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2021年12月08日

ご飯を炊く楽しみ

父の食事が、おかゆときざみ食という介護食になって以来、毎朝炊飯ジャーで炊くのはおかゆである。面倒なので、私も同じおかゆを食べる。ただ、おかゆといっても、柔らかく炊いたご飯に近いようなもので大丈夫なので、私も比較的不満を感じることなく毎日食べている。体にも良いのではないかと思っている。

とはいえ、時々普通に炊いたご飯を食べたくなることがある。私は、基本的に、朝食しかお米を食べないのだが、夜、マグロで寿司を握って食べたくなったり、カレーライスなどは、ランチに食べたくなる。ところが、おかゆにカレーをかけても、正直あまりおいしくない。
今日は、たまたま常備菜である鶏手羽元を煮込んだチキンスープの肉を、そろそろ食べる必要があった。ジャガイモと人参の入ったポトフの残りも合体できる。なんとなく、ランチにカレーというのは金曜日のメニュー、という気分ではあるのだが、残り物を片づける都合から、水曜日だけど今日はカレーを作ることにした。
211208土鍋カレーDSC_1880.JPG

となれば、ご飯を炊く必要があるが、ジャーには父用の昼と夜用のおかゆが残っている。他の器に移すとおかゆの風味はおちてしまう。電子ジャーというのはなかなか優秀である。
こういう時に、最近は土鍋で、一人分のご飯を炊いている。
お米に浸水させるために、11時頃に米を研いで一度ざるにあげてからそのまま1時間弱くらい水に浸しておく。それを土鍋に入れてガスの火にかけて炊くのだ。
最近は手慣れているので、火加減と炊く時間に気をつければ、ほんの少しお焦げがついたご飯などを見事に炊き上げることができる。
211208土鍋炊きdDSC_1877.JPG

面倒なように思えるかもしれないが、お米をといで、30分以上水に浸しておく事前の時間を別にすれば、火にかけて炊き上げ、そのあと10分以上むらす時間を含めても30分ほどで美味しい炊き立てのご飯が食べられる。基本的には、土鍋の沸騰している音や湯気の具合に気を付けながらほっておくだけなので苦労はない。
土鍋は近頃流行りの高級なご飯炊き専用のものなどではない。2人用の鍋物に使うサイズのごく普通の安物の土鍋である。

そんなわけで、今や、土鍋で絶妙な加減のご飯を炊くこと自体が、私にとっては、楽しみになっている。

#土鍋でご飯炊き
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