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2018年08月25日
問題2の解答_構造決定
問題2の解答
不飽和度の解き方はここから
C6H8O6である事から 1+6-8/2= 3
二重結合or環状を3つもった化合物である事が不飽和度 の計算から分かる。
プロトンのケミカルシフトの早見表はここから
カーボンのケミカルシフトの早見表はここから
65 ppm -O-C 酸素の付くカーボン
70 ppm -O-C 酸素の付くカーボン
82 ppm -O-C 酸素の付くカーボン
112 ppm >C=C< 二重結合のカーボン
137 ppm >C=C< 二重結合のカーボン
165 ppm -O-(C=O)- エステル
この時点で2つの二重結合が出来る
プロトンをまとめると
3.6 ppm 2H
3.9 ppm 1H
5 ppm 1H
65 ppm -O-CH2− 3.6 ppm 2H
70 ppm -O-CH< 3.9 ppm 1H
82 ppm -O-CH< 5 ppm 1H
112 ppm >C=C<
137 ppm >C=C<
165 ppm -O-(C=O)-
部分構造が3つとなる
この時点で
H4O1 が余り
少なくともこのうちの3つのプロトンは部分構造の中の酸素に付かなくてはいけない
3.6ppm 70, 82 ppm
3.9ppm 65, 70, 82, 137 ppm
5.0ppm 65, 70, 82, 112, 137, 165 ppm
がそれぞれ相関している。
3.6ppmからは70、82以外のカーボンが見えない
⇒3.6についている酸素は水酸基である (酸素の先にさらに酸素が付く可能性はかなり低い)
3.9, 5.0ppmから137ppmにシグナルがある
⇒82ppmのとなりに137のカーボンを配置する
(70の酸素に付く場合5.0ppmのプロトンから4Jとなる、82の酸素に付く場合3.9ppmから4Jとなる。4Jは相関が見えない事はないが、3Jの方がよりはっきり見える事が多い)
5.0ppmから165ppmにシグナルがある
⇒82ppmの酸素となり165のカーボンを配置する
⇒もしくわ137ppmの炭素となりに165のカーボンを配置
ここで一度データを整理する。
構造は上記の2つが候補である。
不飽和度がまだ1つ残っている⇒環状が1つありそう
使っていないH3Oがある⇒活性プロトン2つ、水酸基が1つ
整理が出来た所で、おそらくエポキシが出来るのでは?
と考える人が良そうなのでその可能性を考えてみる。
エポキシを作った場合
残りがH3O3となる
上記構造の末端にOHを付けていくとエステルの部分がーO−OーHとなり通常あり得ない、また112ppmに2つ水酸基がつくとケミカルシフト的にもエポキシの構造をとることはなさそうである。
話をもとに戻す。
3.9ppmから他のカーボンが見えていない
⇒水酸基にするほかない
環状が存在するはずなので
4パターンが考えられる。
右上の構造はカーボンにプロトンが付いてしまうので候補から消える。
使われていない水酸基を付けると
の2パターンのみとなる。
左の構造が112ppmのケミカルシフト値の観点からすると可能性はかなり低い
よって
妥当な構造は右の
化合物名 Ascorbic acid (ビタミンC)
分子式 C6H8O6
分子量 176
Cas 50-81-7
不飽和度を求める
不飽和度の解き方はここから
C6H8O6である事から 1+6-8/2= 3
二重結合or環状を3つもった化合物である事が不飽和度 の計算から分かる。
ケミカルシフトを見る
プロトンのケミカルシフトの早見表はここから
カーボンのケミカルシフトの早見表はここから
65 ppm -O-C 酸素の付くカーボン
70 ppm -O-C 酸素の付くカーボン
82 ppm -O-C 酸素の付くカーボン
112 ppm >C=C< 二重結合のカーボン
137 ppm >C=C< 二重結合のカーボン
165 ppm -O-(C=O)- エステル
この時点で2つの二重結合が出来る
プロトンをまとめると
3.6 ppm 2H
3.9 ppm 1H
5 ppm 1H
QCにてプロトンとカーボンを繋げる
65 ppm -O-CH2− 3.6 ppm 2H
70 ppm -O-CH< 3.9 ppm 1H
82 ppm -O-CH< 5 ppm 1H
112 ppm >C=C<
137 ppm >C=C<
165 ppm -O-(C=O)-
COSYにてカーボンを繋げる
部分構造が3つとなる
この時点で
H4O1 が余り
少なくともこのうちの3つのプロトンは部分構造の中の酸素に付かなくてはいけない
BCにてさらに部分構造を繋げる
3.6ppm 70, 82 ppm
3.9ppm 65, 70, 82, 137 ppm
5.0ppm 65, 70, 82, 112, 137, 165 ppm
がそれぞれ相関している。
3.6ppmからは70、82以外のカーボンが見えない
⇒3.6についている酸素は水酸基である (酸素の先にさらに酸素が付く可能性はかなり低い)
3.9, 5.0ppmから137ppmにシグナルがある
⇒82ppmのとなりに137のカーボンを配置する
(70の酸素に付く場合5.0ppmのプロトンから4Jとなる、82の酸素に付く場合3.9ppmから4Jとなる。4Jは相関が見えない事はないが、3Jの方がよりはっきり見える事が多い)
5.0ppmから165ppmにシグナルがある
⇒82ppmの酸素となり165のカーボンを配置する
⇒もしくわ137ppmの炭素となりに165のカーボンを配置
ここで一度データを整理する。
構造は上記の2つが候補である。
不飽和度がまだ1つ残っている⇒環状が1つありそう
使っていないH3Oがある⇒活性プロトン2つ、水酸基が1つ
整理が出来た所で、おそらくエポキシが出来るのでは?
と考える人が良そうなのでその可能性を考えてみる。
エポキシを作った場合
残りがH3O3となる
上記構造の末端にOHを付けていくとエステルの部分がーO−OーHとなり通常あり得ない、また112ppmに2つ水酸基がつくとケミカルシフト的にもエポキシの構造をとることはなさそうである。
話をもとに戻す。
3.9ppmから他のカーボンが見えていない
⇒水酸基にするほかない
環状が存在するはずなので
4パターンが考えられる。
右上の構造はカーボンにプロトンが付いてしまうので候補から消える。
使われていない水酸基を付けると
の2パターンのみとなる。
左の構造が112ppmのケミカルシフト値の観点からすると可能性はかなり低い
よって
妥当な構造は右の
化合物名 Ascorbic acid (ビタミンC)
分子式 C6H8O6
分子量 176
Cas 50-81-7
posted by easychemistry at 13:19
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