2017年05月20日
ディアボーイズの続きが見てみたい191話 〜トーヤ、湯川ベンチへ〜
氷室「メンバーチェンジよ。湯川君に代わって、近藤君。高階君に代わって水前寺」
トーヤ「え?俺?」 湯川「な?俺?」
トーヤ「何で俺なんすか?」
氷室「いいから黙って戻りなさい」
トーヤ「は〜い」
湯川「・・・」
杏崎「まずはコートの外から沢登さんを見て下さい。まだまだ対戦する時間はありますから」
湯川「ああ。2年の経験値も上げとかないとダメだしな」
瑞穂の主力二人が外れると、レベルは一気に落ちる。
すると、プレーは基本に忠実ではなく、沢登から繰り広げられるパスを、哀川の派手なアリウープ。三浦のロングスリー。森山のフェイダウェイ。やりたい放題の展開になってきた。
トーヤ「おいおい、何やってんだ。四井ちゃんまで哀川さんに完全にやられちゃって」
氷室「あなた達がコートにいる時の沢登君のプレー覚えている」
湯川「ああ、基本に忠実だったぜ。簡単に点を取られちまったしな」
氷室「そうよ。そうしなければ、あなた達二人から点を取る事が出来なかったからよ」
トーヤ・湯川「・・・・?」
氷室「それだけ、あなた達二人は認められているって事。今は完全にオフェンス主体でやりたい放題。個人能力は高いけど、四井君はまだ中学生あがり。百戦錬磨だった沢登君がコントロールする試合では、能力そのものが出せないわよ」
杏崎「哀川さんが、四井君を簡単に突き放しています。1対1であれば練習になるんでしょうけど、今の形では哀川さんにはかなわないです・・・それでも、あえて沢登さんからのパスで勝負をしてくれています」
氷室「個人の能力だけでは、何も出来ないって事を和彦は教えてくれているのよ。彼に。彼自身もそういった経験があるから出来る事」
トーヤ(確かに・・・哀川さんなら・・・今の焦っているし〜ちゃんくらいなら1対1で充分だ。試合、という意味では、ミスマッチをつくのが当然)
氷室「それと、敵は哀川沢登、だけじゃないんだぞ。もっと全員の動きを見て考えなさいキャプテン」
キュ キュキュ
後ろに下がる三浦
藤原(三浦がバックステップ。ロングスリーか)
同時に中沢がハイポストからローポストへ近藤を連れて移動。
森山は逆サイドの少し外へ移動
柏木(リバウンドにいかないのか?ちっ、マークを?)
シャッ
中央の沢登から、パスが出される。
藤原(まさか・・)
パシ!!! ハイポスト付近で三浦が走りながらボールを受ける。
一度バックステップをした三浦は外だと思い込み榎本は外に気を取られていた。チェックに向かう。
必死にディフェンスをしている水前寺は、その駆け引きにすら気付かない。
沢登の選択は、三浦のロングスリーではなく、三浦のカットイン!
榎本「しまった。中か・・・くそ!ボールを持ってもいない時から警戒しすぎた」
三浦はそのまま強引に突っ込んで、レイアップへ行こうとする
藤原(三浦がガムシャラに突っ込むなんて・・)
哀川(かなり早いよ・・・)
柏木「うぉぉぉぉぉぉ〜〜」
三浦「うそ、何で追いつけるの?」
三浦のレイアップシュートに、一人だけ反応していたプレイヤーがいた
沢登「何で追いついているんだ??」
沢登が自ら選んだプレイの先。そこへと移動していたプレイヤーが一人だけいた
三浦「しまっ・・・あ・・」
シャッ
三浦レイアップから持ち変えて右へ早めのパスを流す。まるで藤原と哀川のコンビネーションのようだった。
パシ!
受け取りそのままジャンプシュートをした森山
ザシュ!
三浦「助かったよ。まさか彼がブロックに来るなんて予想していなかったよ」
森山「いや、彼が一気に飛び出したからフリーになっただけだよ。それにしてもすごいパスだったね。瑞穂のメンバーは全員あんなパスが出来るのかな?」
三浦「ふふ、たまたまだよ」
沢登(蘭丸のカットイン。この短期間に本当に早くなった・・・うちが、強くなるためにはやっぱり、どうしてもインサイドプレーヤーが必要だな。森山並みの・・・)
沢登はファインプレーをした二人ではなく、中沢を見ていた。
哀川「沢、今の三浦ちゃんのカットインってもう完成してるの?」
沢登「おいおい、和彦ぉ〜〜、敵に情報をそんなに送れね〜よ(笑)。でも、彼のセンスは相当高いぞ」
哀川「うん、知ってるよ」
沢登「いや、多分、まだわかってないよ、和彦は・・・その知っている以上のもの、かな」
哀川「へぇ〜、沢にそこまで言わせるなんて、俺達もウカウカしてられないよ」
沢登「打倒、哀川藤原。だからな」
哀川「負けてられないね」
コートの外では
藤原(おいおいおい、中学の時のあの三浦じゃね〜か。俺が見ててもわからね〜三浦だぞ。これだよ、これが見たかったんだよ)
ドキドキワクワクしている藤原もいた
DEARBOYS NEXT
トーヤ「え?俺?」 湯川「な?俺?」
トーヤ「何で俺なんすか?」
氷室「いいから黙って戻りなさい」
トーヤ「は〜い」
湯川「・・・」
杏崎「まずはコートの外から沢登さんを見て下さい。まだまだ対戦する時間はありますから」
湯川「ああ。2年の経験値も上げとかないとダメだしな」
瑞穂の主力二人が外れると、レベルは一気に落ちる。
すると、プレーは基本に忠実ではなく、沢登から繰り広げられるパスを、哀川の派手なアリウープ。三浦のロングスリー。森山のフェイダウェイ。やりたい放題の展開になってきた。
トーヤ「おいおい、何やってんだ。四井ちゃんまで哀川さんに完全にやられちゃって」
氷室「あなた達がコートにいる時の沢登君のプレー覚えている」
湯川「ああ、基本に忠実だったぜ。簡単に点を取られちまったしな」
氷室「そうよ。そうしなければ、あなた達二人から点を取る事が出来なかったからよ」
トーヤ・湯川「・・・・?」
氷室「それだけ、あなた達二人は認められているって事。今は完全にオフェンス主体でやりたい放題。個人能力は高いけど、四井君はまだ中学生あがり。百戦錬磨だった沢登君がコントロールする試合では、能力そのものが出せないわよ」
杏崎「哀川さんが、四井君を簡単に突き放しています。1対1であれば練習になるんでしょうけど、今の形では哀川さんにはかなわないです・・・それでも、あえて沢登さんからのパスで勝負をしてくれています」
氷室「個人の能力だけでは、何も出来ないって事を和彦は教えてくれているのよ。彼に。彼自身もそういった経験があるから出来る事」
トーヤ(確かに・・・哀川さんなら・・・今の焦っているし〜ちゃんくらいなら1対1で充分だ。試合、という意味では、ミスマッチをつくのが当然)
氷室「それと、敵は哀川沢登、だけじゃないんだぞ。もっと全員の動きを見て考えなさいキャプテン」
キュ キュキュ
後ろに下がる三浦
藤原(三浦がバックステップ。ロングスリーか)
同時に中沢がハイポストからローポストへ近藤を連れて移動。
森山は逆サイドの少し外へ移動
柏木(リバウンドにいかないのか?ちっ、マークを?)
シャッ
中央の沢登から、パスが出される。
藤原(まさか・・)
パシ!!! ハイポスト付近で三浦が走りながらボールを受ける。
一度バックステップをした三浦は外だと思い込み榎本は外に気を取られていた。チェックに向かう。
必死にディフェンスをしている水前寺は、その駆け引きにすら気付かない。
沢登の選択は、三浦のロングスリーではなく、三浦のカットイン!
榎本「しまった。中か・・・くそ!ボールを持ってもいない時から警戒しすぎた」
三浦はそのまま強引に突っ込んで、レイアップへ行こうとする
藤原(三浦がガムシャラに突っ込むなんて・・)
哀川(かなり早いよ・・・)
柏木「うぉぉぉぉぉぉ〜〜」
三浦「うそ、何で追いつけるの?」
三浦のレイアップシュートに、一人だけ反応していたプレイヤーがいた
沢登「何で追いついているんだ??」
沢登が自ら選んだプレイの先。そこへと移動していたプレイヤーが一人だけいた
三浦「しまっ・・・あ・・」
シャッ
三浦レイアップから持ち変えて右へ早めのパスを流す。まるで藤原と哀川のコンビネーションのようだった。
パシ!
受け取りそのままジャンプシュートをした森山
ザシュ!
三浦「助かったよ。まさか彼がブロックに来るなんて予想していなかったよ」
森山「いや、彼が一気に飛び出したからフリーになっただけだよ。それにしてもすごいパスだったね。瑞穂のメンバーは全員あんなパスが出来るのかな?」
三浦「ふふ、たまたまだよ」
沢登(蘭丸のカットイン。この短期間に本当に早くなった・・・うちが、強くなるためにはやっぱり、どうしてもインサイドプレーヤーが必要だな。森山並みの・・・)
沢登はファインプレーをした二人ではなく、中沢を見ていた。
哀川「沢、今の三浦ちゃんのカットインってもう完成してるの?」
沢登「おいおい、和彦ぉ〜〜、敵に情報をそんなに送れね〜よ(笑)。でも、彼のセンスは相当高いぞ」
哀川「うん、知ってるよ」
沢登「いや、多分、まだわかってないよ、和彦は・・・その知っている以上のもの、かな」
哀川「へぇ〜、沢にそこまで言わせるなんて、俺達もウカウカしてられないよ」
沢登「打倒、哀川藤原。だからな」
哀川「負けてられないね」
コートの外では
藤原(おいおいおい、中学の時のあの三浦じゃね〜か。俺が見ててもわからね〜三浦だぞ。これだよ、これが見たかったんだよ)
ドキドキワクワクしている藤原もいた
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