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2021年11月23日

勤労と曜日感覚と飲みニケーション

今日は勤労感謝の日である。仕事をリタイヤして勤労から離れて久しく、父の自宅介護に専念していると、祭日の感覚が薄れてしまう。土日は、まだ一週間のサイクルの中で、自分なりにリズムが出来ているのだが、祭日となると、カレンダーで、「ああ、今日は休日か」と再確認したり、土日と違って、つい平日のように勘違いしてしまうこともある。今日は、郵便局に用事があったので、つい出かけてしまったのだが、入口が締まっていて「あっ?そうか今日は休みか・・」と帰ってきた。

自分は毎日休みというか(いや、毎日休みなく働いているというべきか)だいたいいつも家にいるわけだが、コロナウィルスによって在宅勤務が増えると、サラリーマンの曜日感覚や生活感覚も、かなり変わってきているのかもしれない。

そなことを考えていたら、ヤフーニュースで、「職場の飲みニケーション必要、は去年より大幅減」という見出しが目についた。
記事を読んでみると、職場の飲み会、いわゆる「飲みニケーション」が必要だと考えている人が、去年より大幅に減っていることが分かったという。
データは、日本生命保険の調査によるもので、「飲みニケーション」について「必要」または「どちらかと言えば必要」と答えた人は全体の38.2%で、去年よりも16.1ポイント減少したのだという。わずか1年で、飲みニケーションをしなくてもいいんじゃないかと考える人が、15%以上も増えたということだ。
211123職場の飲みニケーション.jpg
(ヤフーニュース/テレ朝ニュース)

「必要」とする理由で多かったのは「本音を聞ける・距離を縮められるから」で57.6%、次いで「情報収集できるから」。一方、「どちらかと言えば不要」または「不要」と答えた人は全体の61.9%。理由として多かったのは「気を遣うから」「仕事の延長と感じるから」だという。

私の前職は、広告会社の営業マンで、私にとって、飲みニケーションは、得意先に対してはもちろん、社内においても極めて重要なことであった。それができないと社内でも社外でも仕事にならないようなところがあった。だから、ピークの頃は、ほぼ毎日、クライアントや取引先など社外の人から、社内のスタッフとの絆を深めるために酒を飲んでいた。

ニッセイ基礎研究所は「コロナ禍で会食できない状況が続き、お酒を介することの必要性に疑問を抱くようになった」という指摘をしている。なるほど、確かに「別に会食しなくても仕事に支障はないな」というのは当たっているかもしれない。しかし、一緒に食事をして酒を酌み交わすことは、社会的動物である人間にとって、意味のあることであり、人が人と向き合いお互いを知るうえで、有効なコミュニケーション手段ではないだろうか。もちろん、無理強いをする時代ではなくなってきたと思うが、自然な形での飲みニケーションは、より良い形で生き残っていってほしい気もするがいかがだろうか?
#飲みニケーション
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