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大東流の系譜

 武田惣角先生の合気を継承しているものは誰か?

 大東流にとってはタブーの議論ですが、

 あくまでも、私見を述べさせてもらうと、

 技の面で言うと、やはり、全盛期の武田先生にほぼ一緒について回られ、

 すぐそばで、その技を目にしてこられた、

 佐川幸義先生が挙げられると思います。

 武田先生は、病床でも、「わしの手を握れ」といって

 技をかけられたといいます。

 佐川先生も、晩年まで、腕立て伏せを毎日数百回行われていました。

 その生き方まで、武道家として継承していると感じます。

 合気揚げを技の基本として研究発展された佐川先生は、

 合気の継承者といえます。

 映画「aiki」のモチーフになった、岡本先生の六方会は、同じ系統ではないかと

 思います。


 もう一方で、晩年の武田先生についておられ、もっとも信頼が厚かった

 山本角義先生を忘れることは出来ません。

 山本先生は、恵まれた体格とセンスで、武田先生の技の要領を

 感覚的につかんでいたと思われます。

 山本先生の継承者は、北海道、千歳市、札幌市、苫小牧市におられます。

 道場では居合いの型が稽古のほとんどを占め、カラダを造ることを

 重視しています。

 武田先生の遺品である紋付や日本刀を継承されています。

 
 武田先生は、全国行脚し、色々な方々に技を教えています。

 その技の一部をもとに、各道場で全体像を研究し、追求しているのが現状かと思

 います。

 しかし、これが、亜流かというと、一概にそうともいえません。

 それぞれの道場の主催者たちが、情熱を持ってこれに取り組んできたからこそ

 今日まで、合気が続いてきたのであって、これこそ尊いものだと思います。


 まさに、日本が世界に誇る、天下無双のアイデンティティーだと思います。笑顔

 

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道人
40代、男性。合気道を中心に、大人の趣味について書きます。北海道に来るときは参考にしてください。
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