タイムボカンシリーズ　ヤッターマン　第１０４話感想　「イヤ王だコロン」: 映画とテレビ視聴感想

2017年04月30日

タイムボカンシリーズ　ヤッターマン　第１０４話感想　「イヤ王だコロン」

初回放映：1978年12月30日

フジテレビ系

（ストーリー：ネタバレ）

今週のインチキ商法：
梅コース１万円、竹コース５万円、松コース１０万円の俳優養成所

梅コース（講師ドロンジョ）：ベルトコンベヤーの上を歩かせて通行人の役。スピードを上げ
て走らせて追われる犯人の役で終了。

竹コース（講師トンズラー）：トンズラーが次々と相手を殴って行き、殴られ役の練習と称する。
みんな逃げてしまった。

松コース（ボヤッキー）：ラブシーンの練習としてキスを迫る。みんな逃げてしまった。

ドクロベーの情報：フリテン国のイヤ王の娘ゴネルがドクロストーンを持っている。

ヤッターマンの出撃メカ：ヤッターゾウ、ヤッターヨコズナ

イヤ王は跡継ぎを二人の娘のゴネルとコーダリアのどちらにするか悩んでいたが、自分を一番
大切にする者を世継ぎとすることを決める。ゴネルは言葉巧みにイヤ王の心を掴んでしまった
が、コーダリアは、美しい言葉は穢れた心を隠してしまうと王を褒めることを拒んだ。自分は
人の心も読めない王というのかと怒ったイア王はゴネルを後継に決めてしまった。

後継者から外れた者は裕福な国へ嫁がせようと思っていたイア王であったが、それを止め貧し
い隣国のへランス王国のヘラニス国王に持参金も持たせずに身一つで嫁がせてしまった。

勝ち誇るゴネルの前にドロンボーが現れた。ドクロストーンと引き換という条件でゴネルに協
力してイヤ王を城から追い出してしまった。

ヤッターマンは間違えてヘランス国に着いていた。追い出されたイヤ王を探すために姿を消し
たコーダリアを探すヘラニス国王と出会ったヤッターマンは一緒にコーダリアを探すこととな
った。

コーダリアはイア王を川辺で見つけるが、人を信じられなくなっていた王は入水自殺をしよう
とする。それを止めようとしたコーダリアは川に落ちてしまった。そこにヤッターマンが現れ
イヤ王とコーダリアを救出した。気を失っているコーダリアをを抱きしめるイア王にヤッター
マンとヘランス国王が彼女がどんなにイア王のことを心配していたかを話し諭す。

そこにドロンボーが現れた。メカ戦でドロンボーは敗退する。

自分の城に戻ったイア王はゴネルを処罰しようとするが、コーダリアの願いで赦されることと
なった。ドクロストーンと思われていたものはゴネルのかつらを置く台であるカツラストーン
というものだった。

ドクロベーの情報が正しくなかったにも関わらずドロンボーへのお仕置きは実行された。

イヤ王の題材はシェークスピア作の悲劇「リア王」からとっています。

今回は演劇づいていて、ドロンボー達の名乗りが白波五人男のパロディでした。

メカ戦は忠臣蔵のパロディで、キナコウヅケノスケ、アズキタクミノカミ、オオハギクラノスケが
出てきました。和議の決裂、キナコウヅケノスケがアズキタクミノカミを愚弄、刃傷に及び切腹。
オオハギクラウノスケが率いるメカ達が討ち入りを敢行。と先週の坊ちゃんのパロディもそうでし
たが自分が見ていた初期のころの単純な小型メカの大量攻撃とは打って変わったメカ戦が複雑な戦
いとなっていたことに驚きました。