とある魔術の禁書目録に登場する霊装、『C文書』に関する詳細。アニメ3期に登場するキーアイテムです。
(歴史的な記述に関しては、現実の世界史を元に魔術要素が付けたされています。実史として真に受けないように!)ネタバレ注意!
(ライトノベル14巻の『C文書』画像)
<『C文書』とは?>
正式名は「Document of Constantine」。
初期の十字教はローマ帝国から迫害を受けていましたが、コンスタンティヌス大帝の時に公認されました。
このコンスタンティヌス大帝がローマ正教のために記したのがC文書です。
その内容は土御門曰く、
「C文書には、十字教の最大トップはローマ教皇であるという事と、コンスタンティヌス大帝が治めていたヨーロッパ広域の土地権利などは全てローマ教皇に与える、ってな事が記されてる。つまりヨーロッパの大半はコンスタンティヌスの持ち物であり、その持ち物はローマ教皇に与えるから、ここに住む連中はみんなローマ教皇に従うんだぞ……っていう、何だかローマ正教にとって胡散臭いぐらい有利な証明書ってことだぜい」
……だそうです。
しかしそれだけでなく、この『とある魔術の禁書目録』では魔術的な効果があるという設定になっています!(以下へ続く)
<C文書の効果は?>
C文書の魔術的な効果は『ローマ教皇の発言が全て「正しい情報」になる』というもの。
例えば、ローマ教皇が『○○教は人類の敵だ』と宣言すれば、それが正しいことになってしまいます。『祈りをささげれば焼けた鉄板に手を付けても火傷しない』と宣言すれば、人々は本当にそうなのだと信じ切ってしまいます。
しかし、あくまでも『正しいと人に信じさせる』効果しかなく、焼けた鉄板の上に手を乗せたら当然火傷をします。物理現象をねじ曲げたり現実を書き換えたりする力はありません。ただ『信じさせる』だけです。
この霊装はバチカンの中心部でないと使用不可能。バチカンから地脈を通じて一気に世界中へ命令を飛ばすことができます。
<いつ、どこで使われた?>
「とある魔術の禁書目録」14巻、フランスで反科学を唱える大規模なデモが行われていましたが、これは『C文書』を使われて民衆が操られたものでした!この霊装が使用されたのはフランス。
本来ならバチカンでしか使うことができない霊装である「C文書」ですが、例外がありました。
フランス、アビニョンの「教皇庁宮殿」では『C文書』を使用することができるようです!
13世紀末にローマ正教の教皇とフランス王国との間でいさかいがあり、このいさかいに勝利したのはフランスでした。勝ったフランスは当時のローマ教皇に様々な指示を出す権利を獲得。ローマ教皇をフランスへ呼び寄せたのでした。(アビニョン捕囚)
そしてフランスに来たローマ教皇が幽閉されたのが「教皇庁宮殿」で、ローマ教皇はこのアビニョンで職務を果たさなければならないため、アビニョンとローマ教皇領との間に術的なパイプラインを築いてローマ教皇領の設備を遠隔操作できるようにしていたのでした。このため、『C文書』はアビニョンでも使用することができるようです。
<C文書を巡る事件>
土御門元春に、世界中で起こっている反科学デモは魔術(C文書)によって人々が操られているからだと聞かされて上条当麻は土御門と飛行機でフランスのアビニョンへやってきました。
しかし、フランス上空で飛行機から飛び降りた際に(不法入国なので普通に着陸できない)土御門とはぐれ、そのまま同じく「C文書」を狙ってやって来ていた天草式十字凄教の五和と再会。
当麻と五和はそのまま2人で行動。
『神の右席』の一人である『左方のテッラ』との戦闘後、C文書の処理に成功しました。
とある魔術の禁書目録『C文書』の詳細
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