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2021年08月16日

『探偵はもう、死んでいる』1巻の感想・評価(次々と事件に巻き込まれる主人公)

『探偵はもう、死んでいる。』1巻の感想・評価です。
会話のテンポが早い作品です。

探偵はもう、死んでいる。 1巻 / 二語十

探偵はもう、死んでいる。1巻、シエスタ、君塚君彦.jpg

・『探偵はもう、死んでいる。』の関連記事へ
・『たんもし』1巻の詳細


<あらすじ>

高校三年生の主人公・君塚君彦(きみづか きみひこ)は、かつて『シエスタ』という名探偵の助手をしていました。
君彦は四年前に名探偵シエスタと出会い、それから三年間のあいだ助手として世界各地を冒険し、そして1年前にシエスタは死んでしまいました。

君塚は現在、日本で普通の高校生として生活していますが、彼は異常な巻き込まれ体質で普段から様々な事件に巻き込まれます。
警察にも知り合いがいて、「今度はなにをやらかした? 盗みか? 殺しか?」「この街で起こる犯罪、その第一発見者の七割がお前だぞ。自作自演を疑われても仕方ないと思うが?」などと言われてしまう程、普段から事件と関わっています。

名探偵のシエスタは世界規模の秘密組織、《SPES》(「スペース」と読む)と戦っていました。シエスタは殺されてしまいましたが、探偵の『助手』だった主人公をはじめ、彼女の意志を継ぐ仲間たちがだんだん集まっていきます。

第一章〜第三章と、短編が3つ入った構成になっています!
<感想・評価>

作品の特徴(5段階評価)
おすすめ度    ★★★★
読みやすさ:   ★★★★★
ラブコメ量:   ■■■■
戦闘・バトルの量:■■(銃撃戦もあるが、バトルメインではない感じ)
ハーレム度    ■■■■
感想
・キャラクターたちの会話や行動が、全体的に飛ばし気味というか、テンポが独特です。突拍子もない言動が多いです。そしてそれが面白いと思いました。登場人物達が次に何を言うのか予測できないので興味が湧きます。
例えば、君塚(主人公)と夏凪の会話はたまに言葉数が少なくなって淡々としたものになります。
『「お酒?」「シンデレラ」「あたしが?」「酒が」』
こんな短いやりとりに二人の不思議な間柄がよく表れている気がして、ステキだなと感じました。

・キャラクターの言動は予測不能ですが、事件のオチの方はけっこうベタ。予想しやすいです。
人造人間が耳から触手を生やして攻撃してきたり、異能バトルはありますが、普通に推理小説として楽しめます。
第一章、第二章、第三章と、事件が起こって解決する短編が3つ入っている構成になっています。分量がちょうどよくてとても読みやすく、最後まで飽きることはありませんでした!

登場キャラが『これでもか!』っていうくらい、不自然に女性ばっかりです!ライトノベルではありがちなことですが、ここまで露骨なのも珍しい。主人公の周りに色んなタイプの仲間が集まって来ましたが全員女。銃を持って戦う役まで女性。違和感しかありません。
普通は女性でなきゃいけない理由を付けたりして、違和感を消すことが多いんですが……(女性の方が魔力の量が多いとか、女性にしか扱えない兵器とか)。

それぞれのお話がちゃんとまとまっていたり、キャラ同士の人間関係が少し独特で会話が面白かったり。いい作品だと思いました。
女の子ばっかり出てくるのが気にならない人にはオススメです!

(『探偵はもう、死んでいる。』1巻の感想・評価)





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