2017年06月07日
イギリス、ロンドン、YHAホーランドパークにて 〜 洗濯の友 そしてキッチンの友 〜
苦労して辿り着いたユースホステル、YHAホーランドパーク、、、
チェックインして、まず感動したのはその「静けさ」と自然の豊かさだった。さすがに広い公園の中だけあって、車の騒音が全くない。
それと、レストランのよさ。さすがに宿泊代が22ポンドもするだけあって、朝食がとっても豪華!
様々な種類の卵料理や、ベーコン、ソーセージ、ビーンズ、焼きたてのパン、ヨーグルト、シリアル、
オレンジジュース・様々な飲み物・フルーツ・・・どれも食べ放題\(^o^)/・・・(と言ってもそんなに入らないが)特にバターや、クロワッサンが美味しかったლ(´ڡ`ლ)
そして、もっとも重要だったのは・・・なんとキッチンがあることだったʕ•̀ω•́ʔ✧
ここ1ヶ月ほど、外食しかしてない私にとって、「自分で料理ができる」というのは、大きな喜びだった。
そして毎回そうだが、スタッフが親切なこと・・・。
さらに「いい出会いがたくさんあったこと」ここでの出会いは、同時に私の英会話レッスンにもなり・・・貴重な経験となった。
さて、よれよれの状態でホステルに辿り着いた私は、その日は早くからベッドに入って眠りについた。
女性の20人部屋だから、さぞかし騒がしいことだろうと思っていたら、この時は意外に静かで、騒音もなくぐっすりと熟睡できた(。-ω-)zzz. . .
次の朝、天気は快晴!まさしく「洗濯日和」だった(*^_^*)窓を開けて、嬉しそうにしている私の横を
「Washing Day・・・」(洗濯の日)と言いながら、背が高くてボーイッシュな感じの若い女性が通り過ぎた。
同じことを考えていたので、「Me、too」と言って、お互い目を見合わせて、にこっと笑った。
ゆっくり朝食を食べてから、洗濯物をかかえてランドリー室に向かった。するとさっきの女性が、すでに来ていた。
料金は、1.5ポンド。(乾燥は別)どうやら、50ペンス硬貨が必要らしく、彼女が「両替してもらってくるから、ちょっとそれ(洗濯物)見てて」と言って、フロントに行った。
そして、戻ってくると、私に50ペンス硬貨を1まい渡してくれた。
「後で返す」と言うと、「いいからいいから」とくしゃくしゃの顔で笑った。「ありがとう」と言って、ひとまず洗濯を開始。
作業をしながら「どこから来たの?」と聞いてみると「オーストラリア」だとのこと。名前は、ジリアン(略してジル)。
ロンドンには、仕事できているらしい。お互い興味があることを一通り聞き終わった頃に、あとは待つばかり・・・という状態になった。
「また後でね」と、お互いランドリー室を離れて、自分の好きなことをして・・・また再びランドリー室にて・・・をくり返した後、乾燥機にかける段階に入り・・・
私は、1回だけ(40ペンス=約100円)にして終わることにしたが、ジルの方は2回かけると言っていたのに、姿が見えず、機械は止まっている。
「チャンス!•̀.̫•́✧」と、私は自分の40ペンスを機械に入れた。
しばらくして、ジルが来て不思議そうな顔をしたので「さっきのお返し」(ちょっと少ないけど)と言って、にこっと笑うと、彼女も「サンキュー」と笑った。
乾燥機1回(確か約15分くらいだったかな?)ではさすがにジーパンなどは乾かなかったので、部屋の窓に干してからユースの探検に出かけると、そこでキッチンを発見!
嬉しいことに油などの調味料までそろっている。(塩・コショウ・醤油は自分で持っていた)
喜びいさんで近くのスーパーまで買い物に出かけた。ぐるっと一通り周って値段と品をチェックしたが、すぐには決められなかった。
なにしろ、次の日にはもうAshburtonに出発するのだから、よくよく考えてから買わないと・・・昼・夜の2食・・・でもまてよ・・・もう一度ここに戻ってくれば・・・などなど色々考えながら、公園でノートに買い物リストを作成・・
<この時買ったもの>
卵・ニンニク・玉ねぎ・ジャガイモ・人参・ブナシメジ・牛乳・サーモン・パスタ・パン
*ヨーロッパでは、果物と野菜が1個ずつ量り売りで買えるので、とっても助かる。
さて、このリストから何を作ろうとしているか、勘のいい方はお分かりかもしれませんが・・・^_^
<目標金額は、1000円以内(つまり4ポンド以内)>
選びに選んで、(ブナシメジはなんと約2ポンドもしたが、どうしても食べたかった)ドキドキしながらレジに行くと・・・
「3.8ポンド!」やった〜目標達成!
まずは、フロントで次に帰って来る日の予約をして、わくわくしながらキッチンに向かった。何しろほぼ一ヶ月ぶりだった。
「料理ができる」ということがこんなに嬉しいものだとは・・・(*˘︶˘*).。.:*♡
このキッチンは、そんなに広くもないし、水を使うところが向かい合っているので、お互いちょっと一言かけ合うのが当たり前という気さくな雰囲気・・・
しかも、たくさん宿泊客がいても、わざわざ自炊する人はそんなに多くはなく、たまに人が入ってくると、何となく「同類」の念を覚え、「何を作っているの?」とかいう料理のことに始まって、色々な話をした。
その出会い、第一号が「ミスター・ボール」だった。名前を言う時に、「野球ボールのボールだよ」と、手を丸くして見せてくれたので、いかに忘れっぽい私でも、一度で覚えることができた。
彼は、スコットランドから来ているらしく、スマートでメガネをかけていて、いかにも「英国老紳士」という感じ。(マスターキートンに出てきそうなタイプ)
目がとってもきれいな人で、職業はなんとお医者さん。日本のことに興味があると言って、色々なことを知っていた。
彼いわく「日本はすっかりアメリカナイズされてしまった」と・・・
むむむ・・・否定できない・・・^^;
そして「昔の日本はもっとよかった」と言う。
なんでそんなによく知っているのかと思ったら、息子さんが日本のしかも福岡で、英語の教師をしているという。
福岡は、私が生まれた所だと言うと、
「世界はせまい('・ω・') 」と、静かに言った。
さて、買ってきたあの材料でできた料理は・・・
まずお昼・・・サーモンとシメジのパスタ、ニンニク風味
そして、夜・・・サーモンスープ(塩味)とパン
朝・・・サーモンホワイトシチュー(ユースの朝食も食べた)
・・・といったところだった。
同じ材料を使っていかに違う味にするか・・・山小屋時代を思い出した(^^)
味の方は・・・人が食べてどう思うかはともかく、久々の手料理。
自分では「最高(≧▽≦)!!」だった。
(この時は・・・^^;)
そして、キッチンの友、ミスターボールとは、夕食時に・・・地球環境や、電磁波のこと、何だか難しい話になったが、彼は純粋に人の体にとって良いもの、悪いものについて語ってくれた。
さらに彼からは、「近くのオーガニックのお店に豆腐が売っている」ということを聞いた。
この時の私にとっては、まったくありがたい貴重な情報だった。
洗濯の友、ジルとは朝食の時に、お互いの仕事についてなど1時間以上語り合った。
彼女は、ステージの裏方役のライト係らしく、コンサートの時など、クレーンのような機械に乗って、ライトをてらすという・・・すごい。
日本にも来た事があるとのこと。ほとんど世界中、行ったことがあるらしく、色々なエピソードを、豪快に笑いながら話してくれた。
これから、学校訪問しようという私にとっては、出会いを楽しむ反面、結果として「ヒアリング」のレッスンという要素もなきにしもあらずだった。
何しろ、この時の私は、少なくとも5分に1度くらいは「ソーリー?」とか、「パードンミー?」と言って、聞き返していた。
特にジルの方はオーストラリア英語なだけに分かりずらかったが「分かったふり」だけはしないように気をつけながら・・・一つ一つ相手に聞きながら、自分の言いたいことを、知っている単語をつなぎながら、何とかコミュニケーションを取っていた。
そのうちに、分からないことの割合が、減っていくことを感じていた。とにかく「習うより慣れ」だとしみじみ思う。
次の日、まだベッドで寝ているジルを起こして、「キッチンの冷蔵庫にミルクがあるから、飲んでもいいよ」と、大きなお世話をやいて・・・私は、ユースを出発した。(荷物を半分預けて)
彼女は例の自信満々な笑顔で「Good Luck!」とベッドの中から手を振ってくれた。
*1ポンド=100ペンス=約250円
(つづく)
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ヨーロッパの自由学校訪問記 〜情報編〜
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それと、レストランのよさ。さすがに宿泊代が22ポンドもするだけあって、朝食がとっても豪華!
様々な種類の卵料理や、ベーコン、ソーセージ、ビーンズ、焼きたてのパン、ヨーグルト、シリアル、
オレンジジュース・様々な飲み物・フルーツ・・・どれも食べ放題\(^o^)/・・・(と言ってもそんなに入らないが)特にバターや、クロワッサンが美味しかったლ(´ڡ`ლ)
そして、もっとも重要だったのは・・・なんとキッチンがあることだったʕ•̀ω•́ʔ✧
ここ1ヶ月ほど、外食しかしてない私にとって、「自分で料理ができる」というのは、大きな喜びだった。
そして毎回そうだが、スタッフが親切なこと・・・。
さらに「いい出会いがたくさんあったこと」ここでの出会いは、同時に私の英会話レッスンにもなり・・・貴重な経験となった。
さて、よれよれの状態でホステルに辿り着いた私は、その日は早くからベッドに入って眠りについた。
女性の20人部屋だから、さぞかし騒がしいことだろうと思っていたら、この時は意外に静かで、騒音もなくぐっすりと熟睡できた(。-ω-)zzz. . .
次の朝、天気は快晴!まさしく「洗濯日和」だった(*^_^*)窓を開けて、嬉しそうにしている私の横を
「Washing Day・・・」(洗濯の日)と言いながら、背が高くてボーイッシュな感じの若い女性が通り過ぎた。
同じことを考えていたので、「Me、too」と言って、お互い目を見合わせて、にこっと笑った。
ゆっくり朝食を食べてから、洗濯物をかかえてランドリー室に向かった。するとさっきの女性が、すでに来ていた。
料金は、1.5ポンド。(乾燥は別)どうやら、50ペンス硬貨が必要らしく、彼女が「両替してもらってくるから、ちょっとそれ(洗濯物)見てて」と言って、フロントに行った。
そして、戻ってくると、私に50ペンス硬貨を1まい渡してくれた。
「後で返す」と言うと、「いいからいいから」とくしゃくしゃの顔で笑った。「ありがとう」と言って、ひとまず洗濯を開始。
作業をしながら「どこから来たの?」と聞いてみると「オーストラリア」だとのこと。名前は、ジリアン(略してジル)。
ロンドンには、仕事できているらしい。お互い興味があることを一通り聞き終わった頃に、あとは待つばかり・・・という状態になった。
「また後でね」と、お互いランドリー室を離れて、自分の好きなことをして・・・また再びランドリー室にて・・・をくり返した後、乾燥機にかける段階に入り・・・
私は、1回だけ(40ペンス=約100円)にして終わることにしたが、ジルの方は2回かけると言っていたのに、姿が見えず、機械は止まっている。
「チャンス!•̀.̫•́✧」と、私は自分の40ペンスを機械に入れた。
しばらくして、ジルが来て不思議そうな顔をしたので「さっきのお返し」(ちょっと少ないけど)と言って、にこっと笑うと、彼女も「サンキュー」と笑った。
乾燥機1回(確か約15分くらいだったかな?)ではさすがにジーパンなどは乾かなかったので、部屋の窓に干してからユースの探検に出かけると、そこでキッチンを発見!
嬉しいことに油などの調味料までそろっている。(塩・コショウ・醤油は自分で持っていた)
喜びいさんで近くのスーパーまで買い物に出かけた。ぐるっと一通り周って値段と品をチェックしたが、すぐには決められなかった。
なにしろ、次の日にはもうAshburtonに出発するのだから、よくよく考えてから買わないと・・・昼・夜の2食・・・でもまてよ・・・もう一度ここに戻ってくれば・・・などなど色々考えながら、公園でノートに買い物リストを作成・・
<この時買ったもの>
卵・ニンニク・玉ねぎ・ジャガイモ・人参・ブナシメジ・牛乳・サーモン・パスタ・パン
*ヨーロッパでは、果物と野菜が1個ずつ量り売りで買えるので、とっても助かる。
さて、このリストから何を作ろうとしているか、勘のいい方はお分かりかもしれませんが・・・^_^
<目標金額は、1000円以内(つまり4ポンド以内)>
選びに選んで、(ブナシメジはなんと約2ポンドもしたが、どうしても食べたかった)ドキドキしながらレジに行くと・・・
「3.8ポンド!」やった〜目標達成!
まずは、フロントで次に帰って来る日の予約をして、わくわくしながらキッチンに向かった。何しろほぼ一ヶ月ぶりだった。
「料理ができる」ということがこんなに嬉しいものだとは・・・(*˘︶˘*).。.:*♡
このキッチンは、そんなに広くもないし、水を使うところが向かい合っているので、お互いちょっと一言かけ合うのが当たり前という気さくな雰囲気・・・
しかも、たくさん宿泊客がいても、わざわざ自炊する人はそんなに多くはなく、たまに人が入ってくると、何となく「同類」の念を覚え、「何を作っているの?」とかいう料理のことに始まって、色々な話をした。
その出会い、第一号が「ミスター・ボール」だった。名前を言う時に、「野球ボールのボールだよ」と、手を丸くして見せてくれたので、いかに忘れっぽい私でも、一度で覚えることができた。
彼は、スコットランドから来ているらしく、スマートでメガネをかけていて、いかにも「英国老紳士」という感じ。(マスターキートンに出てきそうなタイプ)
目がとってもきれいな人で、職業はなんとお医者さん。日本のことに興味があると言って、色々なことを知っていた。
彼いわく「日本はすっかりアメリカナイズされてしまった」と・・・
むむむ・・・否定できない・・・^^;
そして「昔の日本はもっとよかった」と言う。
なんでそんなによく知っているのかと思ったら、息子さんが日本のしかも福岡で、英語の教師をしているという。
福岡は、私が生まれた所だと言うと、
「世界はせまい('・ω・') 」と、静かに言った。
さて、買ってきたあの材料でできた料理は・・・
まずお昼・・・サーモンとシメジのパスタ、ニンニク風味
そして、夜・・・サーモンスープ(塩味)とパン
朝・・・サーモンホワイトシチュー(ユースの朝食も食べた)
・・・といったところだった。
同じ材料を使っていかに違う味にするか・・・山小屋時代を思い出した(^^)
味の方は・・・人が食べてどう思うかはともかく、久々の手料理。
自分では「最高(≧▽≦)!!」だった。
(この時は・・・^^;)
そして、キッチンの友、ミスターボールとは、夕食時に・・・地球環境や、電磁波のこと、何だか難しい話になったが、彼は純粋に人の体にとって良いもの、悪いものについて語ってくれた。
さらに彼からは、「近くのオーガニックのお店に豆腐が売っている」ということを聞いた。
この時の私にとっては、まったくありがたい貴重な情報だった。
洗濯の友、ジルとは朝食の時に、お互いの仕事についてなど1時間以上語り合った。
彼女は、ステージの裏方役のライト係らしく、コンサートの時など、クレーンのような機械に乗って、ライトをてらすという・・・すごい。
日本にも来た事があるとのこと。ほとんど世界中、行ったことがあるらしく、色々なエピソードを、豪快に笑いながら話してくれた。
これから、学校訪問しようという私にとっては、出会いを楽しむ反面、結果として「ヒアリング」のレッスンという要素もなきにしもあらずだった。
何しろ、この時の私は、少なくとも5分に1度くらいは「ソーリー?」とか、「パードンミー?」と言って、聞き返していた。
特にジルの方はオーストラリア英語なだけに分かりずらかったが「分かったふり」だけはしないように気をつけながら・・・一つ一つ相手に聞きながら、自分の言いたいことを、知っている単語をつなぎながら、何とかコミュニケーションを取っていた。
そのうちに、分からないことの割合が、減っていくことを感じていた。とにかく「習うより慣れ」だとしみじみ思う。
次の日、まだベッドで寝ているジルを起こして、「キッチンの冷蔵庫にミルクがあるから、飲んでもいいよ」と、大きなお世話をやいて・・・私は、ユースを出発した。(荷物を半分預けて)
彼女は例の自信満々な笑顔で「Good Luck!」とベッドの中から手を振ってくれた。
*1ポンド=100ペンス=約250円
(つづく)
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