麻生祇 燐 の オカルトコレクション

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【問】チリには有名なナスカの地上絵があるが、同国の別の場所にも地上絵が存在している？

【答】存在する。その名は「アタカマの地上絵」
標高2,000mのアタカマ砂漠に、約5,000もの地上絵が遺されている。ナスカと違い、斜面に描かれていることから、飛行機等に乗らなくても簡単に目視できる。モチーフは千差万別だが、それらの中で最も有名なのが、全長80mの「アタカマの巨人」絵である。両頬に猫のヒゲみたいなものを生やした、何ともユーモラスな表情をした地上絵である。

【問】都市計画に基づいて建設された最初の古代都市は？

【答】ハラッパー（インダス文明の都市遺跡）
現在のパキスタンにある古代都市跡ハラッパーが、都市計画に基づいて建設された人類初の都市として確認されている。インダス文明の中心地であることは判明しているが、謎が多く、とりわけ多数発見されているインダス文字の解読については、困難を極めている。

【問】モアイで有名なイースター島は、どこの国に属しているか？

【答】チリ
1722年のイースター（復活祭）に、オランダの軍艦によって発見された。現在修復が進んでいるモアイも、発見当時は全て倒れていた。

最悪の性格をした獣の悪魔

《伝承地域》
中国

《特徴》
「四凶」の一つで、「饕餮」の姿は伝説では牛や羊に似ていて、全身が毛に覆われ、脇に目があり、虎に似た牙、曲がった角、人間の爪、人間の顔を持っていると言われている。その性格は野蛮で、凄い食欲で何でも飲み込み、弱い者の食べ物などを奪う。働かず、他人の金を奪い取り、自分より強い者の言うことは何でも聞くが、弱い者は苛めるといった最悪な妖怪である。饕餮という名前には意味がある。饕餮の「饕」は「財産をむさぼる」という意味であり、「餮」は「食べ物をむさぼる」という意味である。つまり、饕餮という漢字は、「無駄遣い、大飯喰らい」という意味である。これが「何でも食べる妖怪」となり、そして「魔物も食べてくれる妖怪」という考えが生まれ、饕餮が魔除けとされるようにもなった。

【問】占星術のルーツとされている時代と地域は？

【答】古代バビロニア
占星術は「人間の運命は天体に支配されている」という思想で、古代バビロニア人が考案した「黄道十二宮」がルーツとされる。西洋ではルネサンス期に、神秘学の中心的学問になった。

【問】中世ヨーロッパにおける魔女の原型は誰だった？

【答】民間の呪術者
キリスト教以前からあった、古代魔術の流れを汲む民間呪術者。中世には民間療法師としても活躍し、教会とも共生していたが、16世紀以降、組織的に弾圧されるようになった。

【問】イスラーム最大最高の聖地メッカにあるカーバ神殿は、誰によって建造された？

【答】アダムとイブ
ムスリムの伝承によれば、神殿を建造して周囲を回ることを、神がアダムとイブに命じた。周囲を回ることは、アッラーの玉座を回る天使達の様子を再現する意味合いがあるという。ただ、その最初のカーバ神殿は、ノアの方舟で有名な洪水により破壊された。後年、アッラーに教えられ、アブラハムが再建したのが今のカーバ神殿であるとされている。

【問】沖縄の与那国島に続き、2000年5月に発見された大規模な海底遺跡の所在地は何処か？

【答】インドのカンベイ湾沖
伝説の大陸レムリアとも、古代シュメール人の故地とも言われ、注目を集めている。

【問】西暦70年頃、ローマ帝国の支配からの独立を目指して967人のユダヤ人が立て籠もった、死海海岸にあった要塞の名前は？

【答】マサダ
7,000人のローマ軍を相手に2年にもわたる戦いを繰り広げたが、兵糧攻めに遭い、73年に攻め落とされた。その際、捕虜の辱めを受けるよりも自由人として死ぬことを選び、女性2人と子供5人を残して自決した。この戦いで、ユダヤ人は祖国をなくし、全世界へと散らばった。

【問】秦の始皇帝の墓の調査は完了している？

【答】まだ発見されていない箇所が多く残されている
有名な兵馬俑坑は始皇帝陵墓のごく一部に過ぎず、司馬遷の「史記」に記された「地下宮殿」、つまり始皇帝の遺体が収められた地下陵墓は、まだ発見されていない。