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2015年03月05日

ウルトラQ 「マンモスフラワー」

制作1話 放送4話(1966/1/23)「マンモスフラワー」(制作順はWikipediaを参考にしました。)


シリーズを通してのメインの出演者

 ・万城目淳:星川航空にパイロットとして勤務。
       SF小説を書いている。

 ・戸川一平:パイロット助手

 ・江戸川由利子:毎日新報のカメラマン


ストーリー

 突如丸の内のビル内に古代の巨大植物が出現。これを枯らす話。
 


 地味な話ですが、ビルを壊しながら成長する巨大植物を丁寧に描写しています。

 人間に巻き付き血を吸う根を避けてビルに取り残された人を助けに行く
 というサスペンスもあり、人間の生活圏に突如割り込んできた異物(古代植物)
 に右往左往する人々がよく描かれていると思いました。

 主人公の2人が仕事で訪問した会社がこのビルにあったためこの事件に巻き込まれるのですが、
 この仕事がセスナからのビラまき!(ビラ:広告チラシのことです。)

 実際にあった仕事みたいですが、今やったらクレームがすごそうです。いつごろまで
 やっていたんでしょうか。自分は幼少の頃、空からビラが降ってきたのを経験したこと
 がありません。
 (2次大戦中、アメリカ軍の戦意を落とすためとか、日本兵への投降勧告などで飛行機から
  ビラを撒いたとは聞いたことがあるのですが。)


 主人公がSF小説を書いているという会話が出てきます。今は広く認知されていますが、
 当時はSF小説には熱狂的なファンはいましたが市民権がなく、先ごろ亡くなられた
 SF小説家の平井和正は、文壇ではSF小説家は江戸時代の身分制度の最下層よりまだ下だと
 自虐的なことを言っていました。
posted by Akio at 08:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ウルトラQ
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はじめまして。 映画が大好きで、現在も続いている午前十時の映画祭の第一回と第二回では上映作品100本全ての映画を鑑賞しました。 映画やテレビはたとえ架空設定のSFであっても、制作当時の時代を映しています。50歳を超えた今、特に邦画と日本のドラマは、過去の世相と風俗を振り返りながら観ていきたいと思っています。
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