弱キャラ友崎くん 3巻 / 屋久 ユウキ
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<あらすじ>
一学期が終わり、夏休みが始まりました!
学校が休みになっても友崎の訓練は続きます。男女混合のBBQ合宿、花火大会、アルバイトの面接など、友崎の夏休みは慌ただしいものになります。
これまで友崎は日南の課題に従順に従ってきましたが、友崎と日南の意見の食い違いにより、二人の関係にちょっとした転機も訪れます。
<感想・評価>
<作品の特徴(5段階評価)>
おすすめ度 ★★★★(★5かも?迷い中)
ハーレム度 ★★★
戦闘・バトルの量:★(高校生の日常)
ラブコメ量: ★★★★
読みやすさ: ★★★★
<感想>
面白かったです。
正直、1巻や2巻を読んだあたりでは『作者さんのネタがすぐに尽きそう』『3巻くらいでマンネリ化して、飽きそう』と思っていました。
しかしまだ全然楽しめますし、友崎と周りの人たちの関係がだんだん変わってきて興味深いです。
人間関係がけっこう流動的で、少しずつ変化していく描写がとてもうまいです。この辺はこのシリーズの不思議な魅力だと思います。
さて、友崎の攻略対象となるヒロインは菊池さんだと思いますが、この菊池さんは友崎と二人きりにはなるものの、他のキャラ達との交友がありません。
なので読んでいると、『友崎とクラスメイト達』と『友崎と菊池さん』とでお話が分かれているような感じがします。(菊池さんもクラスメイトなのに……)
作者さんはやたらと菊池さんを神々しく、大げさに描写していますが、正直私の印象は図書館に籠っているボッチです。
完全に孤立してる感じなので、いつか菊池さんも他のクラスメイトと一緒に友崎に関わるようになって欲しいです。 菊池さんだけ仲間外れな感じが、なんだか気になります。
このお話の根幹の部分ですが、主人公が人から『告白しろ』などと、恋愛の指示される状況に不思議なドキドキがあって面白いです。
うまく言えませんが、悪魔と契約して女の子を落とそうとしている感じというか、妙な背徳感を感じます。これが私は好きで、読んでいてワクワクするというか、心がざわつくというか、自分も高校生に戻って人生をやり直したくなるというか。
日南の言葉はしばしば私の心を煽り、とても楽しませてくれます!
次回からはちょっと関係の変わった友崎と日南が見れそうで、楽しみです!
(『弱キャラ友崎くん』3巻の感想・評価)
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