ロキ:「アイズたんLv.6キタァアアアアアア!!」
ソード・オラトリア 3巻 / 大森 藤ノ
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<あらすじ>
前回は謎の宝玉を巡ってダンジョン内で赤髪の女性と戦い、戦いに敗れたアイズが階層主と一人で戦ったり、その帰りでは精神枯渇(マインドダウン)で気絶しているベルに膝枕して逃げられたりしました。(アイズはちょっぴり泣きそうになった)
前回戦った赤髪の女性は宝玉を狙っていました。そしてオラリオでは有名人であるアイズのことを知らず、アイズのことを『アリア』(アイズの母親の名前)だと勘違いした様子。
今回はダンジョン内で、敵や極彩色の魔石を持つモンスター達の真相に迫っていきます。
<感想・評価>
<5段階評価>
おすすめ度 ★★★(個人的にこの外伝より『ダンまち』本編の方が好き)
ハーレム度 ★★
戦闘・バトルの量:★★★★★
ラブコメ量: ★★★
読みやすさ: ★★★
<感想>
ベルはアイズと出会って急成長するようになりましたが、アイズの方もベルから結構影響受けてたんですね。ひたすら強さを追い求めていた彼女が遂にレベル6に上がった時、その前にベルに逃げられたことのショックを引きずってしょんぼりしたままだったシーンが可愛いかったです。
ベルの事になると急に天然キャラが出てくるアイズが面白いです。(普段はクールで危うい感じなのに)
この3巻で【ロキ・ファミリア】が追っていた敵の正体がかなり判明しました!更に彼女らの目的も判明。『迷宮都市(オラリオ)を、滅ぼす』とハッキリ言いました。
【ロキ・ファミリア】はオラリオ最大のファミリアだけあって、直面する問題の規模が大きいです。『ソード・オラトリア』の方を読んでいるとベル達がしていることが小さく思えてしまいます。
本編の方でもそうですが、ダンジョンでは何が起こるか分からないです!
私がこのシリーズを読み始めた時はゲームっぽいシンプルな世界観なのかと思っていたんですが、人間同士の抗争があったり、ダンジョンの内部でも様々な異常事態(イレギュラー)は発生して冒険者を苦しめています。
シンプルそうな世界で複雑な事件が起こるので、その度に意表を突かれて楽しいです。
この巻はバトル多めで、敵の深部へどんどん迫っていくような展開でしたが、別の巻ではのんびり日常生活が描かれていたり、時には性的な描写が増えたり。
作風が安定しないというか、色んなお話が出て来ます。私はこれが好きだったり。読んでいて飽きません!
(『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』外伝『ソード・オラトリア』3巻の感想・評価)
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