2021年は、「モネ」の年だったように私は感じている。さらに、今日は、NHKETVの角野栄子さんのカラフルな魔女という番組を見ていたら、対談相手は萌音さんの姉の萌歌さんが出演していた。今度は、姉のモカさんの年になるのかもしれない。恐るべき兄妹である。
廣瀬アリス・すず姉妹といい、どうやら世の中には二物も三物にも恵まれた人がいるらしい。今年は、モネとモカがキーキャラクターになるかもしれない。
輝きの強さに個人差があるにせよ、人の人生には、誰でも輝く時が必ずあると思う。
私は、20代の終わり頃に転勤をした。辞令を貰った時には、「なんで俺が地方に飛ばされるんだ!」とすごくくさったけれど、転勤してみたら、人生の幅や人間関係や仕事内容がものすごく広がった。たくさんの恋にも出会った。人生の落ち目の時期だと思っていたけれど、今思い返してみると、むしろ結構な充実期だったようにも思う。その頃の恋の経験は、私に至るまで人生の大きな肥やしになっていると思うし、また、その頃にお会いした人の中で、今でも年賀状などを交わし続けている人もたくさんいる。
山口瞳さんだったと思うが、「人生の幸せと不幸せは同じ量だ」というようなことをお書きになっていた。いわゆる、いいこと半分、悪いこと半分である。
この8年ほど、父の介護をしていて、いいことはほとんど無かった気がしていた。東京の家と実家との二重生活に加えて、一時は、介護専用アパートを借りて、三重生活を送り経済的には一気に赤字になった。色々無理を続けていたら人生初めての大病もした。子供の就職の世話なども出来ず、彼らには余計な苦労をさせたと今でも後悔をしている。なんだか不幸が一気に襲ってきたように思っていた。
でも、今は、もう一度「いいこと半分悪いこと半分」と自分に言い聞かせるようにしている。昨年の末には、前職の会社で同期だった友人が急逝した。亡くなった彼の分まで一生懸命生きよう、と思った。
少しでもいいことを増やし、どうやったら悪いことを減らしていけるかをあらためて考えながら、これからの人生をポジティブに生きていきたいと思っている。
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