なんだか不気味な増加数である。
思い起こせば、最初のコロナ感染の時、500人を超えたというニュースからすぐに1000人となった。専門家の話によれば、オミクロン株は感染力が強く、従来の半分の時間で感染が広がるようだ。
年末年始の帰省時期となり、久しぶりに新幹線も飛行機も予約が増加しているようだ。
しかし、オミクロン株の不安はそこにもつきまとう。2年間ガマンして、故郷の両親も自分もワクチンを2回打ち終わっているし、日本の感染者数は、世界に比べて劇的に少ない数字で推移している。少しほっとした状況の今だからこそ、久しぶりにふるさとへ帰ろうということで、民族大移動がはじまっている。
しかし、おじいちゃんおばあちゃんと、子供や孫が、久しぶりに再会したら、マスクを外して食事を共にして語り合うだろう。それは、残念ながら止めるに忍びない光景である。
そうした状況が、この冬は、日本中で行われるだろう。
ちなみにわが家は、私が東京の家に帰ることも、妻や子供たちがこっちに来ることもやめにした。妻と子供たちは、基礎疾患を持つ老人二人の家に、東京から帰るのは、万一感染させたら?という不安から取りやめにした。私も、公共交通機関で帰れば、感染リスクは高い。もし私が感染したら、濃厚接触者となる父は、その日から介護してもらえるところがなくなってしまう。コロナ対応の病院に入院するしかないだろう。介護慣れしていない感染病棟では、寝たきり老人の世話はなかなか大変だ。介護するには専門の技術やノウハウが必要だから。
ニュースを見ながらそんなことを考えていた。連休明けにコロナ感染が拡大したことを思い出しながら、どうか正月休みの終わった2週間後に、感染者数が、劇的に増加しないことを心から祈っている。
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