近年は、ネットショップでの大規模なセールの日として有名になってきている。
その独身の日に、中国最大手のECサイトであるアリババは、実に、過去最高の9兆円を超える売上を上げたと、昨日の朝のラジオで聞いた。
近年のECサイトの売上の伸びは驚異的である。コロナ禍で殆どの企業が苦境に陥っていた中で、amazonなどのネット関連産業は、この2年間も大幅な売り上げの伸びを続けていた。各社の名物のネットセールの日もかなり定着していて、私もa社の名物セールの時には、つい誘惑に負けてしまうので、最近は、その時期には、できるだけサイトを見ないようにしている。
いくつかのネットニュースを見ていたら、中国の独身の日にネットで購入された大量の商品が、乱雑に扱われている写真がいくつか目についた。丁寧に安全に荷物を配送するシステムが行き届いている日本と比べると、独身の日の膨大な発注商品は、はたして無事にオーダーした人に届くのだろうか、とちょっと心配になった。未着や破損なども多いのだろうなと感じた。
(AFP)
ところで、中国では独身の人がおよそ2億2,000万人もいるのだという。また、「一人っ子政策」の影響で、男性が「一人っ子」として特に選ばれる傾向にあった結果、今後、3,000万人ほど独身男性の数が増える可能性があるのだという。
ネット社会が進んでいる中で、コロナの影響もあって、リアルな男女の付き合いが難しくなっているのは、中国に限らず世界中で起こっていると思う。
独身の日が、バーゲンの日だけでなく、増えすぎてしまった独身の人たちの行き場のないフラストレーションのはけぐちの日に変わっていかないことを祈りたい。
#独身の日 #アリババ
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