キスの味

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今朝も冷たい空気だった。
スカートが少し薄手だったので、それはそれは寒かった。
しょうがないので、自転車をこぎながら「寒いよ〜」と
連呼しながら、職場までやってきた。

仕事を抜け出し、読み聞かせの仲間が行うおはなし会を見てきた。
対象は小学校２年生。

最初、手遊びからはいる。

そして大型絵本。
通常サイズの約４倍の大きさだ。
手品のように、出すと子どもたちは
「下に隠してあったじゃん」
うーむ、手ごわい。

それでもお話が始まると、みんな集中して聞き入っている。

数冊読んで、今度は素話。
約１０分もののおはなしを一人の方が楽しそうに語ってくれる。
絵がないせいか、子ども達はちょっともぞもぞする。

最後はパネルシアターになった。
「素敵な帽子屋さん」をやった。
これは、もう子どもたちはノリノリ状態だった。

楽しい４５分だった。
おはなし会に、ファンタジーのキッスだね。

今日はちょっと日差しが温かい。
子どもは半袖で登校していった。
きっと見守りのおじさんは目を丸くするだろう。
子どもは風の子だ。

昨日、歌のレッスンの最後に、
「今日は阪神大震災から１７年目でしたね」と先生にお話しすると、
何と歌の先生は、明石海峡の傍で被災したとの事だった。

グランドピアノが３０センチぐらいずれた、
最初は近くのガスタンクが爆発したかと思った、
死ぬかと思った、とその当時の事を教えて下った。

そして「我が家は窓が小さいでしょ。」とおっしゃった。
そういえば、窓の面積はあまり広くとっていない。

震災の時に、窓の面積が大きいところは壊滅し、
家の強度について、考えさせられたとも教えて下さった。

また、室内にはあまりガラスの物を飾ったりしないし、
水や食料なども絶えず、備蓄していると教えて下さった。
お風呂の水も、ぎりぎりまで抜いていないのよ〜などと
とても上品な先生からはうかがい知れないことを、
防災について、熱心に教えて下さった。

改めて防災に、プリベーションのキッスだね。

今日は阪神大震災から１７年目。
過ぎてみると、早いものだ。
午前５時４６分、神戸の方に向かって黙とうをした。

昨日、無人のATMコーナーに振込みに行った。
すると、台の所に、誰かのキャッシュカードがあった。

うーむ。

このままにしておくべきか、銀行に連絡すべきか、ちょっと迷った。
この後、仕事が詰まっていたからだ。
だけど、もし悪用されたりしたら、私の多少はある良心が痛む。

そばにあった受話器を取り、連絡をする。
コールセンターのお姉さんがテキパキと指示をして下さった。
ATMコーナーの横に、「忘れ物ポスト」らしきものがあり、
カードをそこに投入してくださいとのことだった。

数分で終わり、急いで職場に戻る。

その話を同僚たちにすると、みんなそれぞれだった。
「俺だったら、置いとくね。だって、すぐ戻ってくるかも知れないじゃん。
余計な事されちゃったって思うかも」
「通報して正解だよ。それこそ変な人に拾われたら、大変だからね」って。

まあ、とりあえず、安全な場所にキャッシュカードを避難させたという事で
良かったかな？

仕事の帰り、自転車で走っていると、
「買っていきませんか？パン５個で４００円です。もう最後なので」と
人通りのない通りで、外でパンを販売するご夫婦がいた。
最近、出来たなぁなんて思っていたお店だった。

「ほら、料理パンもありますし、もう寒くなりましたから」と言っていたので、
買うことにした。

帰宅して、１日あったことを子供に話すと、
「ほんと、お母ちゃんて変なことに出合うよねぇ。
ぜったい、オレオレ詐欺もひっかりそうだよねぇ」って。
「大丈夫、お金がないからね！！」
「うーん、それでも何とか工面しちゃいそうだよ」

そんな日常を過ぎながら、今日は一日祈りのキッス。

今朝は少し曇っているせいか、冷え込みがそれほど、きつくなかった。

昨夜は家族でテレビのニュースを見た。
月に何度もあるシチュエーションじゃないので、
みんなワクワクしながら、思い思いに意見や疑問を言っていた。

テレビからは色々なニュースが飛び込んできた。
センター試験の不手際やイタリアの座礁事故、
福島のアパートからの放射能の検出などなど。。

「何?センター試験って」
「大学に入るための試験だよ」
「ふぅーん、大変だねぇ」
「あなたももしかしたら、数年後には受けているかもねぇ」
「じゃあ、こうやってテレビに映るかなぁ」と脳天気なお答え。

「豪華客船っていくらぐらいなんだろうねぇ」
「買うつもりなの？？」
「５００億ぐらいじゃないの」
「１兆ぐらいするんじゃない？プールや遊ぶところもあるんだよ」
「でもあんな狭いお船の上ではなくて、陸の上で遊べばいいのにね」

「福島…大変そうだね」
「みんなで応援していかなきゃね。頑張るしかないべ」
なんて口々に言い合った。

そうして、日曜日の夜は更けていった。
そしてまた今日から、それぞれの所で頑張ってくるのだ。
こんなひとときに、スイートなキッスだね。

今朝も冷え込んだ。
明け方の空に、半月がぽっかり浮かび、
その下を飛行機が飛んでいるのが見えて、まるでETの世界のようだった。

いつもの様に神社へ参拝にいった。

鳥居をくぐったところで「アッ、冒険している！」と子どもが言った。
何の事と思いきや、昨日、地面にバラバラに落ちていた黒色の婦人物らしい手袋が、
今日はそばにあった灯篭の土台に、重ねておいてあった。

まさしく、夜のうちに手袋が一人でそこまで登ったかのように見えた。

子どもの柔らかい物の味方に、ファンタスティックなキッスだね。

今朝、神社の手水屋のお水が凍っていなかったのに、
職場まで出勤する時、耳や手や足が、マジちぎれますか〜
と言うぐらいに冷たかった。

昨日も、少し大きめの地震があった。
揺れる度、福島原発の様子が気になる。
作業されている人は大丈夫か、
施設そのものは大丈夫かと。

目に見えない放射能が漂っている。

この時期、いい干し物が出来そうなのに、
前向きに作れない。
作っても、子どもには出さず、大人だけで食べる。

もう、私たち大人はいつ、どうなってもいいのだが、
子どもの将来の身体を案ずる。

収まらない地震に、大地の神に鎮まってのキッス。

昨夜、雪まじりの雨が降った。
何日ぶりの降雨だろう。
空気が乾燥しきっている。
昨日の鏡開きでお供えのお餅も、例年ならカビが生えているのだが、
今年は、ほとんど生えていなかった。

今日は亡き父の誕生日。
両親の誕生日はいつも心の中で、ありがたく感謝する。

両親が出会ったからこそ、私がここに存在する。
そして、ここまで立派に育て上げてくれた。

遠い祖先から、受け継いでいる命。
この命を大切に、また今日も生きていきたいと思う。

亡き父にハッピーバースデーのキッスだね。

今日は成人の日。
近所の花屋さんは、成人の日が移行してから、
花が出にくくなったと言っていた。
そりゃあ、毎年、日にちが変わっては定着しにくくなるかもしれない。
第２週の。。。なんて言われても、ピンとこない。
○○日だから、行き渡ると思うのだが。

昨日、子どもにお使いをお願いした。
薄力粉とパン粉。
晩ご飯にカツを揚げようとして、ちょっと量が少なそうだったから、
買い足そうとした。

買い物袋に入れて帰ってきた。
「ありがとう」といって、中身も確認しないで、
私は用事があったので、外出していった。

帰宅して、さあ、カツを揚げようとして、先ほどの袋から中身を出してみると、
なんと小麦粉が２袋！！！

「アレ??パン粉ってお願いしたよね」と言うと
子どもは
「お母ちゃんのメモに薄力粉とパン粉って書いてあったでしょ。
ほら、薄力小麦粉の商品は薄力粉で、パン用専用小麦粉はパン粉だと思ったよ」

ウーム。

改めて、人にお願いごとをする難しさを実感した。
高級なパン用専用小麦粉で美味しいパンを作ろうかな。

略語に、あり得ないねぇのキッスだね。

今朝はまた格別に冷え込んだ。
洗濯物を一竿、干すのに、手がかじかんでしまう。

昨日から仕事が始まった。
お正月の乱れた生活モードで、リズムに乗れない。
それにしても、実家と言うのは本当にくつろげるものだと実感した。
朝9時になっても目が覚めなかった。

昨日、知人から作ったよと巾着袋を頂いた。
和風の生地で、裏からも生地が縫ってある。

売り物になるぐらいの出来上がりだ。
しかも、紐の通し口が2ミリぐらいで手縫いしてある。

こんな素敵な袋を手にして、
私も美味しい♪と言ってもらえる料理やお菓子を作りたいなぁと
思った。

素敵な巾着袋に、アートなキッスだね。

新年明けましておめでとうございます。

大晦日の晩から、昨日まで実家に帰省した。
今年のお正月も雪がなく、穏やかだった。
商売の方もそれほど忙しくなかった。

年ごとに感じる1人暮らしの母の老化。
昨年出来ていたことが今年は出来ていない。
それは、私にも当てはまる事だが…

そして、初夢ではないが、
元旦の朝に「掃除」と夢のお告げがあった。

うーん、まさしく、そうだ。
家の掃除、職場の掃除、実家の掃除、
そして心の掃除。

毎朝、心を清いはらめて、
新たな年を過ごしていきたい。

忘れてならないのが、被災地の復興。
心を寄せていきたいと思う。

新年にドラゴンのキッス。