何年ぶりの再会だろう。退職から8年だからその少し前以来とすれば10年ぶりくらいだろうか。
金沢まで行く用事があるので、どこかで会えませんか?という嬉しい連絡をもらったが、介護もあるので、もし可能なら私の住まいまで来てもらえるとありがたいが、と返信したら、「行きます」といってやって来てくれた。
旧知の同僚との再会というのは本当に嬉しいものである。
彼は、中途採用で入ってきて、私が最初のOJTトレーナーとなった。いいトレーナーかどうだったかは定かではないが、会社のポジションでは、彼の方が私より少しだけ偉くなったから、多少は役にたったのかもしれない。
約束した日は明日だったはずだったが、どうやら勘違いして今日やってきたようで、ちょっと慌てたけれど、幸いなんとか父の世話を調整してランチをご一緒することができた。
60歳を過ぎてみると、人と会う機会の重さを実感する。私が突然体調を崩すかもしれないし、それは相手も同じことだ。だからこそ、懐かしい人と再会する機会があれば、なるべく会いたいと思うようになってきている。ただ、同窓会のような大掛かりな会合はどうも性に合わない。コンパクトな人数で時間を共にするのがありがたい。
コロナも少しおさまってきて、ワクチンを接種している人も大半をしめてきたので、ご縁のあった貴重な皆様と、これからも機会があえばお目にかかる時間を過ごしたいと思う。
一期一会という言葉の重みを、しみじみと感じる今日この頃である。
今夜の夕食は、彼の手土産の餃子を美味しく頂いた。
#朋友
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