いまだに信じられません。速報と言う性質上、誤報であって欲しいと願うばかりですが･･･

　プロレスリング・ノアの社長にして看板レスラーの三沢光晴選手が亡くなったという報道がありました。繰り返しますが誤報だと思いたいのですが、悲しい現実を受け止めなくてはならないようです。（先ほどテレビのニュースでも訃報が流れていました）

プロレスの三沢光晴さん、リングで頭強打し死亡 (読売新聞)
http://news.www.infoseek.co.jp/topics/sports/n_prowres2__20090613_6/story/20090613_yol_oyt1t01053/

　第一報では心肺停止状態との事でしたが、プロレスラーのタフさや試合中の出来事ですので少々楽観的に見ていましたが、一抹の不安がありました。そして･･･


　ここはあえて記憶のみで文章を書きます。三沢選手は新人の頃、越中選手との前座での試合は名物カードとなり、新人の登竜門であるルーテーズ杯でこの両者が対決。結果、敗れて準優勝となるも二人でメキシコへ遠征。その後、２代目タイガーマスクとして日本に呼ばれたのは三沢の方でした。

　初代タイガーマスクの幻影から、２代目としてリングに上がった三沢には容赦ない罵声が浴びせられました。早い話、「ニセモノ」扱いを受け、どんなに業績を上げても賞賛を受けることが少なく、それでもヘビー級に転向して長州力らを相手に戦った頃から自然と「２代目」と言う言葉が消えてきました。

　天龍らが離脱した後の全日本プロレスで試合中に自らマスクを脱ぎ、虎の仮面と決別してからの三沢は着実に日本を代表するレスラーとなっていきました。


　そして三沢選手がここまで来れたのは多くのライバルに恵まれたと言うのも忘れてはいけません。彼の目の前には鶴田、天龍、ハンセンなどの名選手が、そして同時代に全日の四天王に新日の三銃士など思い出とともに名前を上がれば切がないほどの好敵手がいましたし、それは同時に名勝負を生んできた事も意味します。

　この覚書は「さるさる版」の文字数制限もありますので三沢選手の訃報について書き始めたらこんな取り留めのない文章になってしまいました。

　プロレスラーと言う危険と隣り合わせの選手達。その中でも抜群の受身の上手さと安定感のあった三沢選手の訃報はこの文章の終わりかけになってもまだ信じられませんし受け止められませんが、三沢選手のご冥福を心からお祈りします。

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