幼なじみが絶対に負けないラブコメ 2巻 / 二丸 修一
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<あらすじ>
末晴は『告白祭』のステージの上で黒羽に告白し、『ヤダ』と笑顔で断られてしまいました。
その結果心に大きな傷を負い、末晴は恋愛に奥手になり、黒羽を恐れるようになってしまいました。
しかし黒羽の方は(本心では)まだ末晴のことが好きです。
自分のことをせっかく好きになってもらえたのに、出来心で断って末晴の心にトラウマを植え付けてしまい、黒羽の方も困っていました。
更に恋のライバルである白草に加えて、末晴のことを兄のように慕う桃坂真理愛(ももさか まりあ)が出現!
多大なストレスを抱えた黒羽に異変が起こります。
そんな中、真理愛から末晴に、芸能界復帰の話が伝えられました。
真理愛の所属する事務所『ハーディ・プロ』から、末晴、そしてついでに黒羽も芸能界にスカウトされました!
<感想・評価>
<作品の特徴(5段階評価)>
おすすめ度 ★★★★
ハーレム度 ★★★
戦闘・バトルの量:★(普通の高校生)
ラブコメ量: ★★★★★
読みやすさ: ★★★★★
<感想>焦れったいライトノベルが多い中、このシリーズはとても恋愛の進行が早いです。まず第1巻の話が始まる前に、幼なじみが主人公に告白していました。そしてその巻の終わりではもう主人公が心を決めて、女子に告白しています!
1巻の時は『黒羽は末晴が好き。でも末晴は白草が好き』と、登場人物たちの中で誰が誰を好きなのか分かっていました。しかしこの2巻では思いっきりこじれて、主人公は疑心暗鬼になり、黒羽や白草の心が全く分からない状態でお話が進みます!
そんな状況に加えて黒羽が大変なことになっていたり、末晴が芸能界にデビューする話が出て来たり、桃坂真理愛も3人目のヒロインとして暴れたり、甲斐哲彦(かい てつひこ)の『エンタメ同好会』が本格的に始動したり…………。
1巻の時よりも『人生』『学校生活』といった要素が増えていて、盛りだくさんな内容でした。
尚、恋愛事に関しての話は、黒羽も末晴もかなりのダメージを負ってしまったので、一旦お休み。
少し控えめでした。
私個人の趣味ですが、こういうハチャメチャで楽しい作品は好きなので、このシリーズを読み始めて良かったと思っています。
他のヘタなライトノベルを読んでいると、『え?このキャラがここでそんなことする?』などと違和感を感じたりします。
でもこのシリーズは、黒羽が告白を断ったあの『――ヤダ』も含めて、『ああ、そういうこと言っちゃうかもしれないなぁ……』と、不思議と納得して受け止めることができます。
ダイナミックなストーリー展開が多いですが、それでもその展開やキャラクターの言動に矛盾や違和感・強引さを感じません!
末晴たちに素直に共感できて、スラスラと読めてしまいます!
(でも3巻がどんなお話になるのか想像がつきません。今後もずっと面白いのかは不明)
(『幼なじみが絶対に負けないラブコメ』2巻の感想・評価)
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