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2014年08月12日
「るろうに剣心 京都大火編」見てきました
 日曜の映画鑑賞、ダブルヘッダーの2作目でしたが、2時間越えの作品でありながら長さを感じさせない作品でした。そして2部作であることは周知なので、この映画単体で完結している訳ではないことを考えると若干評価し辛いところもありますが、良い作品です。



 手元に原作があるなら相違点なんかを上げたいんですが、そうじゃないんでストーリーは深く語れないなぁ。ただ、ファンじゃなくても「京都編」は「るろうに剣心」の中でも最高傑作だと認めるところでしょうが、それゆえに様々なエピソードが複雑に入り組んでいる。それをある程度バッサリと切っているところは残念でもあり軽快なところでもあり。

 それでは今回も恒例の【感想:Start】〜【感想:End】に。この間にネタバレの可能性がありますのでご注意を。

【感想:Start】

 繰り返しになりますが、るろ剣の「京都編」は有名なのでストーリーの説明については割愛。ただし、前作もまずまずの出来でしたが、この2作目で前作は見事な前フリになったように感じます。

 また、キャストについては原作を重視しすぎるとイメージに合わないって言いたくなりそうですが、個人的にはまずまず合格点が出せるキャストばかり。イロイロと言いたい人もいるでしょうが、私は成功した実写化作品の一つに入れていいんじゃないか?と思います。


 で、ここまで褒めていましたがちょっとだけディスると…四乃森蒼紫、伊勢谷友介が演じているのはぴったりなんですが、作品の中での行動がちょっとバカすぎる。剣心との対決に執着するあまりの暴走がひどすぎる。原作ではある程度理解の出来る流れがありましたが、短い映画のストーリーで翁との対決の必然性が理解できない。

 それから戦力のバランスが…。左之助は蒼紫にボコボコにされたのに、翁は蒼紫と互角に戦う。で、(映画の中では)さほど腕を上げたとは思えない左之助が、京都では八面六臂の活躍をする。ちょっとチクハグじゃなか。

 冒頭の志々雄が殺害されそうになるシーン、ちょっとやりすぎ。あれだけ刺されただけでも死ぬでしょ(笑)。詰めの甘さ故に生きながらえたって方がリアリティがあるし、そもそもあれだけ切られまくって火傷したら…って、これは原作にも言える事か。

 あと、個人的に好きな悠久山安慈のエピソードが(続編で出てくるかもしれないが…)カットされているのが残念(笑)。


 さてさて、次回の「伝説の最期編」がさっそく楽しみです。

【感想:End】

 おまけ。やっぱ続編ありきの作りゆえ、ラストシーンの「謎の男」役のキャストも次回作へ引っ張るには十分すぎるビッグネーム。その辺がちょっとあざといかな(笑)。


 最後に。この秋、期待する作品がいくつかありましたが、それと同時に「あぁ〜〜っ」ってなる作品も。その辺をまたゆっくりしたら書きます(笑)。



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