ウルトラＱ　「ペギラが来た！」感想: 映画とテレビ視聴感想

2015年05月25日

ウルトラＱ　「ペギラが来た！」感想

ウルトラＱ

制作14話　放送9話（1966/1/30）「ペギラが来た！」

（制作順はWikipediaを参考にしました。）

シリーズを通してのメインの出演者

万城目淳：星川航空にパイロットとして勤務。
　　　　　SF小説を書いている。
戸川一平：パイロット助手
江戸川由利子：毎日新報のカメラマン

ストーリー（ネタバレ）

南極観測隊の特別取材班として万城目は船に乗っていた。
船には日本発の女性隊員（医師）として久原羊子も同乗
している。

到着した南極では、急な寒波が襲い、数トンもある雪上車
が宙に浮き、行方不明となり、外気温はマイナス１００℃
を超えるなど異常が続いていた。

実は万城目は3年前に南極で行方不明になった野村隊員に
ついて調査することが、観測隊に参加した目的だった。隊
長は事態解明の手掛かりとして野村隊員が残した手帳を
預けられる。そこには「また来たペギラ」という文章が
書かれていた。

羊子も野村の婚約者であり、野村のために南極に撒く東京
の土を持ってきていた。

隊長が止めるのも聞かず、万城目は深夜基地の外に出るが
同じ目的で外に出てきた羊子と雪上車が宙に浮くのを目撃
した。そこに、雪上車と共に行方不明となっていた伊藤隊
員が酷い凍傷を負って帰ってきた。

伊藤隊員の話を聞いた羊子は無断でジープを走らせ、後を
追った万城目達はついに氷づけになった野村隊員を発見す
る。そこには3年前に野村隊員と一緒だった犬の三郎が生
きていた。

そこに冷気を吐き、無重力状態を作り出す怪獣ペギラが
あらわれた。しかしペギラは深く襲ってくることはなく
いなくなってしまった。

羊子が現場付近で発見したコケにはペギラが嫌う成分が
入っており、三郎はこのコケを食べてきたせいで3年間
生きられてペギラも寄り付かなかったのではないかと推
測する。（アザラシにコケを食べさせたら死んでしまっ
たという。）

ペギミンＨを搭載した気象観測用ロケットを打ち込み
ペギラは黒煙を吹きながら逃げていった。

羊子は医師として観測基地に残り、万城目は船で南極
を後にするのであった。

ペギラ登場の回です。野村隊員が行方不明となった謎を
ミステリータッチで描かれています。

ペギラは基地の建物を壊しますが、南極ではあまり
暴れませんでした。再登場の「東京氷河期」では東京
に現れます。

万城目はどういう経緯で野村隊員の調査をしに南極に
くることになったかはまったく描かれていません。
舞台は南極のみで東京のシーンは全くないため、一平
と由利子は登場しません。