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2021年11月04日

衝動買いされるペットたち

コロナ禍で在宅時間が増えたことで様々な生活変化が起きたことを少し前に書いたが、思いがけない変化として驚いたのが、ペットを買う人が急増し、さらに飼育途中で飼育放棄してしまう人が増えたというニュースである。
以前、全国ニュースか記事で見てびっくりしたのだけれど、リモートワークで在宅時間が増えたのでペットを飼ってみたが、また職場勤務の時間が増えてきて在宅時間が減ったり、手に負えなくなったりして、捨てたり手放ししたりする人が急増しているというのだ。

211104日本動物愛護協会新聞広告.jpg

公共CMでも「ペットの衝動買いをやめよう」というキャンペーンが行われていたので、相当な規模でそうしたことが起きているのだろうとは思っていたけれど、コロナ禍でさらにそれが拡大したようである。
今朝の地元紙にも、県内でもペットを衝動買いする人が増加し、さらに飼育途中で手放す人も多いと書かれており、そうした事態に対して、ペットショップ側が、未熟な飼い主に代ってしつけを行うサービスをやっているというものであった。県内のペットの保護団体も、受け入れ限度にきているほど保護されるペットが増加しているという。

今日は、さらに、ペットを劣悪な環境下で大量に飼育していたペット販売業者が捕まったというニュースもあった。病気になっていた動物たちがたくさんいたという。なんと恐ろしいことか。

東京の我が家でも犬を飼っている。最初の愛犬は、15年前くらいに天寿を全うし、二番目に飼った犬も昨年亡くなり、今は二番目の犬の子が12歳くらいになり、少し体調を崩しながらもなんとか一緒に暮らしている。妻が犬好きでペットに詳しかったおかげで飼い続けてこられたが、ペットを飼うのは、本当に大変である。おもらしもするし、色んなところをかじったり、削ったりもする。お腹をこわして下痢などした時には悲惨な状態になる時もある。そして、ちゃんとエサをやらなければ死んでしまうし、与え方を間違えると病気にもなる。手術をするような病気になれば20万円くらいかかったりすることもある。
本当に、家族として愛情をもって接する気持ちがなければ飼い続けられないものなのである。

ペットショップに行くと、一昔前の何倍もの「値段」で多くのペットが売られている。
目が合ったりすると、つい飼いたくなるものだ。しかし、動物愛護協会の広告の通り、一目ぼれで衝動買いするのは、本当に危険なことだ。本当に飼えるのかということをしっかりと検討して慎重に決めるべきことである。相手は、可愛いおもちゃではない。人の心に寄り添い、共に喜び悲しみながら生きていく生き物であり、大切な家族になるものなのだから。
#ペットの衝動買い
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