今朝、「【督促状】遅延損.害金_の請求につい.て代理人_弁護士よ.り重要なお知_らせ」というメールが携帯に届いた。
文面からして明らかに詐欺メールです。
その文面が以下のとおりです。
<メール内容>---------------------------------------------------
From: 督促状 <gmatelqne@i.softbank.jp>
Date: Tue, 16 Jun 2015 08:30:49 +0900
To: *****@ezweb.ne.jp
Subject: 【督促状】遅延損.害金_の請求につい.て代理人_弁護士よ.り重要なお知_らせ
債権回収法人
担当 今井 博光
■登録名及びアドレス:*****@ezweb.ne.jp
当職は、運営元から委任を受け、本通知書を作成し、貴殿に対し、以下のとおり、ご通知申し上げます。
貴殿が登録したcommunityService及び情報サイト(無料メール交換サービス、メールポイント制サービス、無料SNSサービス、副業斡旋サービス、異性連絡先交換無料サービス掲示板、異性交流アプリ、男女がSNS機能を使用して交流するサービス、アダルトサイト、懸賞サービス、競馬情報サービス、メールマガジン等)に「***@ezweb.ne.jp」で登録履歴が御座います。当事件は会員規約に決められた期間アクセスせず利用の意思が無くなった場合に自身の登録アドレスを添えて退会番組申請をして頂けない場合、延滞金が発生する内容が記載されていたにも関わらず、今回貴殿はメールアドレスを提示せず放置した事により発生した延滞金の督促請求とさせて頂きます。
運営元より代理人として弁護士が立てられ、債権を確認させて頂き本通知の通り再請求させて頂きます。万が一、本書到達後下記期限内に貴殿からの代行退会手続確認がとれない場合には、やむなく法的手続を執る旨、申し添えます。
《手続期限》
2015年06月16日迄22:00迄
※滞納遅延金発生原因※
無料期間中に正式な退会申請せずに放置し、月額料金を滞納した為
上記、お支払いが困難な場合、正式に退会申請をされていないサイトを今すぐ正式に退会し、遅延損害金を差し止め及び延滞金の支払い免除を希望される場合は下記より代理人弁護士へご申請下さい。
■代行退会依頼及びお問い合わせはコチラ
http://s77e1i9.top/bin/loginCamp.php?uid=****==&passwd=****==&url=****:(滞納した費用の支払い義務を無くす事が出来ます。)
※通知専用アドレスとなりますので、直接返信しても届きませんのでご注意下さい。
草々
<ここまで>---------------------------------------------------
文面をみておかしな点をあげてみた。
・タイトルがおかしい。
・配信するメールアドレスが何故か、「@i.softbank.jp」?
ちゃんとした企業や団体なら独自ドメイン持っているでしょう。
それにちゃんと利用しているものなら携帯でホワイトリストに載せサービス元からメールを受信してるでしょう。
・個人を特定する情報がない。
・債権回収法人と書いてあるが団体名や住所、連絡先の記載がない。
・債権回収法人は、法務省の許可を得ていなければ無許可の団体である。
つまり違法回収団体ということになる。
http://www.moj.go.jp/housei/servicer/kanbou_housei_chousa15.html ・運営元が不明でサービスの内容が全くわからない。
・文面に「事件」とありますが、この段階で「事件」ではありません。
・督促状は信書でなければならずメールは無効です。
弁護士を立てたというが、そもそも法律を理解していないようである。
・「代行退会依頼及びお問い合わせはコチラ」のURLにGETでUIDとpasswdが記載されている。
第三者がアクセスするだけ迷惑がかかるかもしれないので伏せましたたが、
そのまま読み取れる状態です。
つまりセキュリティ意識がゼロということです。
アクセスしたら登録しましたなどのページを表示させるのが目的なのでしょうか?
メールと確認ページのドメインが一致しないのはおかしいでしょう。
・ 文末に「草々」と表記していてもっともらしいが督促状では普通使わないでしょう。
丁寧に書いたつもりが教養のなさを示している。
・いきなり督促状で連絡してくることはありえない。
ビジネスの慣例として、まず催促状があってしかりである。
・手続期限が今朝受信して24時間もないなんて非常識すぎる。
詐欺だから短期決戦なのは理解できるけどね。
これだけでも十分に詐欺メールだと理解できます。
そもそも自分は携帯では電話とメールしか使わない。
携帯でネットにアクセスするのはメールフィルターをかける時だけです。
架空請求している内容は利用していないので直ぐに詐欺メールだとわかるのです。
このメールが届く2ヶ月程前にi.softbank.jpのドメインで訳のわからないメールが届いていた。
その後、2回今回のメールの内容に近い作りかけのものが届きました。
おそらく適当なアドレスを探って届くかどうかを確認し、どっかで操作を誤ったのか作りかけの詐欺メールを送信したのだと思います。
ネットで少し調べてみました。
・@i.softbank.jpgはソフトバンクのドメインです。
つまり相手はソフトバンクの携帯かスマホを使っていることになります。
ソフトバンクに迷惑メールの申告しましょう!
http://www.softbank.jp/mobile/support/antispam/report/ ・
http://s77e1i9.top/は偽装されたURLのようで直でアクセスすると海外へ転送されます。
おそらく転送ドメインのようである。
http://www.ipmirror.jp/domain/transfer/top ちなみUIDやPASSを省いてアクセスすると、ニックネームとパスワードを求められる。
つまりメールに記載されたアドレスにアクセスした時点で登録されてしまうのでしょう。
・以下へ報告してあげると被害が減るかもしれません。
<迷惑メール相談センター>
http://www.dekyo.or.jp/soudan/index.html <警視庁/「架空請求詐欺」・「融資保証詐欺」の情報を求めます>
http://www.keishicho.metro.tokyo.jp/seian/teikyo/teikyo.htm 当然、報告させていただきました。
ちなみ相手が裁判をするといってもそれは脅しです。
仮に裁判で訴えられたとしたら臆せず必ず出廷しましょう。
出廷しなければ無条件で敗訴となってしまいます。
相手が詐欺なら素性を知られる事をもっとも嫌がります。
何故なら素性がわかれば逆に詐欺で被害届けを出したり、告訴ができるからです。
抑える所を抑えていれば詐欺メールも怖くありませんね。
もしあなたに詐欺メールが届いたらポイントを抑えて判断し、上記に申告したり、ブログを利用しているなら注意喚起をしてあげればいいでしょう。
しかしこの手のメールはフィルターを強化してもすり抜けるてくる。
いたちごっとこは判りますが、docomo,au,Softbankの3大キャリアで何とかならないのでしょうか・・・・。