まぁ、題名はちょっと恣意的ですが、今日放送された「ＴＨＥ・ＮＥＷＳ」である詐欺を特集していましたが、取材班が犯人に犯行を問い詰めたところ犯人は逃走。外国人だったため、そのまま海外に逃亡と言う大失態をしでかしたと言う話です。

　詳しく説明すると、「ブラックノート」と呼ばれる真っ黒な紙切れをある薬品に浸すと、その紙が見る見る一万円札に変わっていくというもの。ある「曰く付きのお金」を黒く塗り国外から持ち込んだ日本円で、このお金を貴方に投資します、つきましてはその薬品を用意するためにお金が必要…と言う、数年前にドルであった詐欺で、何ら目新しいところはありません。

　が、放送では「次の被害が出ないためにも、この様な手口を広く知らせる事が必要で…」等と間の抜けた事をぬかしていました。その犯人をキッチリと捕まえていたら、その考えはもっと確実に反映されていたと思いますが。

　で、このネタをネットで調べてみると…

TBS警察呼ばず、犯人国外逃亡 「ブラック紙幣」詐欺番組で論議
http://www.j-cast.com/2009/12/07055638.html

　あぁ…既に「報道特集ＮＥＸＴ」でも放送して問題になってたんですねぇ。


　数年前、日テレの「真相報道バンキシャ！」で振り込め詐欺の取材を行い、同じように犯人と接触しておきながら警察との連携をとらず、まんまと犯人グループに逃げる隙を与えてしまった事例がありました。どうもテレビ番組では詐欺を軽く見ているような気がしてなりません。

　もしも窃盗だったり暴行、放火などだったらこんな「ヌルイ」対応はしないはず。


　取材を優先させて犯行を見過ごすどころか、犯人に逃亡のチャンスを与えてしまう。これはBPO発動でしょう。


　最後に。

精神障害者：「幻聴妄想かるた」ユーモア交え理解促す
http://mainichi.jp/select/science/news/20091208k0000e040032000c.html

　コメントしづらいが、これは紙一重だろう…。

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