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　知人の３０代ホストから現金３万円を脅し取ろうとした恐喝未遂容疑で１８日に警視庁新宿署に逮捕されたＡＶ女優・坂口杏里容疑者（２６）が２１日、釈放された。同容疑者が金欠になったホスト遊びでは、あの有名女医とライバル関係だったことが新たに分かった。



　坂口容疑者は逮捕直前も東京・新宿歌舞伎町の複数のホストクラブに毎日のように出入りしていたことが判明しているが、所属事務所もサジを投げるような私生活だったようだ。


　一方、坂口容疑者の転落のきっかけも見えてきた。


　２０１３年に母親の女優・坂口良子さんが死去した後、遺産が入ったことで六本木ヒルズに住み、同時に歌舞伎町のホストクラブに通うようになったという。一晩で数百万円を浪費していたといわれ、豪遊ぶりは日ごとにエスカレートしていったというが、原因は負けられない“ライバル”が出現したからだった。


　歌舞伎町の黒服は「坂口はホストにハマって、遺産の数千万円が一瞬でなくなったという話。一般的に女性客は、誰も指名しないホストには大金を使いません。ホストにハマるのはライバルがいるから。同じホストを指名し、どちらの客がそのホストに大金を使って、より長い時間、自分の席につかせるかという奪い合い。逆に、それぞれが別のホストを指名し、どちらの指名ホストがその月の売り上げトップになるかという競争です」と語る。


　坂口容疑者もその典型例だったという。


「坂口さんが人気ホストＸの奪い合いをした相手は、美人女医でタレントだった脇坂英理子さんですよ。脇坂さんは一晩で９００万円使ったことをテレビで公言するような人。その脇坂さんと指名ホストを奪い合い、多額の飲み代を払っていたというんです。かち合ったら、一晩で最低５００万円。エキサイトしたら１０００万円。坂口さんは性格的に依存症のところがあり『Ｘのために人生を送っているの』と言いまくっていたほど。今でも付き合ってる相手です」（同）




　ところが、脇坂氏は２０１６年３月に診療報酬詐欺事件で逮捕。容疑は１２年から１４年にかけて、自身が経営する都内などの美容クリニックで、架空の診療報酬を請求し、カネを詐取した疑いだった。１６年７月に懲役３年、執行猶予４年の有罪判決が言い渡された。


「今となってはカネの出どころがわかりますが、当時の脇坂さんのカネは無尽蔵でしたからね。脇坂さんは別のホストに乗り換え、そのホストがその店のナンバーワンになったそうです」（同）


　坂口容疑者もライバルがいなければ、そこまでホストにハマらなかったのかもしれないが、その後もホスト遊びはやめられず、ＡＶ転身で稼いだ大金も結局は使い果たす羽目に。


　資金も底を突き、方々で金の無心を繰り返す自転車操業に陥り、人間関係も破綻した坂口容疑者は何を思うのか。