかそう思えてならなかった。
この日は、Ashburton からNewton Abot までバス。
そこから鉄道で、ロンドンのパディントン駅へ。
そして、バスでYHA(ユースホステル)ホーランド・パークのあるハイ・ストリート・ケンジントン・・・
という長い道のりだった。
しかし、見返しても写真が一枚もない・・・おそらく、来る時と同じ景色だったためと・・・起きている時間が短かったためと思われる(^^ゞ
イギリスの交通機関は、正直言って、「ワケがわからん」というのが最初の印象だった。
ガイドブックを熟読して、インターネットで調べて、必要に応じて何とか安い切符を手に入れたりできたけれど・・・「安くて気ままな放浪の旅」にはもっとも向いてない雰囲気が漂っている気がした。
その理由は以下の通り・・・
@ヨーロッパを自由に行き来できるユーレイルパスが使えない。(もっとも、私は持ってなかったが)
*イギリス国内だけのブリットレイルパスが存在する。
A料金が日ごと・時間ごとに変わる変動制で、当日が一番高い。(逆に、早く買えば買うほど安い)
Bネットで、時間を調べるだけなら簡単だが、外国人旅行者が切符を購入するのは難しい。
なぜなら、複数の鉄道会社から選ばないといけないのだが、住んでもいないのにどこの会社がいいかなどわからない上に、クレジット払いの時に、国内の住所が必要となる)
参考までに、イギリス鉄道のサイトのアドレスは・・・
http://www.nationalrail.co.uk
ちなみに安いのは、少なくとも3日以上前に、往復切符を買うこと・・・しかし、予定変更は不可能である。
サンド・スクールに行く時も、金曜当日乗ろうとして、あまりの高さに2日後に変更してもらった。
(おかげで、今度は宿をさがすのに苦労したが、おかげでYHAと出会うことができた。)
もっとも今の私なら、ヨーロッパ鉄道旅行
のページ(日本語)から路線検索しますけどね^^
さて、うんちくはさておき・・・Newton Abot から列車に乗り、予約している席に向かうと・・・
なんと他の人がすでに座っている!
老夫婦のだんなさんの方で、私が自分の切符を見せると、向こうも同じ番号の切符を見せてきた。
「ええ??Σ(゚Д゚)」
私は困った顔をしたが、向こうは「自分に間違いは無い」とばかりにふんぞり返っている。
それ以上何か言う気にはなれなかったので、他の予約の無い席をみつけて座った。(予約がある席には、白いカードが差してある)
おかしいな・・・(?_?)
腑に落ちないまま・・・しかし、気が付くと熟睡していた(。-ω-)zzz. . .
あっという間に(実際は3時間弱)
列車はパディントン駅に到着し、私は寝ぼけた頭のまま改札に向かった。
出口の機械に切符を入れると「ピーッ」と何やらいやな音がして、閉まったまま。
(@@;)??
いかめしい顔の係員が切符を見にやってきた。
そして、「これは今日じゃなくて、2日前の切符だ」と言われた。
なに〜っっ・・・(# ゚Д゚)それで、同じ番号の切符が存在したのか・・・謎は解けた・・・!
いかつい係員は、何気に疑いのまなざし・・・٩(๑òωó๑)۶
どうやら私が故意にそうしたのではという顔だ。
じょーだんじゃない・・・ってゆーか、私は窓口で買う時、ちゃんと日付と曜日を確認したぞ〜ノートにメモもあるし٩(๑´0`๑)۶
と、言ってノートに書いてある日程表を見せた。細かく時間まで書いてある。
すると、その人は、別のもう少し偉そうな係員の方に相談に行き、その係員はじっとノートを見て、
「オオ、ソーリー」と言って、丁寧に出口を開けてくれた。
はあ、ひとまず一件落着・・・(追加料金とられるかと思った・・・^_^;)
何だか一気に疲れが・・・明日の朝は、6時にリバプールストリート駅から、サマーヒルに向かうのだが・・・大丈夫かなこりゃ・・・(;_;
一抹の不安・・・
なにはともあれ、そこからバスに乗って、先週末泊っていた、ユースホステルに向かった。
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2017年06月15日
もしかして野宿?!(@_@;) イギリス、カントリーサイド、Devon州、Ashuburtonにて
夏のイギリスの日暮れは遅い。
だいたい22時くらいにやっとお日様が沈み、暗くなるのはもっと後である。
そんなワケで、仕事が終って家に帰った後でも十分明るくて、散歩や軽いハイキングを楽しむことができる。
その代わり、天気が悪い時は夏でもセーターを必要とするほど寒くなることもあるし、冬は逆のパターンということなのだろう。
2日目の訪問を終って19時頃に帰ってきた私は、あんまりいい天気なので、朝みつけたあの気持ちのいい草原にもう一度行ってみたくてたまらなくなった。
そこで、町のインド料理店でテイクアウトをして、ついでに小さなお店でバナナなどを買い足して、ルンルン気分であの場所に行ってみた(*゚∀゚)
すると、すでに何人かの町の人々が、草の上でくつろいでいた。中の一人が軽く手をあげて挨拶してくれた。
(遠めではっきりと分からなかったが、どうもサンド・スクールのスタッフの一人だったような・・・)
他にも犬を連れた人が何人も、気持ちよさそうに(犬がシアワセそうなこと!)側を歩いていった。
私はベンチに腰掛けて、持ってきたお弁当(?)を食べ始めた
・・・が・・・「あ、味がない・・・。」
節約のために、チャーハンらしき一品(500円くらい)しか買わなかったのだが、実はカレールーとセットで食べるご飯だったようだ(^^ゞ
・・・というワケで、途中でギブアップしてしまった。
まあ、景色がご馳走だ・・・と、そのまま1時間くらいぼーっっと、その景色に見とれながら日暮れを待っていた。
やっぱり、素敵な風景だな〜(*´ω`*)
しかし、なかなか日は沈まない上に、天気が良すぎて雲がない。
これでは、雲同士が染まる夕陽はのぞめないだろうと、20時半くらいに、あきらめて家に帰ることにした。
そして、いつものB&Bに辿り着き、入り口を開けようとしたが・・・カギが・・・ない・・・!!
どうやら自分の部屋に置いたまま出てきてしまったようだ。
いつもならご夫婦が中にいるはずだが、今日はどうも留守らしい。
しかも、夜はどこにいるとか何も知らない。
・・・なんてこったい・・・っっ(# ゚Д゚)
とりあえず、他に入り口がないかウロウロしてみたり、隣りの家の人に彼らがどこに行っているか、知らないかを尋ねてみたりしたが、やっぱり誰も知らない・・・。
このまま、明日の朝まで帰ってこなかったら・・・ど〜しよ〜。・゚・(ノД`)・゚・。
しかし、ジタバタしてもしかたがない。
例によって「神様は私に何をしろと言ってるのだろう?」(ちなみに普段は無宗教)と考えることにした。
そして、「ゆっくり夕陽を見てきなさいってことかも・・・」
と思うことにして、再びあの草原に向かった。
そこでしばらくゆっくりしていたが、さすがに夜22時ともなると風が冷たくなり、
しかもさっきあまり食べなかったので、お腹がすいてきた。
「まだあのお店開いてるかな?」と、今度は町のインド料理店に行った。
「おや、また来たのかい?」とおじさんは笑顔で迎えてくれた。
カレーを注文して、しばらく待った。小さなお店だけど、お客さんはけっこうきているようだった。
カレーの香ばしい匂いをプンプンさせながら、「そろそろ帰ってきてないかな?」とB&Bに向かったが、残念ながら変化なしだった。
また上に行くには少し寒すぎた。
ありがたいことには、一つ目のドアは開けることができる。問題は二つ目のドアなのだった。
しかし、全くの「外」ではないだけマシだった。いざとなったら、ここで寝ればいい。
「はあ、お腹すいた・・・」
仕方がないので、その小さなスペースに座って、カレーのふたを開け、一口・・・
その時、見慣れた車がやってきた!
大急ぎでカレーをしまい(さすがに恥ずかしい^^”)、私は、まるで子どものように出迎えたヽ(^。^)ノ
「さてはカギを忘れていったのね?」と奥さん・・・
「帰ってこないかと心配した。会えて本当に嬉しい!(≧▽≦)」と笑顔で答えると、
奥さんはカギをあけながら「今日は親戚の家に行っていたの。長い時間待った?」
「いいえ、ついさっき散歩から帰ってきたところだったから大丈夫」と答えた。
入った瞬間、奥さんに「あなたここでご飯食べてたの?」と聞かれた。(ばれたか・・・)
自分の部屋で続きを食べようと思っていたが「食べるなら、キッチンでゆっくり食べなさい」と、自分の子を叱るような調子で言われたので、おとなしくその通りにした。
奥さんは、飲み物も出してくれた。
しみじみと、屋根のあるところでふかふかのベッドに寝られるありがたみを感じながら
「家っていいな〜(*˘︶˘*).。.:*♡」と奥さんの優しさに涙が出そうな、そんな夜だった。
(ちなみに、カギはやはり自分の部屋にしっかりと置いてあった)
(つづく)
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だいたい22時くらいにやっとお日様が沈み、暗くなるのはもっと後である。
そんなワケで、仕事が終って家に帰った後でも十分明るくて、散歩や軽いハイキングを楽しむことができる。
その代わり、天気が悪い時は夏でもセーターを必要とするほど寒くなることもあるし、冬は逆のパターンということなのだろう。
2日目の訪問を終って19時頃に帰ってきた私は、あんまりいい天気なので、朝みつけたあの気持ちのいい草原にもう一度行ってみたくてたまらなくなった。
そこで、町のインド料理店でテイクアウトをして、ついでに小さなお店でバナナなどを買い足して、ルンルン気分であの場所に行ってみた(*゚∀゚)
すると、すでに何人かの町の人々が、草の上でくつろいでいた。中の一人が軽く手をあげて挨拶してくれた。
(遠めではっきりと分からなかったが、どうもサンド・スクールのスタッフの一人だったような・・・)
他にも犬を連れた人が何人も、気持ちよさそうに(犬がシアワセそうなこと!)側を歩いていった。
私はベンチに腰掛けて、持ってきたお弁当(?)を食べ始めた
・・・が・・・「あ、味がない・・・。」
節約のために、チャーハンらしき一品(500円くらい)しか買わなかったのだが、実はカレールーとセットで食べるご飯だったようだ(^^ゞ
・・・というワケで、途中でギブアップしてしまった。
まあ、景色がご馳走だ・・・と、そのまま1時間くらいぼーっっと、その景色に見とれながら日暮れを待っていた。
やっぱり、素敵な風景だな〜(*´ω`*)
しかし、なかなか日は沈まない上に、天気が良すぎて雲がない。
これでは、雲同士が染まる夕陽はのぞめないだろうと、20時半くらいに、あきらめて家に帰ることにした。
そして、いつものB&Bに辿り着き、入り口を開けようとしたが・・・カギが・・・ない・・・!!
どうやら自分の部屋に置いたまま出てきてしまったようだ。
いつもならご夫婦が中にいるはずだが、今日はどうも留守らしい。
しかも、夜はどこにいるとか何も知らない。
・・・なんてこったい・・・っっ(# ゚Д゚)
とりあえず、他に入り口がないかウロウロしてみたり、隣りの家の人に彼らがどこに行っているか、知らないかを尋ねてみたりしたが、やっぱり誰も知らない・・・。
このまま、明日の朝まで帰ってこなかったら・・・ど〜しよ〜。・゚・(ノД`)・゚・。
しかし、ジタバタしてもしかたがない。
例によって「神様は私に何をしろと言ってるのだろう?」(ちなみに普段は無宗教)と考えることにした。
そして、「ゆっくり夕陽を見てきなさいってことかも・・・」
と思うことにして、再びあの草原に向かった。
そこでしばらくゆっくりしていたが、さすがに夜22時ともなると風が冷たくなり、
しかもさっきあまり食べなかったので、お腹がすいてきた。
「まだあのお店開いてるかな?」と、今度は町のインド料理店に行った。
「おや、また来たのかい?」とおじさんは笑顔で迎えてくれた。
カレーを注文して、しばらく待った。小さなお店だけど、お客さんはけっこうきているようだった。
カレーの香ばしい匂いをプンプンさせながら、「そろそろ帰ってきてないかな?」とB&Bに向かったが、残念ながら変化なしだった。
また上に行くには少し寒すぎた。
ありがたいことには、一つ目のドアは開けることができる。問題は二つ目のドアなのだった。
しかし、全くの「外」ではないだけマシだった。いざとなったら、ここで寝ればいい。
「はあ、お腹すいた・・・」
仕方がないので、その小さなスペースに座って、カレーのふたを開け、一口・・・
その時、見慣れた車がやってきた!
大急ぎでカレーをしまい(さすがに恥ずかしい^^”)、私は、まるで子どものように出迎えたヽ(^。^)ノ
「さてはカギを忘れていったのね?」と奥さん・・・
「帰ってこないかと心配した。会えて本当に嬉しい!(≧▽≦)」と笑顔で答えると、
奥さんはカギをあけながら「今日は親戚の家に行っていたの。長い時間待った?」
「いいえ、ついさっき散歩から帰ってきたところだったから大丈夫」と答えた。
入った瞬間、奥さんに「あなたここでご飯食べてたの?」と聞かれた。(ばれたか・・・)
自分の部屋で続きを食べようと思っていたが「食べるなら、キッチンでゆっくり食べなさい」と、自分の子を叱るような調子で言われたので、おとなしくその通りにした。
奥さんは、飲み物も出してくれた。
しみじみと、屋根のあるところでふかふかのベッドに寝られるありがたみを感じながら
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