早速検索してみると、驚くほどの件数で海中で熟成させたワインに関する記述が見つかった。販売している会社もたくさんあって驚いた。
(写真はイメージです)
私は酒好きで、ワインも良く飲むけれど、ワイン好きの人が見たら笑われるような安物のワインしか飲んでいない。だから、高級なワインの味についてはあまりこだわりがないというか、知識も経験もほとんどない。ウィスキーやジンについては、長年親しんできて多くの種類を試したりもしたので、少しは味の違いを語れると思うが、ワインは、美味しいとまずいくらいの判断しかできない。(笑)
海中でワインを熟成させるとなぜ良いのかと言うと、海中の環境が、ワインの保存条件にぴったりとあてはまったからだという。
ワインの最適な保存には3つの条件が大切だ。すなわち、「温度」「光」「湿度」の3つである。深さにもよるだろうが、海の中であれば、あまり温度変化のない環境が得られるだろう。光によるワインの変質も、海中なら、地上よりも影響が小さいことは想像にかたくない。湿度も、ワインボトルの栓の状態にもよるだろうが、まあ海水の中にあるのだから、湿度的には比較的良いのだろう。
そもそもは、沈没船の中にあったシャンパンやワインが、変質せずおいしいものがあったことから、海中での熟成ということへ目が向けられたということらしい。
まあ、ワインの味のわからぬ私には、大枚をはたいてまで、わざわざ海中熟成ワインを買おうなどという、まさに「酔狂」なことは思わないけれど、海の中で静かに熟成して美味しくなっていく、ということには、何かロマンを感じる。
今の私も、いわば、ちょっと海の中に沈んでいるような「温度変化の少ない生活」をしているわけだから、もしかすると人間としての熟成がすすんでいるかもしれない。(もしそうだったら嬉しいな(笑))
ところで、基本的には、酒好きなので、もしどなたか海中熟成ワインを入手され、飲んでみようかという時には、ぜひお声をおかけください。
#海中で熟成するワイン
【このカテゴリーの最新記事】