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2016年09月15日

アボカドの葉が


アボカドの葉が枯れている。
食べた後のアボカドの種を植えると芽が出るよ、
と、同僚に教えられた。
アボカドは観賞用にもいいらしい。
同僚の家では鉢植えで育てている。
アボカドの木は大きくなると、
20mにもなるそうだ。
だが鉢植えだとそんなに大きくはならず、
それなりに育つらしい。
根張りの具合で成長が左右されるようだ。
最初は水栽培で芽を出そうとした。
しかし、1ヶ月が経ち2ヶ月3ヶ月経っても、
一向に根が出てこない。
土植えに代えてみたが何も変化が起こらない。
アボカドの栽培についてネットで調べて見たら、
どうもアボカドは酸性らしいのである。
無頓着にも、土は何でも良いと思っていた。
植物も熱帯魚と同じでPHで生育が左右される。
と言うか、生死が決まると言っても過言ではない。
酸性土壌を作る為に、
鹿沼土、腐葉土、赤玉土を買ってきた。
鹿沼土、腐葉土は酸性土を作る。
赤玉も弱酸性だが、
鉢の底にひき、水はけ用としている。
野菜などはアルカリ性が多いので、
アルカリ土壌の用意をしているが、
今度は酸性土壌の準備をしなければならない。
最近では植物を育てようとする前に、
酸性かアルカリかを調べている。
野菜はアルカリが多く、
果物等の木に成るようなものは酸性が多い。
今は混同しないよう酸性の鉢には、
品名と「酸性」を標記したタグを立てている。
調合した酸性土壌にアボカドの種を植え、
芽が出てくるのを待った、
2ヶ月経ち3ヶ月が経った。
毎日欠かさず水を与えているが、
やはり芽が出てこない。
発芽は少し諦めかけたが、
水はやり続けた。
ある朝庭に出てみると、
鉢の真ん中に棒が立っている。
何だろうと近づいてみると、
何とアボカドが発芽している。
ひょろひょろで力強くはないけれど、
芽が出て先に葉まで着いている。
3ヶ月掛けやっと芽が出てきたのだ。
我慢強く耐えた甲斐があった。
そもそも発芽に時間が掛かるのか、
それなりの季候に入ったから発芽したのか、
こうして我が家に初のアボカド栽培が始まった。
これに気を良くし、アボカドの種を追加した。
追加した2鉢からも芽が出てきた。
最初のアボカドと葉の形が違っていた。
スーパーで買ってきたアボカドなので、
産地(品種が)が違うのだろう。
成長を楽しみに水やりをやっていたのだが、
だんだん様子が変になってくる。
葉の真ん中に茶色の斑点が出てくる。
その斑点はだんだん拡がり他の葉にも拡散して行く。
病気かも知れないと斑点のある葉を除去したが、
どんどん他にも拡がって行く。
しまいには葉が一枚もなくなってしまった。
こうなる前にいろいろ調べてはいたが、
天候や水はけ状態、根腐れや根詰まりでも
同じ症状が出るなどの記事が多かった。
葉のなくなったアボカドの鉢を逆さまにし、
鉢を抜いて根を観察してみた。
根腐れなどしていない。
水はけも良好である。
勿体ないほどの力強い根が張っていた。
にもかかわらず、枯れ木になってしまった。
やはりこれは病気である。
この症状からすると、
炭疽病に違いない。
炭疽菌というと細菌兵器を思い出すが、
この炭疽と同じなのだろうか。
その関係はさておいて、
炭疽病はあらゆる野菜に発生するカビが原因の病気だそうだ。
炭疽菌は典型的な土壌菌であるとも言われるので、
常に土に存在するものなのだろう。
ホームセンターに出掛け、
炭疽病に効く薬を買ってくる。
去年バジルのカビ撲滅の為に殺菌剤を買ってきたが、
手遅れで全滅させた。
薬を種苗店の店主のすすめで買ってきたのだが、
間に合わなかった。
その薬も家庭用としての使用量から計算すると、
何と200年も使えることになる。
それまで生きていられるのだろうか。
また薬剤が粉末で、
それを1000倍に希釈しなければならない為、
計量用に電子秤まで買ってしまった。
今回はホームセンターで箱売りの薬を買ってきた。
商品名はトップジンMと言う。










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箱の中を開けて見てみると、
1gづつ小袋に入っている。
計量もいらず簡単に希釈することが出来る。
これはとても便利だ。
多分去年は農業用の薬剤を買ってきてしまったのだろう。
去年はずぶのど素人であったが、
今年はちょっと違う。
希釈した薬剤を朝、散布した。
毎日散布していると、
3日目辺りに変化が出てくる。
確かに快方に向かってきている。
葉の艶も大分良くなってきた。
病気からアボカドを救うことが出来たのだ。
残念ながら我が家初めてのアボカドの木は、
枯れ木のような姿になってしまった。
最近の天候は狂っていて雨が多い。
どうも湿気が多いとカビが繁盛する。
野菜に病気も多発する。
朝起きて、
庭の野菜を気遣うのが、
毎日の私の日課である。




薬剤散布で進行が止まった
散布前の哀れな姿は記録に残していない
葉先に形跡がいくらか残っている

IMG_5157b.JPG


復活したアボカド2号

IMG_5153b.JPG


復活したアボカド3号
ひとつの種から幹が二つ出た
よく見ると根元に枯れた葉が

IMG_5154b.JPG


枯れてしまったアボカド1号

IMG_5155b.JPG


まだ芽が出ない4号、5号

IMG_5156b.JPG














※画像をクリックすると拡大表示します





posted by kaz at 01:11 | Comment(0) | TrackBack(0) | 野菜

2016年09月07日

とどのつまり

人間関係は難しいと言われるが、関係が難しいのではなく相手の心の先が読めないだけのことである。
その関係には友好的か敵対的かどうでもいいかの3通りしかない。
友好的だった人がある日突然、そうでなくなる。
特に安心しているとその事象に気づかない。
現実は着々と進行しているはずなのだが、その信号に気づかないため相手は手段を変えてくる。
友好的と思っていたある人物の空き地に車を停めさせて貰っていた。
お互いの関係は良好で、料理を作っては差し入れしたり、
話し相手になってあげたり、困ったときには手を差し伸べたりと、フレンドリーな関係を築けていたと私は思っていた。
だが、突然車の幅寄せが始まった。
私の入るスペースが確実に狭くなっている。
窮屈な場所にねじ込むように駐車していたが、
この日だけかと思っていたら、その幅寄せは毎日続いた。
この時は何かおかしいとは思ったが、悪意があるとは思えなかった。
1ケ月ちょっとの幅寄せ事件が続いたある日、相手は品を変えてやってきた。
空き地の駐車場の件だけど、雑草が伸び放題で自分だけではもう手に負えないのでどうしたら良いだろうかとの相談である。
シルバーセンターに刈り込みを頼むか、草が生えないようにシートを張るとか、いっそコンクリートで整地しようとか、何か良いアイデアはないですかみたいな相談である。
全ての表現が曖昧過ぎて私には何が言いたいのか少しも理解できない。
何をやるにしても処置にはお金がかあるんですよね〜、どうしたら良いでしょうね。
と、相談と言うより費用負担を迫って来ているような内容の話を持ち掛けてくる。
この時点で既に相手の作戦は着々と進んでおり、私の方はと言えば、追い詰められているとは一向に気づいていない。
急に費用の負担など言われても即答できないので、とりあえず明日の朝、息子と2人で草刈り機を使って除草作業を行うと告げ、翌朝実施した。
汗だくになりながら何とか午前中に作業は終了した。
これで当面の問題は解決できたはずとこの時点で思っていた。
翌日、相手は除草のお礼に家に来たがなぜか言葉が浮いている。
除草作業をすることが期待する行為ではなかったようで、その後も息子に会うたびに前述したシルバーセンターの話やら除草用シートの話、コンクリート整地の話を持ち掛けてきていたらしい。
それから2週間ぐらいが経ったある日、本音が我が家にやってきた。
前置きではこちらを気遣ったり愛想笑いをしたりしていたが、ついに駐車料金を頂きたいとの話を切り出してきた。
私も無料で使い続けようとは一向に思っていないので、相場の金額を提示し双方の了解で話は終わろうとしたのだが、その直後、毎月払いでは面倒でしょうから、今月分から半年分まとめて払って下さい。えっ、先払いで半年分ですかと問うと、そうですと返事が返ってきた。
何かおかしい。
駐車料金6ケ月分前払いなんて話、聞いたことがないよ、と言えばそれに対する返答はなく、どうせお金を払って借りるならもっと近くにある空き地を借りた方が便利で良いのではとの提案も出てくる。
うむ、やはりおかしい。
お金が欲しいだけではなさそうだ。
今借りている空き地は家から50mほどで、苦になるようなそんなに遠い距離ではない。
それからも曖昧な話をのらりくらりと繰り返す。
車の位置を変えてほしいとの話も出てきたので、最近車が幅寄せされて停めずらいのだけどと言うと、切り返しが下手なのでどうしてもあの位置なってしまうのだという。3ケ月前は出来たのに2ケ月前からは出来なくなったのか、そんな話があるものかと相手を疑問視する。
そんな話を聞いている私は、だんだん腹が立ってきた。
どうも要求の本質が違うようだ。
単純に追い出したいだけなのだ。
事実、明け渡した翌日に相手の車は定位置に収まっていた。
あ、これで終わったなとその時思った。
この時は少し考えてから結果を出すということで話を終えた。
翌日の早朝、私の車を空き地から外に出した。
私の車の姿がなくなったその空き地には、定位置に収まった相手の車の姿があった。

私はギブアンドテイクだと思ってその相手と家族的な付き合いをしてきた。
駐車も自分から要求したわけではなく、相手から空き地の提供をしてきたのでそれを受けただけの話だ。
これ以外は何も存在しない。
付き合いが始まった時、相手には災難が続いていた。
困っていた時はいつでも助けてあげた。
だから相手からは感謝の言葉を何度も聞いていた。
しかし、今は事務的な会話になっている。
私のギブにも時効があったようだ。
持ちつ持たれつの関係に終止符は打たれた。
人は心変わりする。
何かの切っ掛けで、思想であったり価値観や損得などで心が変わる。
その移り変わりを予測することは簡単なことではない。
しかし、それが人間だと言われれば返す言葉もないが、これが人間だということも忘れてはいけない。
こんな時は、さらりと身をかわすことにしよう。


IMG_5134b.JPG
posted by kaz at 17:03 | Comment(0) | TrackBack(0) | 生きる
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