「サクラダリセット」3巻[MEMORY in CHILDREN]の感想と紹介です!(角川スニーカー文庫)
2巻の感想:サクラダリセット2巻の感想!(管理局の闇……)
サクラダリセット 3巻[MEMORY in CHILDREN] / 河野 裕
おすすめ度★★★★
お気に入り★★★★★
<紹介>
これまでは高校生の浅井ケイ、春埼美空が描かれてきましたが、今回は中学生の頃も含めて、時系列が入り組んでいます!
中学時代のエピソードが語られた後、高校生になった現代に話が戻ったり、また中学時代に話が移ったり……。
サクラダリセットの1,2巻で張り巡らされた伏線や、思わせぶりな文章・発言などの真相が次々と明かされていきます!
記憶保持の能力を持つ浅井ケイ。
リセットの能力を持つ春埼美空。
そして未来視の能力を持っていた相麻菫(そうま すみれ)。
菫はケイたちが中学生の時に死んでしまいました。彼女は未来を見る能力を持っていたのにも関わらず、どうして死んでしまったのか――。
今まで謎だった、ケイ達の過去が語られます。
相麻菫(そうま すみれ)
<感想>
かなり興味深い内容でした。1巻2巻と読んできた方は分かると思うんですが、主人公含めて登場キャラが全体的に何者か分かっていませんでした。
主人公の浅井ケイの両親はどうしてるのかとか。春埼美空はどうしてケイを全面的に信頼していて、どうして自分の能力をケイの指示無しに使えないのか。
この「サクラダリセット」はそんな疑問だらけな状態でこれまでやってきました。その内の全てというワケでは無いですが、ある程度はネタバラししてくれました!(ちょっとはスッキリした!)
今回でてきた重要人物、相麻菫(そうま すみれ)。もともとはケイ、春埼と一緒に3人でセットだったようです。
読者からすればずっとケイ&春埼でやっていたので、結構な急変化を強いられました。(時代も中学校だし!)
全体的に今までの『ネタバラし』だった印象。これを読んだ後に思ったことを、一言で言うなら『繋がった!!』ですかね?
ストーリーとしても、相麻菫の「私たちの中に、アンドロイドがいると仮定しましょう」「アンドロイドは誰?」から始まり、なかなか楽しむことができました!
ケイ達の過去は分かりましたが、問題はこれからのことです。
ケイ達は相麻菫を生き返らせる手段を手に入れました!(これは2巻で明かされています)そしてこの3巻では、まだ相麻菫は生き返ってはいません!
(「生き返る」と言っていいのかは不明ですが……)
相麻菫が甦って、ケイ達が再び『3人』になる話は恐らく4巻以降で語られる事でしょう。気になります!
サクラダリセット3巻の詳細!
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