先日から話題にしていましたクレヨンしんちゃんの作者、臼井儀人氏の失踪騒動が最悪の結果で幕引きとなりました。

クレヨンしんちゃん　遺体は作者の臼井さんと確認
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090920-00000016-maip-soci

　私の様な凡人からすればあれだけの人気漫画を作り上げ、アニメ化されて地位も名声も築き上げた人物が“ナゼ？”と言う気にもなりますが、そう言う立場の人にはその人の悩みや行き詰まりがあったのでしょう。もちろん、きちんとした結論が出る前ですので自殺を前提としたこの書き方は不適切ではありますが、状況から見て勝手な判断をしていますが。

　私自身、結構「自殺願望」があるというか、少なくとも「自殺するヤツの気が知れない」とは言えないタイプの人間なので、事情も知らずに「他に方法があっただろうに…」なんて事も言えませんし。（実際、本当に精神的に追い詰められている人間はテレビの録画予約の失敗でも「死のう…」って感じになっちゃうし）

　ただ、「クレヨンしんちゃん」がもしアニメ化されず、ブームにもならなかったら？と考えてしまいました。漫画家としての成功とゴールはどこにあるのか。単なるファンは自分の好きな漫画に「より面白い展開を！」と勝手な要求を続け、それに応えようとする漫画家は追い詰められる。

　まぁ、その構図自体は全ての業種に当てはまるんで漫画家に限ったことじゃないか。


　あらためて臼井氏について。氏のご冥福をお祈りするのはもちろんですが、これだけ人気の漫画がこの様な形で打ち切りになれば、それに携わって仕事をしていた方々の今後も心配です。これから先、アニメの方は「サザエさん」や「ドラえもん」形式で続いていきそうですが。

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