なんとなく見続けて、結局最終回まで導かれてしまった。
(TBSサイトより)
まるで、ドラマに合わせるかのように、このところ、鹿児島県や巻頭地方、北海道など日本のあちこちで地震が頻発しており、それがさらにドラマへの興味を後押ししたところもあるかもしれない。
ご覧になっていない方もいらっしゃるだろうが、一言で言えば地殻変動により、日本全土が沈没してしまうという事態に対し、政府関係者を中心に、国を失う日本国民を、世界中に移民させようという壮大なストーリーである。
それにしても、もし仮に、1億人を超える日本国民を安全に世界中に避難させなければならないということが、現実に起きたら、それは大変なビッグプロジェクトで、とうてい実現不可能なことにも思える。
ドラマを見ながら、あらためて地図を眺めていると、GNPの順位がどんどん下がってきたとはいえ、世界の先進国、経済大国?のひとつに数えてもらっている日本ではあるが、やはりせまい国土に1億人超が暮らす小さな島国なのだということを痛感する。
他国と陸続きではない日本では、なかなか実感しにくいけれど、世界中には、何十万人、いや何百万人という難民があふれている。ヨーロッパ各国でもその対応に対するスタンスが、常に政府の重要課題の一つになっている。
小さな島国日本は、海に囲まれた国家であるおかげで、他国から難民が大量にやってくるということには直面していない。政権が変わったアフガニスタンからの難民も、コロナウィルスの感染と本格的な冬を迎えるという厳しい環境の中で、懸命に命をつないでいる。
ドラマのように、日本が沈没することはないとは思うが、日本の経済力や国力は、やや沈没しているように思うことが多い。
やや突飛なストーリーと演出ではあるが、このドラマは、ビジネスマンから自営業まで、各々の立場で、これからの日本のあり方や生き方を考えるヒントを投げかけているのかもしれない。
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