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『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』5巻の感想・評価です。


俺の妹がこんなに可愛いわけがない 5巻　/　伏見 つかさ

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京介の学年が一つ上がり、黒猫が同じ高校に入学してきました！
しかし黒猫はクラスメイトと仲良くする気が無いのか、孤立してしまっている様子でした。

『五更さ――ん』
『今日、これからヒマ？　みんなでカラオケ行くことになったんだけど、よかったら――』
黒猫：「……ヒマじゃないわ」
彼女は感情のこもらない声で、ばっさりとクラスメイトの誘いを断ります。昼休みのお弁当も一人で食べていました。

そんな後輩を京介は心配していましたが、そんな折に黒猫が高校のゲーム研究会に興味を持ちました。ここに入れば黒猫と同じ趣味の友達ができるかもしれません！


＜５段階評価＞
おすすめ度　　　　★★★★
ハーレム度　　　　★★★★
戦闘・バトルの量：★(高校生の日常)
ラブコメ量：　　　★★★★
読みやすさ：　　　★★★★★

＜感想＞
祝！黒猫が入学！　黒猫はもはや桐乃・麻奈美に引けをとらないヒロインとなりました！

今回は腐女子のキャラが出て来ますが、この女の子が腐女子という物について詳しく語ってくれているシーンがあり、なかなか興味深かったです。(この子は個性が強烈な良いキャラ！)

腐女子同士では、趣味が合わずにどうしても相手の性癖を受け入れられないことが多々あるそうです。なので同じ腐女子同士でも適切な距離感を取る必要があるそうです。
今のライトノベルでは、『主人公＆その親友』で妄想してるような騒がしい腐女子キャラがしばしば出て来ます。でも新キャラの子いわく、実際の腐女子は自分の趣味は受け入れてもらえないと自覚してて、もっと大人しいそうです。
この作品に出てくるオタクたちは自分たちが特殊であることを自覚していて、自重する人が多いです。他のライトノベルに出てくるオタクキャラよりもずっと造詣が深い！このシリーズの魅力的なとこだと思います。

今回は京介の通っている高校の中で、新入生(黒猫も!)が入学してきたりゲーム研究会の人たちと交流したりといった変化がありました。
京介はこれまで学校の外でオタク達と関わってきたので、高校での描写は麻奈美とのやりとりくらいでした。でもこれからは学校生活の話も出て来そうで楽しみです！

(『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』5巻の感想・評価)