FX 温故知新
のんびりと温泉に浸かってきました。
疲れが癒されたというよりも、
一年の疲れがどっと出てきた感じです。
温泉に浸かって温まってきたわけですが、
この「温」には「あたたかい」の意味の他に
「復習する」という意味があります。
有名なことわざに「温故知新」がありますね。
むかしの物事を研究して、そこから新しい見解を
得ることです。
FXトレードにはチャートや経済指標の動向を見ながら
自分の判断で取引する裁量トレードと、チャート分析を
行い一定のルールに従って取引するシステムトレード
があります。
FXのトレード手法でいえば、テクニカル分析が
まさに「古きを温(たず)ねて新しきを知る」と
いう事になります。
テクニカル分析、システムトレードと聞くと、パソコンと
バックデータを駆使して、利益最大値を求めなくては
ならないと思われがちですね。
たしかにそうなのですが、そんな難しいことをいきなり
始めても結果はでません。無理です。
まずはチャート上にトレンドライン1本を引いてみましょう。
たとえばぱっと見て右肩上がりの上昇トレンドが
ギザギザと発生していれば、安値と安値を結んだ線を
引くだけです。この線がサポートライン(下値支持線)
になりますので、つぎにこのラインまで下がってきたときが
買いを入れる目安になります。(押し目買い)
また、このラインを下に抜けていくような事になれば
相場の反転の可能性があります。
これは買いとは逆に売りのサインとなる場合が
あります。(ブレイクアウト)
上昇トレンド発生時にサポートラインを引いて、
押し目の買い、ブレイクアウトの売り、
このふたつの売買を単純に繰り返すだけでも、
広義のテクニカル分析とシステムトレードになります。
あとはどの通貨ペアだと成績がよいか?
どのタームのチャートだと成績がよいか?
時間帯はどこがいいか、などなど、条件を
絞り込んでいけばいいでしょう。
為替の値動きにはニュースも経済指標も、
投資家心理(欲望や恐怖)、それとテクニカル売買
の要素すべてが含まれている筈です。
そのすべてを含んだ値動きを図示したものが
チャートです。
トレードするにあたってはまずはチャートをよく見る事が、
一番大事な気がしています。
今晩の為替相場ですが、NY時間に入るも、相変わらず
値動きの小さい状況が続いていますね。
ユーロ、ポンドが米ドルに対してやや強含みですね。
ただし上値も限定的。ここで買いは入れにくいです。
上値を見極めて、戻りを売るスタンスで臨みたいと
思います。
米ドル円はいまの状況では売買しても意味ないでしょう。
やはり年内は動きなしでしょうか?
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