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2009年01月27日
奇異なドラマ「キイナ〜不可能犯罪捜査官〜」
 昨日の続きを少し。

 ほとんどドラマを見ない私ですが、不思議をテーマにしてるので久々に「キイナ〜不可能犯罪捜査官〜」に期待をして見てみましたが、昨日も書いた通り内容は最悪なものでした。どこがダメだったかって、原作かなぁ?不思議をテーマにしながらも、その不思議現象を中途半端に取り入れてしまうと、粗忽な人は信じてしまう。

 例えば第一回放送の内容、テーマは「記憶する心臓」でしたが、ここで絶滅したと思われる私の書く文章の古くからのファンの方、このテーマで昔、文章を書いた事があるのを覚えていますか?この「Elwoodの覚書」の前身である某メーリングリストで2001年7月4日に書いたもので、その当時創刊された「コミック・BUNCH」に連載された「グラス・ハート」を受けて書いたものでした。(マジで覚えてる人、いたらエライ!)

 で、その「グラス・ハート」って漫画、ほとんど読んだことがないんで2001年当時の文章を引っ張ってきて紹介すると、「シティー・ハンター」の続編(?)にあたる物語で、前作の登場人物の槙村香が不慮の死をとげ、その心臓を移植された女性ヒットマン(ヒットウーマン?)に香の記憶が干渉し・・・と言うもの。

 その文章を書いた時点よりも前、「特命リサーチ200X」でも同様な「心臓が記憶を持つ」話があり、信憑性を調べるべく本屋に行った覚えがあります。で、その「記憶する心臓」の話が載った本を見つけたのですが・・・めくったページの見出しに「100匹目の猿」の話が無批判に紹介されていました(笑)。

 ちなみに「脳以外の臓器が持つ」って話で言えば、“あの”三上晃先生の「記憶を持つ腸」の話。こちら、「植物さんとの共同研究‐物と心のどんづまりを求めて‐」と言うトンデモ本に紹介されています。

 閑話休題。とりあえず「記憶する心臓」ってのも科学的に証明された話でもありませんし、ましてや「血液型別性格判断」を操作に持ち込んで事件を解決したキイナちゃん。そのスタイルが「Xファイル」「トリック」「ガリレオ」から「刑事コロンボ」、更には甘い物好きで「デスノート」のLなどいろんな要素を取り入れていると指摘がありましたが、私としては鯨統一郎氏の「なみだ研究所へようこそ!」と言う小説を思い出しました。

 まぁ、取あえずはヤング・マガジンのトンデモ漫画「彼岸島」感覚で見てみましょうかねぇ(笑)。(文字数制限のため若干、まとまりナシ!)

{a8.net http://item.rakuten.co.jp/book/1632165}{a8.net http://item.rakuten.co.jp/book/1545389}{a8.net http://item.rakuten.co.jp/book/4082608}

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