2015年07月13日
「ターミネーター:新起動/ジェニシス」見てきました
本日、待望のターミネーターを見てきました。シュワちゃん主演で、しかもパート3以降の迷走をリセットするようなストーリー設定に強引さを感じながらも、今年最大級の期待を胸に映画館に足を運びましたが…残念ながらリセットが効いておらず、むしろ迷走をきちんと踏襲したようなガッカリした感想しかありません。
で、とりあえずこの映画を見る可能性がある人は、下の予告編すら見ない方が良いと思います(笑)
今回、いつもの感想に入る前には一切あらすじは書きません。過去に「ターミネーター2」も完全にあらすじを知らない状態ならもっと楽しめたのに…って思いがあったのと同時に、今回も本当に何も知らない方が楽しめると思いますから。
とにかくシュワちゃんが出るって事だけ知ってれば良いレベル。
それでは恒例の【感想:Start】〜【感想:End】に。今回はこの間に(映画を見ていない人には興味を削ぐレベルの)がっつりしたネタバレがありますんでご注意を。
【感想:Start】
この映画、モノの見事に「ダメな映画」の要素が満載です。まずは「竜頭蛇尾」。
前述のとおり、ターミネーターシリーズは1,2作が名作、それ以降が1,2作の看板に泥を塗るかのような駄作でしたが、今回はどちらか?それまでをリセットした設定ってので名作側になるんじゃないか?と期待してました。そして序盤、未来のシーンが少々冗長ではありますが、テンポも良く1と2を上手く組み合わせ、驚きもある展開に興奮しましたが…2017年に時間転送したあたりから3,4の迷走を見事に踏襲した作品に転がり落ちました。
続いてダメポイントは「詰め込みすぎ」。1,2を上手く組み合わせたとの表現も、それが興味を引く流れからちょっと覚めると、同時に3,4を踏襲したかのような流れに行ったところも、とにかくターミネーターファンが自主製作映画でも撮ったんじゃないか?ってくらいにごちゃごちゃした印象を受けました。(2017年に転送後、病院にカイルとサラを迎えに来た"あの人"の目的が途中から良くわからなくなってきたし…)
3つめ。イロイロと矛盾が気になってくる。良い映画ってのは矛盾に気づかない、もしくは不問にさせる勢いがありますが、この映画は気になったわ。時間転送で筋肉組織に包まれていないものは転送できない…云々のくだりがありますが、T-1000はどうやって転送したの?それから1986年(だったかな?)から2017年に転送する際、サラたちを守ったT-800は筋肉組織を再生するのに数年かかるので一緒に行けないと言ってたが、未来から過去への転送も含め一刻を争うように転送してたけど、数年かけてもタイムスリップする先の年月日・時刻を指定できるんだからゆっくりしてもイイじゃん(笑)。「ジェネシス」を提供するカウントダウン状態で、サイバーダイン社には関係者やマスコミが殺到しててもおかしくないのに、警備員しかいないレベルって…。
次に4つめ。シリーズモノにはありがちな話ではありますが、この作品単体では十分には楽しめないんじゃないかな?少なくともT-1000登場で、何の説明もないままあれを理解できるターミネーター初心者がどれだけいるでしょうか。
最後のダメシーンはエンドロールにあった映像。いや、もう良いから…。(これも含め、後日別のネタにしたいです)
まぁ、期待の裏返しで酷評が続きましたが、旧作を忠実に再現したシーンの数々はファンにはグッと来るものがあるんじゃないかな?あと、うがった見方かもしれませんが、2017年にT-800が弾倉に弾を詰めているシーンで上手くいかず「Old!」と言うシーン、「ラストスタンド」のオマージュかな?
全体を通してゴチャゴチャした映画で印象に残るシーンもなく、とにかく残念な映画だった。ちょっとオススメできない映画でした。
【感想:End】
最後に。今日、映画を見たんで録画でフジテレビの日曜朝の番組「ワイドナB面」を見たんですが、映画評論家の有村昆さんの映画の見方に閉口してしまいました。内容は下のサイトをご覧ください。
松本人志が映画評論家の有村昆氏を否定「お薦め見る気しない」
http://news.livedoor.com/article/detail/10339877/
有村氏は年間500本を仕事として見ていると言ってましたが、こんな見方をしていて500ってガッカリ。正直、映画の情報を聞くには良いが、評論は表層的っておもってしまう。
今日のターミネーターでも逃げる主人公たちに対し、追いかけるT-1000でT-1000が主人公らの乗る車に「ある事」をし、それがきっかけで居場所を見つけられます。つまり、そのシーンを見落としたとしたら「逃げ切った!」と感じてしまう場面が、実際は真逆だったりする。そのたった1シーンで印象が変わる様な「微妙な表現」ってのを味わうのが映画の醍醐味であり、それに気づかない人に「このシーン、重要ですよ!」とネタバレにならない様にサジェストするのが映画評論家じゃないか、と思う私。
個人的に酷評してしまいますが、これって映画評論家じゃなくて映画の知識のコレクターって印象を受けますねぇ。
で、とりあえずこの映画を見る可能性がある人は、下の予告編すら見ない方が良いと思います(笑)
今回、いつもの感想に入る前には一切あらすじは書きません。過去に「ターミネーター2」も完全にあらすじを知らない状態ならもっと楽しめたのに…って思いがあったのと同時に、今回も本当に何も知らない方が楽しめると思いますから。
とにかくシュワちゃんが出るって事だけ知ってれば良いレベル。
それでは恒例の【感想:Start】〜【感想:End】に。今回はこの間に(映画を見ていない人には興味を削ぐレベルの)がっつりしたネタバレがありますんでご注意を。
【感想:Start】
この映画、モノの見事に「ダメな映画」の要素が満載です。まずは「竜頭蛇尾」。
前述のとおり、ターミネーターシリーズは1,2作が名作、それ以降が1,2作の看板に泥を塗るかのような駄作でしたが、今回はどちらか?それまでをリセットした設定ってので名作側になるんじゃないか?と期待してました。そして序盤、未来のシーンが少々冗長ではありますが、テンポも良く1と2を上手く組み合わせ、驚きもある展開に興奮しましたが…2017年に時間転送したあたりから3,4の迷走を見事に踏襲した作品に転がり落ちました。
続いてダメポイントは「詰め込みすぎ」。1,2を上手く組み合わせたとの表現も、それが興味を引く流れからちょっと覚めると、同時に3,4を踏襲したかのような流れに行ったところも、とにかくターミネーターファンが自主製作映画でも撮ったんじゃないか?ってくらいにごちゃごちゃした印象を受けました。(2017年に転送後、病院にカイルとサラを迎えに来た"あの人"の目的が途中から良くわからなくなってきたし…)
3つめ。イロイロと矛盾が気になってくる。良い映画ってのは矛盾に気づかない、もしくは不問にさせる勢いがありますが、この映画は気になったわ。時間転送で筋肉組織に包まれていないものは転送できない…云々のくだりがありますが、T-1000はどうやって転送したの?それから1986年(だったかな?)から2017年に転送する際、サラたちを守ったT-800は筋肉組織を再生するのに数年かかるので一緒に行けないと言ってたが、未来から過去への転送も含め一刻を争うように転送してたけど、数年かけてもタイムスリップする先の年月日・時刻を指定できるんだからゆっくりしてもイイじゃん(笑)。「ジェネシス」を提供するカウントダウン状態で、サイバーダイン社には関係者やマスコミが殺到しててもおかしくないのに、警備員しかいないレベルって…。
次に4つめ。シリーズモノにはありがちな話ではありますが、この作品単体では十分には楽しめないんじゃないかな?少なくともT-1000登場で、何の説明もないままあれを理解できるターミネーター初心者がどれだけいるでしょうか。
最後のダメシーンはエンドロールにあった映像。いや、もう良いから…。(これも含め、後日別のネタにしたいです)
まぁ、期待の裏返しで酷評が続きましたが、旧作を忠実に再現したシーンの数々はファンにはグッと来るものがあるんじゃないかな?あと、うがった見方かもしれませんが、2017年にT-800が弾倉に弾を詰めているシーンで上手くいかず「Old!」と言うシーン、「ラストスタンド」のオマージュかな?
全体を通してゴチャゴチャした映画で印象に残るシーンもなく、とにかく残念な映画だった。ちょっとオススメできない映画でした。
【感想:End】
最後に。今日、映画を見たんで録画でフジテレビの日曜朝の番組「ワイドナB面」を見たんですが、映画評論家の有村昆さんの映画の見方に閉口してしまいました。内容は下のサイトをご覧ください。
松本人志が映画評論家の有村昆氏を否定「お薦め見る気しない」
http://news.livedoor.com/article/detail/10339877/
有村氏は年間500本を仕事として見ていると言ってましたが、こんな見方をしていて500ってガッカリ。正直、映画の情報を聞くには良いが、評論は表層的っておもってしまう。
今日のターミネーターでも逃げる主人公たちに対し、追いかけるT-1000でT-1000が主人公らの乗る車に「ある事」をし、それがきっかけで居場所を見つけられます。つまり、そのシーンを見落としたとしたら「逃げ切った!」と感じてしまう場面が、実際は真逆だったりする。そのたった1シーンで印象が変わる様な「微妙な表現」ってのを味わうのが映画の醍醐味であり、それに気づかない人に「このシーン、重要ですよ!」とネタバレにならない様にサジェストするのが映画評論家じゃないか、と思う私。
個人的に酷評してしまいますが、これって映画評論家じゃなくて映画の知識のコレクターって印象を受けますねぇ。
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