2011年08月22日
神様のカルテ2
夏川 草介著
出版:小学館
前回に引き続き「神様のカルテ」です。しかし今回は続編の「神様のカルテ2」
季節は3月初旬。「一止と榛名」夫妻はいきなり松本駅からバスに乗り美ヶ原に行きます。
美ヶ原頂上にある王ケ頭ホテルから更にのぼり王ケ鼻へ。名前の通り断崖から突き出た所です。そこは270度視界の広がるパノラマのような風景です。その中にドカンとあるのが御嶽山。
視界の山々の中でもその存在感と迫力のある山です。
御嶽荘に住む彼らになじみのある山ですが、その迫力に一止は圧倒されます。
山に祈った後に榛名が一止にいいます。
「一止さんが選んだ道であれば私もついていきます。でも、進むことに疲れたときはきっと足を止めて一休みしてください。そしていつでもすぐ後ろには、私がいることを忘れないでください。御嶽様の見守る中での約束です」
正直この言葉には泣けました。このセリフを読んだだけでこの本を買った甲斐があったと思いました。
地域医療のために休み無く働き続ける一止。その夫と共に生きていくことは想像を絶するほどに大変なことだと思います。突っ走る夫よりも、それに付き合う妻のほうが大変なものです。
なのにこんなセリフが出てくるとは・・・。結婚したばかりだから・・・。だけとはいえない気がしました。
榛名が一止と結婚するまでにどんな人生を歩いてきたのだろう。もしかして結構地獄をみたり、修羅場をくぐってきたのでしょうか?そんな気にさせる人が榛名です。
次回は番外編で榛名の生まれてから結婚するまでの話を書いて欲しいと痛切に思いました
しょうが紅茶はヘルスケアショップそよ風
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