2016年12月22日
ディアボーイズの続きが見てみたい156話 〜哀川和彦 新チーム〜
上本監督「それでは明日の練習試合のスタメンを発表する」
一同「ゴク・・・」
上本「ポイントガード 藤原拓弥 シューティングガード 羽生悟 スモールフォワード 哀川和彦 パワーフォワード キャプテンの須藤 そしてセンターに森安太郎が入れ」
森安「えっ?俺がセンター?」
上本「そうだ。森安。この間の練習試合で決めた。本当はパワーフォワードとして使いたいんやけどな。明日はセンターで入ってみろ。練習試合だからな。公式戦だとこんなギャンブル的な事はできひん。まぁ、いつでも須藤とポジションは変われるし、試合中に流動的に変わる事もあるやろ。インサイドって事で頼むぞ」
森安「は、はい」
一年生対上級生(スタメン)の試合で一年生の圧倒的な力を見せた。
公式戦のトーナメントに入る前に他校との練習試合を組んでいくが、初陣に5人のうち4人が1年生レギュラーとなった。
上級生たちは悔しくて悔しくて仕方のない発表であったが、前回の試合で実力を見せられ、反論できない状況となっているのだった。
上本「次の練習試合は本番のつもりで戦ってくれ。恐らく相手チームもそのつもりで来るだろう」
一同「はい!!」
上本「ただの練習試合ではないからな」
一同「ん?」
上本「お前達も知っているだろうが、今年の9月にBJリーグとNBLの合併の話が上がっている。恐らくは決定だろう。たまたまであるが、ウチの大学は新リーグに入るであろう西宮キングスのホームが近くにある。まっ、ランニングコースのようなものだから、みんな知っているな」
一同「はい」
哀川(保科ちゃんのチームだ。この間練習したとこだ)
藤原(・・・)
上本「おそらく・・・であるが、もし新リーグができれば「特別指定枠」というものを使って、大学生をしながらも球団と契約すればプロの選手として試合に出る事ができるんだ」
藤原(まじか・・・大学に行きながらプロのレベルに・・・)
上本「という事で、プロの球団が今大学生のスカウトに力を入れている。地元選手を球団に入れて。など、まぁ大人の事情もあるがな・・・」
一同(そりゃ、気合入るわ)
上本「で、キングスが遠征中で、西宮市立体育館で練習試合が出来る事になった」
一同「うひょ〜〜。まじかよ」
上本「そのかわり、球団関係者はその練習試合を見るようだ。回りくどいのは面倒だからはっきり言うぞ。哀川と藤原の二人は高校時代にいくつもの球団からも誘いが来ただろう」
藤原「あ、はい」 哀川「はい」
上本「しかし大学に行くために球団を断った。進学を選んだんだ。もし、リーグが発足すれば大学に在学しながら球団に所属できる。恐らく日本中が哀川和彦を狙いに来るはずだ」
哀川「・・・・」
上本「何故、私が全員の前でわざわざ言うのかは、わかってほしい。私達は関西二部リーグで、去年までの注目度は低かった。しかし、新チームに哀川和彦が入り、世間の注目を浴びている。これから戦う試合は常に注目される事になる。それを自覚して戦うのと、自覚せずに戦うのでは成長速度が違う」
みんな監督の話を真剣に聞いている
上本「だが・・・・私は哀川和彦だけのチームになるとも思っていない。それぞれがプロのチームから声をかけられるような存在になって欲しい」
少し感動している部員
上本「まずは、それぞれが自分の仕事をこなして、今度のトーナメントは絶対に優勝するぞ。その第一歩だ。」
部員「はい!!」
上本(ふふふ、私としてことが、ちょっとカッコいい事を言ってしまった・・・)
ある2年生が小声で独り言をいっている
「でもぅ〜。みんなチャンスあるのはわかるけど、哀川和彦だけのチームじゃない、って言って、スタメンの4人一年生ってちょっとテンション下がるっス」
監督に聞こえていた
上本「うっ」(痛いところを・・・くそう、そう思うのなら練習しろ)
解散して部室で着替えているメンバー
哀川「拓、今日ウチ来るだろ?」
藤原「ああ」
哀川「ああ、そうだ。羽生ちゃんと森安ちゃんもおいでよ」
羽生・森安「え?」
哀川「時間ある?」
羽生「ああ、俺はあるよ」
森安「おう、ええでぇ〜。帰りは原付やからな。飲まれへんけど・・・」
藤原「って、お前元々未成年じゃね〜か」
一同「あはははは」
哀川「んじゃ、このままウチ来て、明日の作戦でも立てようよ」
藤原「そだな」
DEARBOYS NEXT
一同「ゴク・・・」
上本「ポイントガード 藤原拓弥 シューティングガード 羽生悟 スモールフォワード 哀川和彦 パワーフォワード キャプテンの須藤 そしてセンターに森安太郎が入れ」
森安「えっ?俺がセンター?」
上本「そうだ。森安。この間の練習試合で決めた。本当はパワーフォワードとして使いたいんやけどな。明日はセンターで入ってみろ。練習試合だからな。公式戦だとこんなギャンブル的な事はできひん。まぁ、いつでも須藤とポジションは変われるし、試合中に流動的に変わる事もあるやろ。インサイドって事で頼むぞ」
森安「は、はい」
一年生対上級生(スタメン)の試合で一年生の圧倒的な力を見せた。
公式戦のトーナメントに入る前に他校との練習試合を組んでいくが、初陣に5人のうち4人が1年生レギュラーとなった。
上級生たちは悔しくて悔しくて仕方のない発表であったが、前回の試合で実力を見せられ、反論できない状況となっているのだった。
上本「次の練習試合は本番のつもりで戦ってくれ。恐らく相手チームもそのつもりで来るだろう」
一同「はい!!」
上本「ただの練習試合ではないからな」
一同「ん?」
上本「お前達も知っているだろうが、今年の9月にBJリーグとNBLの合併の話が上がっている。恐らくは決定だろう。たまたまであるが、ウチの大学は新リーグに入るであろう西宮キングスのホームが近くにある。まっ、ランニングコースのようなものだから、みんな知っているな」
一同「はい」
哀川(保科ちゃんのチームだ。この間練習したとこだ)
藤原(・・・)
上本「おそらく・・・であるが、もし新リーグができれば「特別指定枠」というものを使って、大学生をしながらも球団と契約すればプロの選手として試合に出る事ができるんだ」
藤原(まじか・・・大学に行きながらプロのレベルに・・・)
上本「という事で、プロの球団が今大学生のスカウトに力を入れている。地元選手を球団に入れて。など、まぁ大人の事情もあるがな・・・」
一同(そりゃ、気合入るわ)
上本「で、キングスが遠征中で、西宮市立体育館で練習試合が出来る事になった」
一同「うひょ〜〜。まじかよ」
上本「そのかわり、球団関係者はその練習試合を見るようだ。回りくどいのは面倒だからはっきり言うぞ。哀川と藤原の二人は高校時代にいくつもの球団からも誘いが来ただろう」
藤原「あ、はい」 哀川「はい」
上本「しかし大学に行くために球団を断った。進学を選んだんだ。もし、リーグが発足すれば大学に在学しながら球団に所属できる。恐らく日本中が哀川和彦を狙いに来るはずだ」
哀川「・・・・」
上本「何故、私が全員の前でわざわざ言うのかは、わかってほしい。私達は関西二部リーグで、去年までの注目度は低かった。しかし、新チームに哀川和彦が入り、世間の注目を浴びている。これから戦う試合は常に注目される事になる。それを自覚して戦うのと、自覚せずに戦うのでは成長速度が違う」
みんな監督の話を真剣に聞いている
上本「だが・・・・私は哀川和彦だけのチームになるとも思っていない。それぞれがプロのチームから声をかけられるような存在になって欲しい」
少し感動している部員
上本「まずは、それぞれが自分の仕事をこなして、今度のトーナメントは絶対に優勝するぞ。その第一歩だ。」
部員「はい!!」
上本(ふふふ、私としてことが、ちょっとカッコいい事を言ってしまった・・・)
ある2年生が小声で独り言をいっている
「でもぅ〜。みんなチャンスあるのはわかるけど、哀川和彦だけのチームじゃない、って言って、スタメンの4人一年生ってちょっとテンション下がるっス」
監督に聞こえていた
上本「うっ」(痛いところを・・・くそう、そう思うのなら練習しろ)
解散して部室で着替えているメンバー
哀川「拓、今日ウチ来るだろ?」
藤原「ああ」
哀川「ああ、そうだ。羽生ちゃんと森安ちゃんもおいでよ」
羽生・森安「え?」
哀川「時間ある?」
羽生「ああ、俺はあるよ」
森安「おう、ええでぇ〜。帰りは原付やからな。飲まれへんけど・・・」
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頑張ります。
楽しみです