2013年12月22日
友人の死
ちょうど、日本に送る用のクリスマスカード件年賀状を書き終えた翌日でした。
某友人が亡くなったとの連絡がメールで入りました。
私が学生の頃、フランス語教室のアシスタントをしていたんですが
その時の生徒さんだったのが、先日亡くなった友人です。
フランス語教室では毎回にぎやかにおしゃべりまじりで授業をしており、
結果、一緒に飲みに行ったりと仲良くなったのでした。
教室が終わってから4年近くたった今でも時々連絡を取っていたのです。
頻繁に会える訳ではありませんでしたが、一年に一回か二回、お食事に行ったりしていました。
今年の夏、
日本に帰国した時も、みんなでランチに行ってワイワイとおしゃべりをしていたのですが。
あまりの突然の事で、一瞬悪い冗談なんじゃないかと思いました。
亡くなった彼女はまだ37歳でした。
倒れてそのまま旅立ってしまったそうですが、ご家族も相当ショックだったと思います。
とても芯の強い女性で、私にとってはちょうどお姉ちゃんのような存在でした。
絶対に自分の弱い部分を見せない人で
周囲に良く目をやって
気配りが上手で
自分の意見をはっきり持っている。
それでいて話もとっても面白い方でした。
「渡仏前に会った時は色々と有難うございました。
またご馳走になってしまってすみません。
今度はワリカンにしましょう!でないと会いに行きにくくなるので!!
また帰国する時には連絡しますねー
会える日を楽しみにしています。」
なんて気軽に書いた内容が、まさかもう実現出来ないとは。
カードを送る前に連絡を頂けたので、
でかでかと「年賀」と書いた手紙を送らずに済みましたが。
なんでしょう、人生というものは不思議なもので。
こんなに素敵な人が、突然前触れもなく旅立ってしまうということ。
決して抗う事の出来ない事があふれているということ。
残念で残念で仕方がありませんが、
あまりくよくよしてたら亡くなった彼女に怒られちゃいそうです。
お通夜に参加した生徒さんは、最後にお顔を拝見したときに
「人生は長さじゃないですよ」と言われているような気がした。
と語っていました。
あぁ、彼女が言いそうな一言だな、と私も不思議と納得しました。
帰国したら、お墓参りに行こう。
帰って来たよ、と言いに行こう。
ご家族の傷が癒える事はないのかもしれませんが
少しでも落ち着けますように。
ご冥福をお祈り申し上げます。
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