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2015年05月29日

GREY: DIGITAL TARGET 感想

月刊少年キャプテンで連載されていた、たがみよしひさのSF漫画「GREY」
を原作に、1986年12月に劇場公開されました。同時上映は「強殖装甲
ガイバー」でした。

漫画家のたがみよしひさは、ビックコミックスピリッツで連載していた「軽
井沢シンドローム」で軽井沢を舞台にした性に奔放な若者達を描いて、大人気
でした。(堤大二郎と林家こぶ平主演の実写ドラマ化は撮影途中で死亡事故
が起きたため制作中止になってしまいました。)


たがみキャラはアニメにするには難しいデザインだったので、GREYの
アニメ化も賛否両論が多かったですが、今見てみるとあまり違和感が無く
なってます。自分の中のこだわりが無くなったからでしょうか。

AD.2588年、コンピュータ、リトル・ママに管理された町同士が
戦っている世界で、主人公のグレイは戦士(トループス)に志願し、ポ
イントを獲得して市民(シチズン)に昇格し、戦争のない世界で暮らせる
ことを夢見ています。仲間とのチームワークを顧みず自分が生き残ること
を優先するため、部隊が全滅しても自分一人だけが帰還することが何度も
あったため、「死神グレイ」と呼ばれるようになっていました。

グレイは戦友のノーヴァと、シチズンが住むと言われていたシティとは
幻想であり、コンピュータのビッグママが市民を弄んで戦わせているだ
けだったと知ります。

映画の方は、ビッグママを倒しに向かう二人を敵の大群が待ち受けると
いう典型的な「俺たちの戦いはこれからだ」エンドでしたが、原作漫画
の方の結末と同じであったかは覚えていません。

当時は難しかったと思いますが、「化石(いし)の記憶」「滅日(ほろび)」
などは今こそアニメ化または実写化して欲しいです。


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はじめまして。 映画が大好きで、現在も続いている午前十時の映画祭の第一回と第二回では上映作品100本全ての映画を鑑賞しました。 映画やテレビはたとえ架空設定のSFであっても、制作当時の時代を映しています。50歳を超えた今、特に邦画と日本のドラマは、過去の世相と風俗を振り返りながら観ていきたいと思っています。
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