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2016年12月19日

ヒュドラ

ヘラクレスと戦ったギリシャ神話の怪物

《伝承地域》
ギリシャ

《特徴》
「ヒュドラ」は、爬虫類に似た巨大な体とたくさんの首を持つ妖怪。首の数は9本とも、5本とも、100本とも様々な説があるが、多頭のヘビの生物とされることが多い。前足や後ろ足がある場合や、翼が生えていることもある。魔神テュポーンと、半人半蛇エキドナの子供である。昼間は沼などに隠れていて、夜になると人間を襲って食べると言われている。ヒュドラの特徴は、口から吐く猛毒と、とんでもない再生能力である。退治しようとして首を切っても、すぐ新しい首が生えてくるのだ。さらに、たくさんの首のうち1本は不死身なので、かなり手強い妖怪だ。しかし、そんなヒュドラも英雄ヘラクレスには敵わなかった。頭のよいヘラクレスは、口を塞いで毒を吸わないようにして戦いに挑む。さらに、切り落としたヒュドラの首の断面を焼いて溶かし、首が生えてこないようにした。最後に残った不死身の首も、その上に大きな岩を落として潰すことで、再生できないようにして倒した。
Hydrā.jpg


posted by 麻生祇燐 at 20:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 妖怪
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