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2016年11月07日

ディアボーイズの続きが見てみたい126話 〜瑞穂のオープニングショット〜

湘南大相模が2点先制


高階がボールを運んでくる。


トーヤ「ふいぃぃぃ〜」(とりあえずっと)


湘南はマンツーマン。


なんと高階にはチャーがついていた


チャー(平面ならお前に負けない・・・ガードを舐めるなよ。すぐにできるもんじゃね〜ぞっと)


ローポストに構える湯川を、布施はしっかりとマーク、ボールをいれさせないようにしていた


トーヤ「おぼっちゃん、ファーストショットはあげるよん!」


シュッ!!


榎本「ど〜もっす」


シュッ!!すぐさまミドルショットを打つ。


哀川「はやい」

藤原「ああ、あれならマークされね〜な」

三浦「やるじゃん、えの」



布施「リバウンドだぁ〜〜」



ガン!!



榎本(・・・)



大門がリバウンドを奪った。


布施(なんだ、こいつそんなに動いてね〜)


戻りが早い瑞穂。


またも1−3−1ゾーンを組む。


スタートの攻撃と全く同じ。布施が動きボールをもらいにいく。
近藤のワンオンワンをあっさりと制して、ゴール下を決める。

布施(なんだ・・全く手ごたえがない)



湯川「高階、すまねえな。よくわかった。なかなか面白い相手だ」

トーヤ「ふぅ〜、4点とうちの攻撃の2点で合計6点は貸しだからね」

湯川「おいおい、攻撃の2点は生意気坊主がしっかりと決めね〜のが悪いんだろ。スクリーンアウトをみたかっただけで、シュートを外せとは言ってね〜」

トーヤ「お〜い、生意気おぼっちゃん。君のせいだって」


血管が浮き上がっている榎本
「すみませんねぇ〜、いつもいつも・・・」


湯川「まっ、俺達がいるうちはいいが、お前もあと1年たった時に、ファーストタッチでのシュートが如何に大事かがわかるようになるさ」


トーヤ「さてと・・・ではでは。ファーストタッチの手本とやらを見せてもらいましょうか」


湯川「あったりめ〜だ」



ボールを運ぶ高階

と、同時に湯川以外の4人はコートの左端によっていく。


榊原「アイソレーション!?」


布施(な!?アイソレーション?)


トーヤ「ほれ、まずは邪魔しね〜よ」


チャー(歩ちゃんと1対1か。へぇ〜おもしれーじゃん)



ボールをもらう湯川

残りのメンバーは完全に左サイドに固まり、右サイドでは湯川と布施が睨み合う。


湘南大相模は高階をマークするチャー以外は、自らのマークマンを外してヘルプにいく事も考えている。


ただ、どうしてもこの1対1を邪魔してはならない気もしていた


大声を出す布施
「おい、まずは俺一人でやらせてくれ」


湘南4人(ふっ、言うと思ったよ歩ちゃ〜ん)



ドリブルを始める湯川
「いいのか?数秒後に後悔するぞ」


布施「あっ?止めてしまって試合の行方が開始早々わかるからか?」


湯川「ふっ。面白れ〜やつだ。満員の会場で恥かいて立ち直れなくなっても知らね〜からな」



腰を落として待とうとする布施

ドン!
布施「・・・・・・・」



湯川の一番の特技はペネトレイト。
0からトップスピードに入る瞬発力は、アメリカのバスケットでも注目されていた。


日本人の骨格(筋力)では、どうしても短距離が劣ってしまう事はアジア人共通の肉体的限界であった。
しかし、近年トレーニングによって、アジア人でも短距離走で世界の上位に入る事がある。またリレーでは、バトンのテクニックでそのタイムも縮める事にも成功、今や世界のトップクラスの技術を持つ。


湯川には天性の筋力だけでなく、アメリカでそのプレーを何度も目の前で見せられた経験があった。



一つ気付いた事がある。



ペネトレイトはタイミングが重要。





来るとわかっていても、いつ来るかわからない。0コンマ何秒での勝負の世界では、タイミングが少し変わるだけで、それはもう取返しのつかないものだ。

そのタイミングを自由に操れれば、相手が追いつける事はない・・・


あっさりと布施を抜いていた・・・


湯川「気合い入れ過ぎだ。腰を落として待とうとした瞬間が、お前が俺に抜いて下さいって言ってる合図だ・・・」



「はええええ〜」
「布施が動けね〜」
「また、派手なダンクだぁ〜〜」


二歩のステップを踏み


タン

タン



すぅっ







パス









レイアップシュートが決まる。


「湯川きたぁぁぁ」
「お〜い、ダンク見せてくれ」
「瑞穂にしたら地味なオープニングショットじゃん」


榊原「なんて綺麗なレイアップなの」


布施(か、かんぺきなレイアップだ・・・)


ハイタッチしている高階と湯川

トーヤ「ドSだね。やっぱ湯川チンは」

湯川「そうか?」

トーヤ「布施の得意技をわざわざ決めるなんて・・・」

湯川「別に・・・」

爆笑しているトーヤ
「いいね〜、そのクールなのも」


DEARBOYS NEXT




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