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2022年04月13日

母の故郷

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4月2日(土)午前中の仕事を終え実家へ、今回の帰省には2つの目的があった。

目的@外食

母と妹は昨年12月に亡くなった父の介護を自宅で行っていた。父のアルツハイマー型認知症は新しい事から忘れていくので朝7時に朝ご飯を食べても9時頃には「朝ご飯はまだか?」と言われる事もあり父から離れられなかったのと、父が亡くなる最後の半年間は父の歩行状態の悪化により、みんなで外食をすると言う選択肢が無かった。

ご飯も作らなくていい、洗い物もしなくていい外食に行くのは本当に久しぶりだった。みんなで良く食べ良く飲み、たくさん話をして笑いの絶えない時間が過ぎて行った。

A耶馬溪に墓参り

母のふるさと耶馬溪、母は昨年母の兄が亡くなり納骨で訪れて以来10ヶ月振り、妹もまだ父が運転してここに来ていたので2、3年振り、僕と妻は正確には覚えていないが18年振りぐらいではなかったかと思う。

実家に泊まって4月3日(日)9時30分に出発。この日じゃないといけなかった理由のひとつに「2022年春、最後の桜をみんなで見る」があった。来週には桜の花が散ってしまい見られないと思ったからである。

ナビに住所を入れると30分ぐらいで到着と表示されたのですが、これだけ間隔が空いてしまったのと久しぶりに見る風景で「こんなに遠かったっけ?」と感じた。

色んな話をしながら「旬彩館」に到着。

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ここでお墓に添えるお花とお弁当を買ってすぐ近くにあるお墓に向かった。

お墓に行くには途中で左折するのですが、18年前には無かった高速道路が通っていてその景色はすっかり変わっていた。

一度迷ったけど何とか到着。

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「長い間ご無沙汰いたしまして申し訳ございません、みんなで来ました」と一礼したらグッと来ましたね。

母の実家の前をを通り、小さい頃の夏休みによく泳いだ川を通ったのですが数年前に起こった増水で階段が流され、川に降りられなくなっていたのが寂しかった。

途中、耶馬トピアに寄り洞門パティオでソフトクリームを購入、母はソフトクリームが大好きだ。

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行きはあんなに遠く感じたのに帰り道の早いこと。

2022年、2023年とこれから色々と大変な事が起こります。

ご家族、恋人、友達とひとつでも多く楽しい思い出を作って下さいね



タグ:耶馬溪
posted by まあ at 06:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 日常

2022年03月21日

たいほうって知ってますか?

taihou.jpg
僕と87歳女性、節子さんの会話。

節子さん「たいほうって知ってますか?」

僕「(心の中で)たいほう?たいほうって昭和の大横綱の大鵬幸喜さんか久留米の大砲ラーメンの2択だな、前回のウォシュレットは難しかったけど今回は簡単だ。」

僕「はい、たいほうは知ってます」

節子さん「あれは軽くていいね〜」

僕「(心の中で)軽い?大鵬さんは体重が148kgだったし、大砲ラーメンの昔ラーメンはこってりだから決して軽くはないぞ」

節子さん「あれはそんなに高くないんよ」

僕「(心の中で)高くない?やっぱり大砲ラーメンの事なのか?この年齢で大砲ラーメンを食べるって凄いな」

tonnkotsu.jpg

節子さん「それが最近、充電が上手くいかんでね、どうしたらいいやろうか」

僕「(心の中で)充電?いったい何の話だ」

節子さん「あれって細かい所も綺麗になって助かるのに」


僕「・・・・・・」


僕「それってDysonじゃないですか?」

節子さん「そう、Dayson。私何て言うたかなぁ?」




posted by まあ at 07:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 日常

2022年03月17日

ウォシュレット

段落テキスト.jpg
僕と87歳女性、節子さんの会話。

節子さん「ウォシュレットって知ってますか?」

僕「はい、知ってます」

節子さん「ウチにあるのは自動やけど、息子の家にあるのは手動なんよね」

僕「(心の中で)自動?ウォシュレットってボタンを押して初めて温水が出るんじゃないのか?」

節子さん「お宅にもある?」

僕「いや、ウチにはないです」

節子さん「あらーあると便利よ、ウチのを貸そうか?」

僕「(心の中で)貸す?ウォシュレットを貸す?」

僕「いえいえ大丈夫です」

節子さん「あらーあると便利なのに」

僕「(心の中で)確かに便利だけどウォシュレットを借りるって聞いたことないわ」

節子さん「ウォシュレットは紙が詰まったら逆にすればいいん?」

僕「(心の中で)逆にする?ウォシュレットを逆にするってどう言う事だ。ノズルを下に向けたところであの威力では紙が流れて行かないじゃないか」

節子さん「最近ウォシュレットが調子が悪いんよ、押し入れにあるかちょっと見てくれんやろか?」

僕「(心の中で)何でウォシュレットが押し入れにあるんだ?」

節子さん「これこれ、紙が詰まって全然入って行かんのよ」


僕「・・・・・・・・・・」


僕「それってウォシュレットじゃなくてシュレッダーです」

(シュしか合ってないし)


posted by まあ at 07:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 日常

2022年03月16日

大丈夫でふ

daijyoubudefu.jpg

差し歯が取れたんです。

今日、ようやく空き時間を利用して近所の歯医者さんへ。

受付に保険証を出すと受付も名前を呼ばれ診察室に入っても初めて見る方ばかりで、なんとなくスタッフの平均年齢がグッと下がった印象だった。

「へぇ〜3ヶ月以上来ないとスタッフのも変わるんだな」と思いながら。

この日、僕を担当してくれた方も20代前半ぐらいの若い女性だった。新人だろうかとても初々しく見えた。

診察台に座り、小さなエプロンをかけてもらった時

「そうだ、僕は差し歯がくっつくまでしばらく待っている間、診察台を倒して仰向け寝て待つより座ったまま待つ方が好きなので、初めてお会いしたスタッフの方に先に言っておかないと」

と思い僕が

「すいません、差し歯がくっつくのを待っている間、診察台を起こして頂けますか?」

と言ったらそのスタッフが放った一言は

「あ、全然大丈夫です!」

全然大丈夫、久しぶりに聞いた。なんて懐かしい響きなんだ。

僕はクスッと笑った。

そして治療が始まった。

スタッフ「今年初めていらっしゃったのでまず歯のお掃除からしますね、お水出して大丈夫ですか?途中何かありましたら左手を上げて教えて下さい」

と言って歯のお掃除が始まった。

順調に歯のお掃除が進んでいく中「ちょっとお水吸いますね」と言ったら吸引機のチューブが喉の奥に入って僕が「オエっ」となったら

スタッフ「大丈夫ですか?」

僕「大丈夫です」

歯のお掃除が終わり、歯に何か薬のようなものを塗ってしばらくすると

「流しますね」と言って水を出したら水が僕の鼻の中に水が入って

スタッフ「大丈夫ですか?」

僕「大丈夫です」

いよいよ取れた差し歯をつける時に「ちょっと空気をかけますね」と言って3wayシリンジを僕の口の右上に入れたら差し歯を入れる隣の歯に3wayシリンジの先端が「ガン!」と当たってしまい少し顎が上がったら

IMG_3617.jpg

スタッフ「大丈夫ですか?」

「大丈夫でふ」(まだ口が開いたまま)

ようやく差し歯が入り診察台を起こしてもらうと「少々お待ち下さい」と言ってスタッフの女の子は席を離れた。

僕はここまでの彼女とのやり取りを思い出したらおもしろくておもしろくて笑いが止まらなくなり、診察台に座ったままずっと肩を揺らしていたらその子が帰って来た。

ここは歯医者だ。おじさんが診察台に座ったままずっと笑ってる姿が珍しかったのだろう、その姿を見て

「大丈夫ですか?」と聴いてきたので

僕は笑顔で「全然大丈夫です」と答えた。

診察室を出て待合室で椅子に座り「あー笑った」と思いながらお会計を待っているとその続きがあった。

僕を担当したスタッフが次の患者さんを呼びに来たのだ。

スタッフ「サカイさーん、3番にどうぞー」
お婆ちやん「サカイです」
スタッフ「3番でーす」
お婆ちゃん「いえ、サカイです」
スタッフ「3番です!」
お婆ちゃん「サカイです!」

僕には時々誰かが笑わせに来るのですが、歯医者さんでこんなに笑ったのは初めてだ。




タグ:歯医者 笑う
posted by まあ at 07:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 日常
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