確かに、中庭にある茶室用の便所脇から不自然に生えていた。
私は何十年もこの家から離れて東京でくらしていたから、たまに帰郷した時にしか見ないので、はじめから庭にある木のように思っていて気にも留めずにいた。しかし、妻は、数年前から気になっていたという。「あれは、外来の木ね」そう言っていた。
毎年大きな葉をつけるのだが、落ち葉もひどくて、秋には雨樋が落ち葉でつまるほどだった。そんなこともあって、外来樹だと聞いてからは、枝などを切らなければなと思っていた。梯子をかければ、自分で枝を切れるような木なので、やろうという思いはずっとあった。
一昨年、電動のこぎりを買った時に、雨樋側に伸びていた枝を切ってみた。比較的苦労なく切れた。しかし太い枝は、その電動のこぎりではちょっと無理があったのであきらめた。
そして今年、裏庭の柘植の木が、わが家の敷地外の小道にまで張り出したので、それを切るために、チェーンソーを買った。簡単な植木の剪定作業などを業者に聞いてみたら、枝を切ってもらうだけで数千円かかると言われたので、自分でやることにした。DIY好きで、何でも自分でやりたくなる性格も後押ししてしまった(笑)
ネットの会員であるA社のサイトで、電動チェーンソーを見てみたら、剪定作業2回分くらいの値段で買えるものを見つけたので思わずポチってしまった。
先週配送されたその新しい道具は、私の望み通りのものだった。エンジン型のものは、コードをつながなくてよいが、だいたい音がうるさく使い勝手も手軽ではない。電気式は、パワーや機能は落ちるが、アマチュアが小さな家で使うには十分だった。それに扱いやすい。
日曜大工用の電動のこぎりとは格段の差で、あっという間に太い枝を切り落とすことができた。2時間ほどの作業で、長年悩んでいた木がすっきりした。
実は、この木は切り倒そうとも思っていたので、枝を切り落としたら、幹も自分で切れそうな状態になったので、来週には、幹も何度かに分けて切って行こうと思っている。
良くできるている道具というのは、本当に面白い。この2日間の伐採で、既にもとは取れたと思う。電動のこぎりと、電動丸のこ、そしてチェーンソーと、私の道具ラインナップには、3つのすぐれものが揃った。
#工具 #チェーンソー
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