FX 今週の外国為替相場展望
金曜日の雇用統計(非農業部門雇用者数変化)は
市場予想の半分程度の減少数でした。
それにしても市場予想の精度が悪いですね。
為替市場は毎月の米雇用統計で一喜一憂です。
(日本の失業率には反応薄ですが。。。)
結果的には円が大きく売られました。
明日からの一週間は引き続き円が売られる
展開となりそうです。一部には本邦輸出企業の
レパトリ(本国への資金送還)による円高を指摘
する発言もあるようですが、今期は企業の資金も
潤沢であることや、レパトリは3月末に集中する
ことが多いので、あまり影響はないと思います。
過去のデータを見ても3月だから円高になるとは
言いがたいですね。
ユーロのギリシャ財政問題も根本的には何も解決
していないのですが、なぜか一服感があり、
このことも円安に作用しやすいと思います。
テクニカルで見ても、ドル円は週末終値が移動平均線
を超えていますので、一般的には引き続き買われ
やすいハズです。上値目処としては2月高値や
200日移動平均線、それにボリンジャーバンド+2σが
集まる92円前後が意識されると思われます。
そこを上に抜けていくようだと、いよいよ円高トレンドの
終焉、そして円安トレンドへ、となるわけですが、
今週にそこまで期待するのはまだ気が早すぎでしょうか?
主な経済指標
10日 米2月財政収支
11日 米1月貿易収支
12日 米2月小売売上高
3月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値
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