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2015年09月21日

大空魔竜ガイキング 第1話感想 「謎のブラックホール」

初回放映:1976年4月1日 フジテレビ系


「ゲッターロボG」の後番組として始まった東映動画制作のロボットアニメ。


(ストーリー:ネタバレ)

高度な文明を持っていた白鳥座のゼーラ星は、近くに出現したブラックボールのせい
で絶滅に瀕していた。残った僅かな人類は地下で暮らしていたが、ついにゼーラ星が
ブラックホールに飲み込まれる日が近づいた。

ゼーラ星を支配するダリウス大帝は配下の四天王に、太陽系第三惑星地球への移住と
長年ブラックホールの研究をしてきた成果(ゼーラ星を危機から救うための研究であ
ったが、武器として転用)を使っての宇宙征服を宣言する。

地球に到着した四天王は最初に目についた宇宙ロケットを始めとし、次はバミューダ
海峡で破壊活動を始めた。

その頃、日本のプロ野球チーム「レッドサン」二軍の投手ツワブキ・サンシローは、
魔球を投げることで注目を浴びていた。登板前、謎の男から電話でサンシローは命を
狙われている、すぐに御前崎灯台まで来るようにとの警告があった。いたずらと思い
無視して登板すると、サンシローの投げたボールはことごとく消え、全く別のところ
から現れたボールにより利き腕の左手首を骨折してしまった。

左手首は今後プロ野球では役に立たないと医者に告げられ絶望するサンシローにゼー
ラ星人が襲い掛かった。そこに電話で警告した男の仲間のファン・リーが現れ助けて
くれた。サンシローは、仲間達と一緒に御前崎灯台まで向かうことになった。

灯台では電話の主、大文字博士が待っていた。彼はダリウス大帝率いる暗黒ホラー軍
団の脅威を語った。侵略の第一弾がロケットとバミューダ海域の事件、第二段が地球
の超能力者の抹殺であり、サンシローもその一人だった。

大文字博士はサンシローに暗黒ホラー軍団と戦うために超能力を使って力を貸して欲
しいと頼み、海からは博士が密かに建造していた大空魔竜が出現した。

博士はメンバーの紹介と大空魔竜の設備の案内をした。最初、サンシローは大空魔竜
を操縦すると勘違いしていたが、操縦者はピート・リチャードソンであった。大空魔
竜はテスト飛行に入ったが、何も役割を与えられないサンシローは、機嫌を悪くして
しまう。大文字博士からサンシローにはガイキングを操縦してもらうという話を聞く
と、今度は、訓練もなしですぐに乗りたいと言い始めて博士を困らせた。

そこにピートからのサンシローへの挑発にも似た助言により、ガイキングのテスト飛
行が行われることになった。腕の部品パート1、足の部品パート2、大空魔竜の頭部
が分離して変形する頭部と胴体のパート3の合体は、胴と足はリモートコントローラ
ーで自動合体するが、腕と胴はサンシローの操縦による合体となる。

何度か失敗したが、サンシローはガイキングへの合体を完了した。そこに暗黒ホラー
軍団のロボットが出現。一旦帰還しようとしたサンシローだが、大空魔竜は、体を丸
めた防御態勢となり、帰還できなくなってしまう。焦るサンシローに博士からこのま
ま戦うよう指令が下る。



2005年に世界観を一新した「ガイキング LEGEND OF DAIKU-MARYU」も作られた作品で
す。「大空魔竜ガイキング」は「大空魔竜」と「ガイキング」が別の個体であるとい
うおもしろいタイトルでした。

初回放映当時は最初の数話で見なくなった記憶があります。1話の初テスト飛行のサン
シローが帰還しようとしたのを拒み、戦わせようとしたことに冷たさを感じたからかも
しれません。また、今回は東映のオリジナル作品だったため、マジンガーZやゲッター
ロボのように、少年誌でのマンガ連載がなかったこともあったのかも。

大空魔竜チームの主要メンバーは下記のとおりです。


 ツワブキ・サンシロー:ガイキング操縦者
 大文字博士:大空魔竜と組織の創設者
 サコン・ゲン
 ヤマガタケ:元力士
 ファン・リー:香港出身
 ハヤミ・ブンタ
 フジヤマ・ミドリ:通信担当
 ピート・リチャードソン:大空魔竜操縦者
 ハチロー

ファンリーの戦い方は奇声のあげ方などブルースリーのようです。

大文字博士に君のような超能力者といわれて何の反論もしないサンシロー。自分が超能
力者という自覚はあったみたいです。

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はじめまして。 映画が大好きで、現在も続いている午前十時の映画祭の第一回と第二回では上映作品100本全ての映画を鑑賞しました。 映画やテレビはたとえ架空設定のSFであっても、制作当時の時代を映しています。50歳を超えた今、特に邦画と日本のドラマは、過去の世相と風俗を振り返りながら観ていきたいと思っています。
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