全ての戦いが終わり、十香が復活した後の世界での短編集!(一部もっと前の時期の話もあり)
デート・ア・ライブの短編集、第10弾です。あとがきによるとこれが最終巻ではなく、アンコール11も発売される予定だそうです。
ここでは各短編ごとにあらすじを紹介していきます。
※ネタバレ注意
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<狂三フレンド>
狂三とその親友、紗和さんとの学園生活。
狂三の分身たちが、狂三の通う学園内で勝手に「猫科動物研究会」を作っていたり、紗和さんの飼い猫、マロンに会いに行ったりと、平穏に暮らしていました。
しかしマロンの具合が悪そうだったので、狂三が〈囁告篇帙(ラジエル)〉で原因を調べた拍子に、この世界が自分に都合よく作られた仮想の世界だと分かってしまいました。
狂三は、仮初の存在だと分かった紗和さんに別れを告げ、分身の大群を率いて創造主と戦いに向かいました。
「さあ、さあ、参りましょうか、『わたくしたち』。――相手は世界を創りし、神にも近い精霊。やりすぎということはございませんわ。存分に力を振るおうではありませんの」
<十香プレジデント>
経営不振だったお菓子会社を、琴里が十香にプレゼントしました!(十香が興味を持ったため)
精霊たち皆で製菓会社を経営し、社長の十香のアイデアで会社の業績は急上昇!
『きなこガム』『きなこチップス』『飲むきなこ』など、空前のきなこブームが起こりました。
<真那アゲイン>
真那:「いやー、三〇年も経ってるわりにはあんまり変わってねーですね、先輩」
士道の父:「君ほどじゃないけどね」
真那(まな)は士道の父(竜雄)・母(遥子)と友達でした。
しかし真那は当時から歳をとっていません。
しかも真那の兄・崇宮真士は竜雄のかつての友人で、今では『五河士道』という名前で竜雄と春子の養子になっています!
(複雑な関係)
真那が「今は兄様のご両親でもいやがるのでしょう? これはもう、真那も父様母様と呼ぶべきでしょうか?」などと言い出しました。そしてこの、真那が竜雄のことを「父様」と呼んでいる現場を士道の母・遥子が目撃!
遥子は夫の竜雄に『隠し子がいた!』と盛大な勘違いをして泣きながら逃亡してしまいました。
遥子は気が動転していて、士道や琴里の話も通じない暴走状態でしたが、公園で出会った精霊・六喰に諭されて落ち着きを取り戻すのでした。
<精霊キャンピング>
美九:「私今月卒業なのに、いろんな騒動で卒業旅行に行けてないんですよぉぉっ! わぁぁぁん! こんなのあんまりですぅぅぅ! このままじゃ私、フラストレーションが溜まってどうなっちゃうかわかりませんんんん! は、はぐぅ……に、逃げてくださいだーりん、琴里さん……なんだか急に、お二人が美味しそうに見えて……がおぉぉぉぉぉっ!」
――という訳で精霊たちと士道でキャンプに行くことになりました。
二亜は早々に酔い潰れてしまいましたが、他の精霊たちは二人一組のチームを作って寝床を作成! どのチームの寝床で士道が一緒に寝るのかを賭け、士道の評価を競いました。
狂三・四糸乃チームや、夕弦・十香チームなど、珍しい組み合わせが多かったのが印象的だったお話。
<精霊ワーウルフ>
精霊たちと士道のキャンプ旅行の続き。
雨が降っていたので、テント内で『人狼』をやります。
(私は面白かったですが、『人狼』のルールを知らない人は何をやってるのかチンプンカンプンかも)
ルールや心理戦が複雑でした。これは作者さんも書いてて大変だったと思います。Good Job.
<十香アフター>
十香が復活してラタトスクの検査が終わり、皆と再会して宴会をするお話。
十香は高校を休学している扱いになっていましたが、これからは士道と一緒に大学へ行くことに決めました!
「――ほら、早くしないと遅刻するぞ。今日が初めての大学だっていうのに」
「むう、すまん。だが、朝ごはんが美味しすぎる方にも問題があるのではないか……?明太子に九条ネギとごま油があそこまで合うとは……あんな飯の友を出されては、お代わりをするなという方が無理な話だぞ……」
(『デート・ア・ライブ アンコール』10巻のあらすじ・ネタバレ)